その峰の彼方 の商品レビュー
評する自分の考えを表す言葉が思いつかない。どうもホテル投資の話が挟み込まれている事が、美談でまとめたがっている頭の中で、嫌悪を感じてしまっている。何となく勿体ないなぁ。
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500アラスカのマッキンリーを舞台とした山岳小説.大自然にたいする詳細な記述や心理描写がみられるか,少しくどい感がある.読んでいても今一乗り切れず後半はとりあえずストーリーを追うだけになってしまった.余計なお世話だが,もう少し内容を絞って中編小説位にした方がよかったかも.筆力ある...
500アラスカのマッキンリーを舞台とした山岳小説.大自然にたいする詳細な記述や心理描写がみられるか,少しくどい感がある.読んでいても今一乗り切れず後半はとりあえずストーリーを追うだけになってしまった.余計なお世話だが,もう少し内容を絞って中編小説位にした方がよかったかも.筆力あるだけに残念.
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INTO THE WILDと同じにおいがして492ページの長編作ハードカバーで購入。 極寒の北米最高峰マッキンリーの冬期単独登攀を試みるクライマーが、人生を賭して見たものとはなにか。彼を救うために、友人や現地ガイドが二重遭難のリスクがありながらも、レスキューに向かう話。 なぜ山...
INTO THE WILDと同じにおいがして492ページの長編作ハードカバーで購入。 極寒の北米最高峰マッキンリーの冬期単独登攀を試みるクライマーが、人生を賭して見たものとはなにか。彼を救うために、友人や現地ガイドが二重遭難のリスクがありながらも、レスキューに向かう話。 なぜ山に登るのか、なぜ生きるのか。彼の人生を通して、周りのひと彼自身も生きる意味を知り分かち合っていく。 アラスカで出会ったインディアンの話す、文化や考えが素晴らしくて興味深かった。 読んでいてメモを取ってしまうところ多々。いろいろ考えさせられます。 人間は自然の一部であること。 生かされていること。 心を開いて感じるすべてを受け入れること。 北欧に行った時、大自然を前に、人間はちっぽけでほんとに生かされている存在なんやなぁと感じたの思い出した。考え過ぎて悩むこともあるけど、案外どうしたいか何がほしいか心は決まってたりするもんで。人の行動にはすべて奥深い意味があるそうです。うん、そうやなぁ。 専門的な用語表現多く、なかなか頭の中で映像化されないけどかと言って読み疲れることもなく。 最後の選択も潔いというかなんというか!考えさせられる小説、面白かった!!
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単独で極限状態に身を置き頼れるのは自分の気力と技術、そして神がもて遊ぶ運という天秤に翻弄されるちっぽけな一人の人間。命を落とす危険があるにも拘らず、ソロで世界最高峰クラスの山に挑むことは、自分の限界に挑戦するとか、誰よりも困難な事を達成し生きているという充実感を得たいがためなのか...
単独で極限状態に身を置き頼れるのは自分の気力と技術、そして神がもて遊ぶ運という天秤に翻弄されるちっぽけな一人の人間。命を落とす危険があるにも拘らず、ソロで世界最高峰クラスの山に挑むことは、自分の限界に挑戦するとか、誰よりも困難な事を達成し生きているという充実感を得たいがためなのかなと、漠然と思っていた。それでも自分の中にまだ納得出来ないところがあったのだが、本作を読んで自分の中にスッと落ちてくるものがあり、山に惹かれる人々の心が多少なりとも理解できたのが良かった。ただ、中盤と終盤の展開の違いが気になる
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北米最高峰のマッキンリーを舞台にした山岳小説。主人公の登山家津田は、身重の妻おり進行中の事業があるにも関わらず困難な厳冬の未踏ルートに単身挑み消息を絶つ。大学時代の友人吉沢を中心とした救助隊の決死の捜索の結果,瀕死の状態で発見されるが,さらに障害が…。山に登ることと生きることを,...
北米最高峰のマッキンリーを舞台にした山岳小説。主人公の登山家津田は、身重の妻おり進行中の事業があるにも関わらず困難な厳冬の未踏ルートに単身挑み消息を絶つ。大学時代の友人吉沢を中心とした救助隊の決死の捜索の結果,瀕死の状態で発見されるが,さらに障害が…。山に登ることと生きることを,クライマーの魂を描く壮大な小説。読もう読もうと思いながら,500頁近くの大作に二の足を踏んでいたが,読み始めたら一気呵成に読了。さすがの作者さん,力のこもった山岳小説だ!
