ストーリーメーカー の商品レビュー
物語論 出立→イニシエーション(境界の越境)→帰還 によって物語は構成される。 物語は失った物の重さによって得た物の価値を表現する。 現実には人はたった一回の「行って帰る」で変われるものでもないし、それで構わない。これを繰り返す事で心のバランスを保つ。 越境を経て成長を促す...
物語論 出立→イニシエーション(境界の越境)→帰還 によって物語は構成される。 物語は失った物の重さによって得た物の価値を表現する。 現実には人はたった一回の「行って帰る」で変われるものでもないし、それで構わない。これを繰り返す事で心のバランスを保つ。 越境を経て成長を促す物語がイデオロギー的に淘汰されてきた??自己成長を強いる資本主義社会。 ↔︎マンネリを楽しむ日常アニメに安堵する。(日常アニメが戻ってくる場所はあくまで出発時の「日常」である)↔︎成長を経た日常 「登場人物の機能」を、考える 「物語」のパターンをはみ出たところに残るのが「小説」
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・プロップとかキャンベルとか、「内容を抑えときたいけど正直読むのはだるいな...」って思ってた物語論をまとめて紹介してくれるので助かる。 ・後半の実践編、学生さんが書いた漫画を読んでみたいな。あらすじだけでも誠実でぐっときたよ。 ・著者の主張にちょいちょい「深読みしすぎでは???...
・プロップとかキャンベルとか、「内容を抑えときたいけど正直読むのはだるいな...」って思ってた物語論をまとめて紹介してくれるので助かる。 ・後半の実践編、学生さんが書いた漫画を読んでみたいな。あらすじだけでも誠実でぐっときたよ。 ・著者の主張にちょいちょい「深読みしすぎでは???」となった。
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ストーリーを作るための考え方のヒントを、フレームワークを用いて解説している。 こうした大きな構成や流れの中で抽象度を上げて把握をすると、多くの作品は数パターンに当てはまるんだと気づき、映画を見る際などとても興味深い思考をもたらしてくれる。
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その道の専門学校や大学に行かなければ聞くことができないような、物語の創作に関するわかりやすい論評。 これに沿えば万人がわかりやすい物語を描くことができるという訳では当然ありませんが、少なくとも創作における良い足がかりになると思います。
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巻末の付録を使うための本! 拡大コピーも許されている! 本文は物語論を中心に進められている! 実際に作ってみるしかない!
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帯に「読むな、使え。」とあるように、この本は使うことができる本です。使うと言っても、本で得た知識が実用的なのではなく、本が「道具」として使えます。具体的には、30の質問に答えることで物語を創ることができます。第一部では5つの物語論を知ることで物語の基本的な知識や構造を学び、第二部...
帯に「読むな、使え。」とあるように、この本は使うことができる本です。使うと言っても、本で得た知識が実用的なのではなく、本が「道具」として使えます。具体的には、30の質問に答えることで物語を創ることができます。第一部では5つの物語論を知ることで物語の基本的な知識や構造を学び、第二部は実際に物語を創るパートです。読む前、第一部は第二部のための前座だと思っていたのですが、第一部が面白い。様々な物語に実は構造的な共通点があるとのこと。これを知っていると、本、ドラマ、映画など、物語が今までと違う見方で楽しめそうです。
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瀬田貞二、プロップ、ランク、キャンベル、ボグラーの物語論を参考に、30の質問から物語の作り方を解説。 補講の大塚の近代への認識が面白かった。 「そして柳田が言う「ハナシ」、つまり噛み砕いていえば歴史と社会をいかに作っていくかを一人一人が自身の経験や身近な事実を積み重ねて同じような...
瀬田貞二、プロップ、ランク、キャンベル、ボグラーの物語論を参考に、30の質問から物語の作り方を解説。 補講の大塚の近代への認識が面白かった。 「そして柳田が言う「ハナシ」、つまり噛み砕いていえば歴史と社会をいかに作っていくかを一人一人が自身の経験や身近な事実を積み重ねて同じような手続きをもって書かれた知識と合わせ、互いに話し合いながら共通の枠組みを作る心にのための技法は結局、成立し損なった、と言うことになる。」 庄野潤三はじゃあなんだったんだろう。ますます好きになった!! 石原千秋の未来系の読書術、アンダーグラウンドを読みたくなった!! こういうの久々でかなり興奮!大塚英志バンザイ 2014/05/03読了。
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きっと1億総クリエイター化していくだろう我々の国において、モノ・カタルことの技術が必要になっていくと思われます。その時の教科書たるべく、本書は徹底的にWHATじゃなくてHOWにこだわって章立てられていますが、しかし、補講で引用される柳田國男の「ハナシ」と「物語」の分離についての指...
きっと1億総クリエイター化していくだろう我々の国において、モノ・カタルことの技術が必要になっていくと思われます。その時の教科書たるべく、本書は徹底的にWHATじゃなくてHOWにこだわって章立てられていますが、しかし、補講で引用される柳田國男の「ハナシ」と「物語」の分離についての指摘を大切にしているように、根底に物語ることのWHYが流れていると感じました。いまストーリーとはきっと消費するものではなく、メイクし、プレイするものだと思います。物語の主人公がやるべきことは「境界線」を超えて「行って帰る」ことだとしたら、我々も日常と非日常の越境を求められるているのだと思います。それにしても、スターウォーズがもたらしたものの大きさに改めて驚愕。
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読むな、使え。30のQ&Aに答え、物語る。 あなたは物語る装置である。しかし、あなたはそれを鍛えることもなく、発動させることもない。30のQ&Aに徹底して答え、そして、思考することであなたの内なる「物語発生装置」を鍛え直し、再起動する、「読む」のではなく、書き込んで「使う」ための...
読むな、使え。30のQ&Aに答え、物語る。 あなたは物語る装置である。しかし、あなたはそれを鍛えることもなく、発動させることもない。30のQ&Aに徹底して答え、そして、思考することであなたの内なる「物語発生装置」を鍛え直し、再起動する、「読む」のではなく、書き込んで「使う」ための物語制作マニュアル。
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