翔ぶ少女 の商品レビュー
阪神淡路大震災によって、一瞬のうちに失われた家族と新しく生まれた絆が描かれていく。 震災という非常にシリアスなテーマと、少女に羽がはえるというファンタジーにギャップはあるものの、3人の子供たちの素直さや真摯さに救われる。 大人が読むには少し物足りなさを感じるけれど、子供にはぜひ読...
阪神淡路大震災によって、一瞬のうちに失われた家族と新しく生まれた絆が描かれていく。 震災という非常にシリアスなテーマと、少女に羽がはえるというファンタジーにギャップはあるものの、3人の子供たちの素直さや真摯さに救われる。 大人が読むには少し物足りなさを感じるけれど、子供にはぜひ読んでほしいなぁと思う本。 この本に限らずではあるけれど、原田マハさんは登場人物の名前を付けるのが苦手?あるいは凝りすぎ?名前によってリアリティがずいぶん薄らいでしまう(童話のようになってしまう)のは残念。
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リアリティのある題材とあまりにファンタジックな内容のギャップ。それでもストーリーは真摯に読ませてくれるものの、以前も著者の作品(旅屋おかえりとまぐだら屋のマリアだったか)について同じことを感じたけど、登場人物への不自然な名付けはなくてもいい(むしろない方がいい)のになぁと個人的に...
リアリティのある題材とあまりにファンタジックな内容のギャップ。それでもストーリーは真摯に読ませてくれるものの、以前も著者の作品(旅屋おかえりとまぐだら屋のマリアだったか)について同じことを感じたけど、登場人物への不自然な名付けはなくてもいい(むしろない方がいい)のになぁと個人的に思う。
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95年大震災時から、復興とともに直向きに前を向いて歩む佐元良家の大黒柱と三兄妹。周りの人の願い、自分たちの願いは一人一人が心の風邪が治って元気になること…。著者の意外なこの分野は優しすぎる程、可愛すぎる程、、ど真ん中のストレートボールを投げ込んでのファンタジー仕上げ。涙を浮かべな...
95年大震災時から、復興とともに直向きに前を向いて歩む佐元良家の大黒柱と三兄妹。周りの人の願い、自分たちの願いは一人一人が心の風邪が治って元気になること…。著者の意外なこの分野は優しすぎる程、可愛すぎる程、、ど真ん中のストレートボールを投げ込んでのファンタジー仕上げ。涙を浮かべながらも微笑ましい…"子供たちも読んで欲しい"には深く頷ける絶品の一冊。
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阪神大震災の朝から始まる物語。 火の手が回り 身動きがとれなくなった両親を 目の前で見放さざるをえなかった3兄妹たち。 この状況だけで 胸が詰まって 読み進めるのが辛くなりましたが 救いの手が差しのべられ 元気に明るく成長する姿に 希望がもてました。
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阪神大震災での話し。少し泣けたな~でも翔ぶ話しはいらないような… 2014.3.4
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
阪神淡路大震災と震災孤児をテーマにした作品。阪神淡路大震災があった時、まだ小さかったのであまり記憶に残っていないが多くの建物が倒壊し、神戸の街が燃えていたのはうっすらと覚えている。地震があったと私と同じくらいの年齢の兄妹が震災で親と死別し、それでも逞しく生きる姿は読んでいて勇気を与えられた。阪神淡路大震災も東日本大震災も日本人としては風化をさせてはいけないと改めて思った
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19年前の1月17日早朝から始まる物語。 長田区のパン屋さんの三兄妹イッキ・ニケ・サンクは、いつもの朝を迎えるはずだったその日に、目の前で両親を失う。 三兄妹を助けてくれたのは、同じ町で心療内科を営むゼロ先生こと佐元良だった。 その後、ゼロ先生は兄妹を引き取り、日々は過ぎ4人は...
