雪月花黙示録 の商品レビュー

恩田陸(著者)

2021/12/31

古風な日本を再現したミヤコと帝国主義のイデオロギーの対立？と、思いきやそうでもなかった。
「精神感応」的な文章と、ライトノベルっぽい世界観とを併せたエンタメ小説です。

2019/05/29

恩田陸っぽいなー
ロミオとロミオは永遠に
にテンションが似てると思う

道博ええな〜
話が面白いというより、キャラが魅力的だと思う

少女漫画のお約束をつめこんだって恩田陸本人が言っているように
場面が絵で想像できたり、アニメで想像できる感じだったな

終わり方も何か続編がありそうな終わり方だった
続編でるなら読んでもいいかなという感じ

2019/03/15

恩田陸が風呂敷を畳めないのはいつものことなので覚悟していました。が。
その斜め下をいく終わり方。

けれどもやはり舞台や設定や雑談が好きだから地雷が見えてても読んでしまう。

しかしこの話はあまり好みな雑談もなく、装丁の美しさのみでしたね。寂しい(´・ω・`)

2019/02/15

お話の舞台が、ファンタジーっぽくもあり、SFっぽくもあり、入り込めるかな、と少し不安になったが、蘇芳や萌黄、紫風といった登場人物がすごく魅力的で、作者の遊び心も感じ、楽しめた。及川はあのミッチーそのまんま。双子の姉妹はあの姉妹がモデルだろうか？ミヤコの世界観も素敵。

2017/11/24

資本主義と王朝回帰の都とに、分断された日本の物語。面白かったけど、ライトノベルの感じで、どうしても主人公たちがアニメキャラに見えてきてしまって、いまいちのめり込めない感じでした。

2017/09/25

美少女＆美少年剣士と理想化された和風の舞台設定が気持ちよくて、楽しく読める。
ラストは、明るいようでいて、そんな単純に懐古主義に走っていいのか？と不穏に思わせるのがまた良い。恩田陸SF作品は、ラストで革新が起こり、登場人物達が希望を持ってそれを享受していくパターンが多い気がするんだけど（「ロミオとロミオ」とか、空港のやつとか）、作者本人もSF読みだし、作者にとっての理想を安直に提示しているわけではなく、「本当にこれで大丈夫なのかな？」と思わせるのを確信犯的にやっているんじゃないかなあ、と思う。
ラストで主人公が読者に語りかけるのは、「マトリックス」に似てたな。

2017/08/24

ミヤコで暮らす強い美少女、萌黄と蘇芳。ミヤコを変えようとする謎の勢力「伝道者」とは。 他の作品よりもラノベっぽいポップなノリで話が進む。蘇芳の明るさはけっこう好きかも。及川道博のモデルって相棒に出てたあの人だよね…？ 個人的には「茜ぇちゃん」に不信感。呼ばれ方もなんかかゆい。幻影城の気持ち悪い描写は、作者の別作品（禁じられた楽園）に通じるものがあった。

2017/05/07

『蜜蜂と遠雷』からきたせいか、アニメ的な世界観になかなか読み進められず。
最後まで読むと、重箱的な構造の中から筆者の狙いや思いが分かって、ハッとしたりドキドキしたりしたが、着地点も含め、納得しづらかった。

2016/09/21

他の方も書かれているが、アニメーション画像が浮かぶ。。

意外にすいすい読めるので　おおっ！いける！！と思っていたらまさかのラストで考え込む。。
「暁の七人」について、続編でないだろうか。。。

紫風の、完璧で冷静な人物かと思いきや
たまに見せる男子高校生っぽい感じが流石。

2016/07/18

このあとどうなる？って気になって楽しく読みました。
蘇芳も萌黄も紫風もすごく好き。
ただなぜか蘇芳と紫風ばかりあらすじや帯で紹介されていたので、萌黄途中で死ぬんじゃないかって心配しました。
萌黄が死んで蘇芳覚醒みたいな！？
杞憂で安心しました。
なんかアニメっぽかったのでアニメで見たいなー