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ランチタイムは死神と の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2023/03/21

わたしは死神。 人が死ぬ時に、魂を死後の世界に連れて行くのが仕事です... 島野と言う冴えない男性、実は、彼は、、、 死神が見えてしまった2人の女性。 自分の命をかけて、もうじき死が訪れる知り合いを助けるのか? それとも、、、 なかなか悩ましい問題ですね。

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2022/12/29

死神が見えてしまった人のお話 死が近づいていたりすると、死神が見えるらしい 鳥野と名乗る死神が見える多美と麦穂 同じ会社の人たちも鳥野と会話をしたりしているが、他の人が話しているという認識をさせているだけで、実際には他の人には認識されていないという それよりも、死神は人が死ぬと...

死神が見えてしまった人のお話 死が近づいていたりすると、死神が見えるらしい 鳥野と名乗る死神が見える多美と麦穂 同じ会社の人たちも鳥野と会話をしたりしているが、他の人が話しているという認識をさせているだけで、実際には他の人には認識されていないという それよりも、死神は人が死ぬときに魂を死後の世界に連れて行くのが仕事 死神が見えるというという事は、自分か身近な人がもうじき死ぬ場合 多美は憧れの男性がいたが、その婚約者が死ぬ妄想に囚われてしまう そのせいで本体の運命が変わったため、多美に突きつけられる究極の選択 麦穂は貧乏が嫌いで、高収入の人と結婚して有閑マダムな生活を送りたいと思っていた しかし、今の生活はどうかというと、自分は恋人と言い聞かせているがほぼ愛人状態 仕事も熱を入れているわけではなく、自分にも才能があるのではと思って投稿している小説も一次審査すら通過しない そんな中、同じ会社で自分よりも見た目が悪い地味な女性が小説の賞を受賞してデビューしてしまう 最後まで読むと、鳥野という存在がどんなものなのかわからなくなる 伊坂幸太郎の「死神の精度」の設定の死神よりは人間に対して干渉してきている それもいい方向に ダイエットと称して、毎日おにぎりしか食べない女性 うーん、消極的なアレというのは現代において結構問題な気がする セルフネグレクトは男に多いけど、これはさらに酷いやつか? ただ、自分の思うことは自分だけの問題であって、その事で人に非難されるのは筋違いですよね あと、運命の綱引き 自分が綱を引いたとしても、相手に気を使う必要もない まぁ、どっちが勝ったのか負けたのかもまた人それぞれですしね

Posted byブクログ

2022/06/13

恋愛や仕事がうまくいかず、閉塞した日々を送る 2人の女性の前に現れた「死神」。死と向き合った 時、生きることの実感と歓びを知るのかもしれない…。 おとぎばなしをモチーフに描く寓話的ミステリー。

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2020/11/21

死神のキャラとしての魅力が無い。 平坦で感情が希薄なのに普通の人の変な取引に乗るとか、色んなヒント出したり。1話づつ別タイプの死神にしてもよかったような。一人(綱引き)にそんなに時間割けるなんて、死ぬ人が少ないのか死神が異常に多いのか。小説のデビューで命取られるって、ちょっとね。

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2018/08/21

死神が見えてしまった人たちのお話でした 生きているけど 積極的に生きていない それって緩慢に死に向かっているのでは? それって生きているっていえるの? そんな主人公たちの 再生のお話でしたね 死神さんがでてくるお話は大好きです とても おもしろかったです

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2017/10/26

わたしは死神。人が死ぬ時に魂を死後の世界、黄泉の国へと連れて行くのが仕事です。今、わたしがここにいるのは、あなたか、あなたのそばにいる誰かが、もうじき死ぬからなんですよ…。憧れの男性の婚約者が死ぬという妄想に囚われてしまったOL多美。窓際族の総務部主任島野に悩みを打ち明けると、存...

わたしは死神。人が死ぬ時に魂を死後の世界、黄泉の国へと連れて行くのが仕事です。今、わたしがここにいるのは、あなたか、あなたのそばにいる誰かが、もうじき死ぬからなんですよ…。憧れの男性の婚約者が死ぬという妄想に囚われてしまったOL多美。窓際族の総務部主任島野に悩みを打ち明けると、存在感の薄い中年男は、奇妙なことを言い出した―。感涙の不思議ミステリー。 (BOOK データベースより)

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2015/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルと表紙の絵でライトノベルかと思ったのに全く違いました。軽い話かと思ったのに死の選択を迫られたり、生の不確かさと死の確実性を語るなかなか重い内容。

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2015/05/20

「窓際の死神」を改題して文庫化したもの。 「窓際の死神」は既読だったが、読みやすかったのでこの文庫も読み終えた。

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2014/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生き方を思い悩む若い女性の前に死神が現れ、それをきっかけに彼女たちが再生するという物語。大きく2話が収録されていて、一話目は職場の男性への片想いに悩む多美、二話目は小説の新人賞で落選続きの麦穂の目線で語られる。オッサンの私とは境遇が全く異なるものの、その生きることへの悩みは他人事とは思えなかった。それだけに、彼女らが再び力強く歩き始め、ホッとした。 自分が今こうして行きているのは、家族や友人など多くの人のおかげ。でも、案外日頃は忘れがちだ。それが、死神が現れて初めて、目の前に突きつけられる。人間だれしも、明日生きている保証はない。唐突に死ぬかもしれない。これも、やっぱり当たり前だけど、忘れがちなこと。だからこそしっかり生きなければならない。ーーそんなことを思った。 死というテーマでありながら、物語はけっして重くない。むしろ、ときにコミカルに、軽やかに進む。死神が登場する映画「Sweet Rain 死神の精度」を連想した。あの映画の死神のカッコ良さと比べるとこちらは少し冴えないオジサンだが、どっちのキャラクターも嫌味がなく好人物に感じられた。いや、正確には「好死神」と呼ぶべきか。とにかく、どんな生き方をしても最期はみんな死ぬ。できることならしっかり生きて、死神が現れたときには穏やかに一緒に美味しいランチでも味わいたいものだ。そんなことを言っている人に限って、いざとなったらジタバタ悪足掻きするのだろうけれど。 ちなみに、巻末の解説は、「食堂つばめ」の矢崎存美さん。生死の間のモノが登場したり、食事が重要なポイントの一つになるという意味では、「食堂つばめ」の世界と通じるものがあった。食べるとは、生きるということ。「食堂小説」として、本棚のつばめ、かたつむり、つむじ風と並べておこうかと思う。

Posted byブクログ

2014/02/09

201402/死神の設定や物語の構成(章立て)がしっくりこなかったけど、柴田さんの書く、弱さもあるけど認めた上で力強く生きようとする女性像に励まされる一作。

Posted byブクログ