減速して自由に生きる の商品レビュー
この題名の本を手に取っている時点で、そういう考えに賛同する考えは持っているけど、かなり偏ってる考えだなと思った。 一見、ダウンシフトする人もしない人もなんでも受け入れるダウンシフトだけが全てじゃないと言ってるけど、自分の考えが絶対だと思ってる感じが伝わってくる。 そっち側に振り切...
この題名の本を手に取っている時点で、そういう考えに賛同する考えは持っているけど、かなり偏ってる考えだなと思った。 一見、ダウンシフトする人もしない人もなんでも受け入れるダウンシフトだけが全てじゃないと言ってるけど、自分の考えが絶対だと思ってる感じが伝わってくる。 そっち側に振り切れない自分がいるからそう思うのかもしれない。 約15年前ぐらいの本なので、その時の主張がどうなっているのかという視点で読むのもおもしろい。 昔よりは確実にダウンシフトに向かっているけれど、全員がそうなったら果たして社会は存続するのか、成長しない社会は成り立つのかと思った。
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自分もいわゆるダウンシフトした一人であるため、ある程度共感というか納得はできた。成長を絶対的是とする価値観しか持てなかった人には良書であろう。 一方で著者の独りよがりに見える部分も多々ある。ダウンシフトが視界によぎる人って、著者のように行動力のある人は少ないのではないだろうか。著者は自分のことを怠け者とか横着者とか言っているが、自営はもちろん自炊や下手したら外出している時点で怠け者ではない。友人も多そうだし、妻帯者で子供もいるようだ。 著者の言うダウンシフトとは所詮生活レベルのダウンシフトであり、意識はむしろアップシフトしている。要は"意識高い系"である。人は、少なくとも自分は、この"意識の高さ"に胃もたれするのである。ブランド物が不要なのと同様に、オーガニック食材も不要なのだ。真のダウンシフトは自炊なんてエネルギーを要求されることはしない。カップラーメンを食べつつ、湯を沸かすのが面倒くさいと考えるのが、真のダウンシフターズの志向ではないだろうか。農業なんて冗談じゃない。疲れるじゃん。 ダメ人間であることを肯定してほしくてこの本を手に取ると、ひどいしっぺ返しを食らう。
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資本主義から降りて身の丈にあった生活の中に幸せを見つけ出した男の話。閉塞感漂う日本に違和感を持つ人には是非読んでほしい一冊だった。お金を稼ぐ=幸せになれる。ではないと実感出来て前向きな気持ちになれたので良かった。 作者のようにここまで振り切った生活は出来ないかもしれないけど日常に...
資本主義から降りて身の丈にあった生活の中に幸せを見つけ出した男の話。閉塞感漂う日本に違和感を持つ人には是非読んでほしい一冊だった。お金を稼ぐ=幸せになれる。ではないと実感出来て前向きな気持ちになれたので良かった。 作者のようにここまで振り切った生活は出来ないかもしれないけど日常に取り入れていきたい節約術やお金を使わない考え方は誰にでも参考になると思う。
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著者の経験や考えていることを詰め込んだ、詰め込み本!って感じで読んでいてとても楽しかったし、自分の中の色々な思いを昇華することもできた気がして、出会えてほんとに良かった本。 新卒カードを使っていい企業に就職しなきゃ… 今まで支えてくれた親のためにもいい給与のところに… みんなと...
著者の経験や考えていることを詰め込んだ、詰め込み本!って感じで読んでいてとても楽しかったし、自分の中の色々な思いを昇華することもできた気がして、出会えてほんとに良かった本。 新卒カードを使っていい企業に就職しなきゃ… 今まで支えてくれた親のためにもいい給与のところに… みんなと同じ波に乗っていたい。馬鹿にされたくない。 そんな思いに支配されて、自分で自分をぐるぐる巻きにしてしまっていた私には、視野が広がる感じがしてとても良い本だった。 道は無限にあるな。時間もあるし、ゆっくり考えよう。 いい悪いじゃなくて、 あなたはこう思うんだね。私はこう思う。 そんな主張が当たり前にできるようになったらいい社会だなと思う。
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気楽に気ままに、頑張らずに生きていきたい私にはとても良いアイディアをいただきました。 しかもそれを実践してる方なので説得力が増し増しです! 雇用されていないと不安という目の前の収入と将来に対する漠然とした不安は切っても切れないくされ縁ぐらい思ってたけど、そういう考えをすれば良いの...
