西行全歌集 の商品レビュー
願はくは、花(桜)の下にて、春死なむ。そのきさらぎの望月(もちづき, 満月)のころ。▼もろともに、私ともども散ってくれ、桜よ。浮世を厭(いと)う心があるこの身なのだから。西行『山家さんか集』1178 ※北面の武士 ****** 春風が吹き通い、ふと寝覚めた私の袖は花の香に薫り...
願はくは、花(桜)の下にて、春死なむ。そのきさらぎの望月(もちづき, 満月)のころ。▼もろともに、私ともども散ってくれ、桜よ。浮世を厭(いと)う心があるこの身なのだから。西行『山家さんか集』1178 ※北面の武士 ****** 春風が吹き通い、ふと寝覚めた私の袖は花の香に薫り、春の夜の夢を見ていた枕もまた春の香に薫っている(俊成女しