六人いた!写楽 の商品レビュー
東洲斎写楽の正体は能役者の齋藤某なのに何を今更?と思って読んでいくと、アマチュア画家にそんなに大量に描く時間と質を保てたのかという疑問からトンデモナイ結論に達している。 百花繚乱と化した既存の説から検証しているのが好ましい。絵の中にヒント出したとかコジツケのように感じるところもあ...
東洲斎写楽の正体は能役者の齋藤某なのに何を今更?と思って読んでいくと、アマチュア画家にそんなに大量に描く時間と質を保てたのかという疑問からトンデモナイ結論に達している。 百花繚乱と化した既存の説から検証しているのが好ましい。絵の中にヒント出したとかコジツケのように感じるところもあるが出した結論は面白い。写楽が枕絵を描かなかった浮世絵師である事もこの結論ならば少し合点がいく。真実はともかく絵画ミステリーとして楽しく読ませていただいた。
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