気楽に気ままに、頑張らずに生きていきたい私にはとても良いアイディアをいただきました。 しかもそれを実践してる方なので説得力が増し増しです! 雇用されていないと不安という目の前の収入と将来に対する漠然とした不安は切っても切れないくされ縁ぐらい思ってたけど、そういう考えをすれば良いのね!とパッと未来がほんのり明るくなりました。
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絶妙な力の抜け加減の啓発本。 ゆっくりではあるけど、著者が言う世界へと近付いていると思う。 著者が今どこで何をしてるのか気になる。 自分も自分なりに実践を積み重ねていこうと思う。
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本作は、脱サラしてバーの店主をつとめる髙坂氏が、「もうやめちゃいな」と世に疲れた我々を、社畜人生からドロップアウトすることをそーっと誘う良書です笑 ・・・ あー、会社辞めたいとか、好きなことだけして生きていけたらいいなあ、とか、そういう気持ちってありますよね。私なんかしょっちゅう笑 でも家族のことを思い出したり(忘れんなよ)、自分のプライドだったり、やっぱり収入は欲しいよねという我儘があったりして、このレッドオーシャンから抜け出せないでいると。 そんな時代にあって、筆者が強く主張するのは、「ダウンシフト」。誤解を恐れずに言えば、身の丈にあった生活にリサイズして(もちろん縮小方面ですよ)、そして自分の好きなことをしよう、というお話です。 ・・・ その目玉といえば、半農半Xなる筆者の造語。 つまり半分は自給自足を行い、残りの半分は自分の好きなことを生業にするということです。 筆者のいう自給自足は、耕作放棄地を非常に安価(もしくはただ)で借り受けるなどして利用し、自然に近い形で育てるものらしく、いわゆる商品として育てる農業ではない様子。コメと大豆を植えるそうですが、手をかけすぎないことで、逆に力強い味わい深い実がなるそうです。 こうした主食は、そのまま食べたり、味噌や納豆などにして、余ればよそにあげたり、逆にもらったりして、食の安全を確保しつつ費用を抑えることができるとのことです。 って、これだけ書くと突飛ですが、一冊通じて読めば「ありかも」って思えると思います。ちなみに筆者が借り受けた耕作放棄地は千葉県匝瑳市という所。 ・・・ また、身分の身の丈にあった費用(ライフスタイル基準金額)を割り出し、それにあった売上を目指し、それを超えるようならよりサボるよう勧めています。あ、結構飛びますが、すでにサラリーマンを辞めた前提でお話しています。 この頑張らないという視点はとても新鮮で、しかも貴重であると感じました。 儲けるのは悪いことではないし、むしろ楽しかったりするのですが、そこに没入すると自分が何のために生きているのかを見失いがちなんですよね。かなり脱力系の髙坂氏も本作を出版後、生業としている居酒屋の客が増え、売り上げが増えてしまい、倒れたそう。そしてそれ以降、あまのじゃく的に週休三日にし、適正収入に下げたとのこと。 これによりいわゆる機会損失が発生するのですが、氏はこれを「ワークシェアリング」ととらえ、近場の競合店を潤す結果となり、それはそれでよいことだととらえます(自分に必要な売り上げはあるしね)。さらにそうした競合店が逆に、「このお客さんはおたくの方があうと思うから」と紹介してくれたりするようになったそう。 つまり、独り勝ちではなく、コニュニティでの共存という視点なのですね。 ・・・ ということで将来をどう生きようかと悩む、うらぶれたアラフィフにはかなり響きました。 近頃、老後2000万円問題とか色々言われますが、著者のいう半農半Xは個人的には実践可能に見え、こうした生き方をすれば、別に年金がなくても貯金もなくても生きていけそうな気がしました。 ここでは触れていませんが、悩める髙坂青年の半生が本の前半に掲載されており、それを含めて非常に示唆に富む本でした。 今の生き方にしっくり来ていない方、果てしない競争に疲れたかた、もっと自然に近い暮らしをしたいかた、大量生産・大量消費に疑問を感じているかた、こうした方々には大いにおすすめできる作品です。言いたいことが全然かけていませんが、私のような人にはめっちゃおすすめできる本です。お前どんなだよ、って話ですが、まあ読んでみてほしいっす。
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大量生産、大量消費が前提だった価値観を改め、足るを知る。当たり前のように自分に働きかけ、自分が関わるさまざまなシステムから離脱し、ダウンシフトする。コト消費だ、みたいなことを言う前にここから始めるのが本来の人間的生活を取り戻すことになるのかもしれない。 いい意味で違ったマインドセ...
大量生産、大量消費が前提だった価値観を改め、足るを知る。当たり前のように自分に働きかけ、自分が関わるさまざまなシステムから離脱し、ダウンシフトする。コト消費だ、みたいなことを言う前にここから始めるのが本来の人間的生活を取り戻すことになるのかもしれない。 いい意味で違ったマインドセットを受けられた感じがする。良書なり。
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著者の自分語りが多い。 会社員なんてどうせこうだから可哀想。と否定的な意見が強い人。 従業員100人以上の会社社長の息子に生まれて、海外に行ったり、大学もMARCH。 会社辞めて自由に生きようという環境や才能の素地があったのだろう。 普通の人が同じことやってもこんなに上手く行...
著者の自分語りが多い。 会社員なんてどうせこうだから可哀想。と否定的な意見が強い人。 従業員100人以上の会社社長の息子に生まれて、海外に行ったり、大学もMARCH。 会社辞めて自由に生きようという環境や才能の素地があったのだろう。 普通の人が同じことやってもこんなに上手く行かないのではないでしょうか。 一方で、 売上を無理にあげなくても店は成立して生きていけるという計算や、 掃除機を買うとコンセント挿したり片付ける手間が増えるから買わない。 半農半職、冬期甚水不耕起栽培で実質20日間労働で米が作れる。 など作者ならではのダウンシフトによる視点が新鮮で目から鱗だった。
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基本的な主義主張には賛同だし、「総自給社会」「社会に不満を言うのでなく自身が望む社会を体現する」など素晴らしいメッセージも多数。 ただ、以下のような世代的な根底の違いも多々感じた。 私は90年代生まれのバブル崩壊後の世代。正社員として働き30代も近いけれど、年収は260万程度。それでもそれなりに日々を楽しくミニマムに生きている。そして私の周りには同じような同世代がゴロゴロいる。そんな世代の自分からすると、『ダウンシフトして年収350万、それでも楽しく生きてます!』という論旨は、逆に驚きであった。年収350万でダウンシフト、稼がない暮らしなのかあ… 解説にも似たようなことが書かれていたけれど、バブル世代の「頑張れば稼げるけど、そんなに頑張って稼がなくていいじゃん」と、バブル崩壊後世代の「頑張ったって稼げないんだから頑張らなくていいじゃん」の違いを強く感じた。 選択肢としてのダウンシフトと、最初からボトムにいる世代の帰農・ミニマム・反資本主義の差は、なかなか大きいのではないだろうか。 20-30代よりも、40代以上ぐらいの人の方が刺さるかもしれない。
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