へうげもの(文庫版)(十服) の商品レビュー
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石田三成の島津義弘への態度に、だからそれを再三、大谷吉継に注意されてるでしょうが~!とムギャンとなった。 文庫版9服の135席では「諸侯の面目に気を遣われよ」10服の146席では 「決して驕らぬようにな」と言われているのに。 本作では石田三成の苦悩も描かれ、何とか自らの欠点を埋めようと数奇を理解しようとする姿などクキュンと同情するが、やっぱり彼が私の上司だったら嫌だなと思ってしまう。
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本巻は関ヶ原前夜。数寄を理解したふりをする家康と、数寄を理解できずに苦しむ三成、という織部にしたら地獄のような対決が展開する。 信長、秀吉は趣味の違いあれど数寄を本気で好きであった。次代はそうではないということで、なんとなく織部の命運を暗示しているように見える。 それはそうと、前...
本巻は関ヶ原前夜。数寄を理解したふりをする家康と、数寄を理解できずに苦しむ三成、という織部にしたら地獄のような対決が展開する。 信長、秀吉は趣味の違いあれど数寄を本気で好きであった。次代はそうではないということで、なんとなく織部の命運を暗示しているように見える。 それはそうと、前巻あたりから三成にはなんとなく好感をもっている。おそらく著者は三成は「わかった」のだろう。
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