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山岳小説は新田次郎さんの物を少し読んだ事がある。 これだけ大作の物は初めて。 命を懸けてさえ登頂せずにはいられない冒険者の心は正直わからない。 しかし自分という人間を知りたい時、全てを賭けてでも前進せずにはいられない。 これも人間にはの本質の一部なのかも知れない。 そんな事を感じ...
山岳小説は新田次郎さんの物を少し読んだ事がある。 これだけ大作の物は初めて。 命を懸けてさえ登頂せずにはいられない冒険者の心は正直わからない。 しかし自分という人間を知りたい時、全てを賭けてでも前進せずにはいられない。 これも人間にはの本質の一部なのかも知れない。 そんな事を感じた。
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山岳小説としての描写・構想力はいくつもの作品を手掛けてきた 筆者ならではのもので、高い水準にあると思います。 ただ、前半から終りまで、 「いい奥さんに恵まれ、子供も誕生する。 大きな仕事も実現に向けてあと一歩のところまで順調に来ている。 なのに、なぜこんな危険な登山に向かったの...
山岳小説としての描写・構想力はいくつもの作品を手掛けてきた 筆者ならではのもので、高い水準にあると思います。 ただ、前半から終りまで、 「いい奥さんに恵まれ、子供も誕生する。 大きな仕事も実現に向けてあと一歩のところまで順調に来ている。 なのに、なぜこんな危険な登山に向かったのか? 津田は何に突き動かされて山に向かったのか?」 という主題の問いかけが何十回と繰り返されます。 問いかける人を変え、シチュエーションを変え、 何度も、ひたすら、くりかえし出てきます。 また、津田救出に至るまでも、 津田はこんなに周りから愛されてる奴で、死ぬ筈がない。 きっと生きてる。きっと助かる。奇跡を信じようという話が 人を変え、シチュエーションを変え、延々とくり返されます。 分厚い本ですが、ちょっと話が進むと、上の二つが出てくるので もう少し繰り返しを避けて内容を絞り込めなかったのか という気がします。 それに耐えられる人は面白く読めると思います。 正直、自分に酔ってると感じる人物が多く、 そこに違和感をかんじることも多かったです。
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【生と死の本質に迫る、感動の山岳長編】愛する人々を残し、単身厳冬のマッキンリーに挑み消息を絶った津田。山に登ること、生きることの意味を問いなおす山岳小説の最高峰。
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山の話みたいだからと手にとってみたら、映画になった『春を背負って』を書いた作家さんだった。 これは読まねば。 冬のマッキンリーに単独で登った津田が遭難したとの一報が吉沢の元に入る。 自分に山の面白さを教えてくれた津田の捜索のため吉沢はアラスカに飛び、現地の捜索隊と合流して過酷な...
山の話みたいだからと手にとってみたら、映画になった『春を背負って』を書いた作家さんだった。 これは読まねば。 冬のマッキンリーに単独で登った津田が遭難したとの一報が吉沢の元に入る。 自分に山の面白さを教えてくれた津田の捜索のため吉沢はアラスカに飛び、現地の捜索隊と合流して過酷な冬のマッキンリーに挑む。 ドキュメンタリーなのか?と思わせるほどの緊迫感。 雪に覆われた厳しいマッキンリーの情景描写や登攀の様子がリアルで、登攀日誌を読んでいるよう。 悪天候や雪崩で行く手を阻まれながらも、遭難した親友を捜して模索する姿に、「早く助けてあげて!」と手に汗握る。 マッキンリーとはいわなくても、ちょっとでも山登りをしたことがある人なら臨場感たっぷりに読み進めることができる。 中盤過ぎまでは。 後半、そんな勢いも一気に失速する。 登場人物の心理描写がしつこくてくどい。 同じことを何度も言ったり思ったり、だけどその自問自答の答えは出なくて、やっぱりことあるごとに同じことを思ったり言ったり。 あと、物語がだんだん津田を取り巻く環境の話になっていくんだけど、それは余計だったんじゃないかな。 そのせいで、遭難の緊迫感とかインパクトが薄れてしまう。 ラストのために津田の人物像を鮮明に描きたかったんだろうけど、ちょっと過剰だと思う。 後半部分がもう少し簡潔だったらもっと面白かっただろうなという印象。
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笹本さんネタ切れでしょうか? またもや超大作かなと読み始めたら、前半はものの見事にのめり込んで行きましたが、後半は読むに値しないくらい酷い内容でした。 残念です。
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