19年前の1月17日早朝から始まる物語。 長田区のパン屋さんの三兄妹イッキ・ニケ・サンクは、いつもの朝を迎えるはずだったその日に、目の前で両親を失う。 三兄妹を助けてくれたのは、同じ町で心療内科を営むゼロ先生こと佐元良だった。 その後、ゼロ先生は兄妹を引き取り、日々は過ぎ4人は家族となっていく。 読み始めてすぐ、涙をこらえられなくて、「しまった」と思った。 読み進めて今度は、混乱した。 ――えっ、こういうお話?どういうこと? そこにファンタジーの必要を感じられず、また「しまった」と思った。 少し冷却期間を、と間に別の本を挟んだ後、続きを読む。 今度は混乱しながらも読みきった。 読み終わったら、先ほどまで不要だと思っていたニケに起こる奇跡を柔らかく受け止められていた。 読後感はとてもいい。 だけど、やはり別々のお話にしてほしかった気持ち、優しくて希望に溢れたお話をありがとうって気持ち、いろいろ複雑な気持ちが湧いて、なかなか感情を整理できない。 この物語を読んで、前を向けるようになったり希望を持てるようになったりする人(とりわけ子どもたち)が一人でも多いといいなと思う。 でもわたし自身は今はまだ、好き嫌い良い悪い、どんな評価もつけることができない。 ・・・・・・・・・ 逸騎・丹華・燦空と兄妹の名前がいわゆるキラキラネームっぽいのは許容範囲なのだけど、 ゼロ先生の苗字が「佐元良(サモトラ)」は、ちょっとやりすぎかと(^^;)
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災害のテーマのものを読むと考えてしまうこと。 被災した地域の人だけ なぜ咄嗟に人生最大の決断をしなくてはならないのか。 それでなくとも大変な環境なのに、畳み掛けるように我慢我慢を強いられるのか。 なぜただ生きていこうとしているだけなのに長い間憐みの目でみられてしまうのか。 なぜ...
災害のテーマのものを読むと考えてしまうこと。 被災した地域の人だけ なぜ咄嗟に人生最大の決断をしなくてはならないのか。 それでなくとも大変な環境なのに、畳み掛けるように我慢我慢を強いられるのか。 なぜただ生きていこうとしているだけなのに長い間憐みの目でみられてしまうのか。 なぜ被災前のような『普通の日常』に戻れないのか。 阪神大震災発生からはじまるこの物語も 涙しながら理不尽なこんなことを鬱鬱と考えてしまいます。 ほとんど関西弁だからでしょうか。 笑いが日常のそこかしこにある関西人が登場人物だからでしょうか。 主人公である、イッキ・ニケ・サンクの兄妹と その兄妹を助けて一緒に生活をするゼロ先生の明るさに助けられ 時々泣くことから脱出し、笑ったりしてしまいます。 ニケに起こった奇跡。 これは必要かな…と読み進めるとラストの盛り上がりで そういうことだったんだ、こういうことの表現だったんだと判りました。 さすが勝利の女神!と納得の一冊です。 しんどいときほど笑い飛ばすゼロ先生がカッコいいです。 笑いと誰かを想う強いエネルギーで 温かい気持ちに包まれてます。マハマジックですね、これは。
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またもや内容を知らずに読み始めて、頁をめくる手が止まる・・・う、震災の話だったか。。。 いずれにしても読むのですが、だから知らずに読み始めてしまった方がいいのですが。 心を決めて読み進めるが、また止まる・・・え?そっち系の話!?(そっち系ってどっち系だか知りませんがw) それ...
またもや内容を知らずに読み始めて、頁をめくる手が止まる・・・う、震災の話だったか。。。 いずれにしても読むのですが、だから知らずに読み始めてしまった方がいいのですが。 心を決めて読み進めるが、また止まる・・・え?そっち系の話!?(そっち系ってどっち系だか知りませんがw) それでも懲りずに読み進める・・・ふむ、書かれてあった非現実的な出来事は棚上げにしてよい感じの希望と救いと、思いのこもった物語でしたね。 受け止め方は様々かもしれませんが、ご一読をお勧めいたします♪
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ちばてつやの「ハチのす大将」を思い出す。 子どもからの視線、気持の叙述が自然と思う。 はっきりとした起承転結の構成と思う。
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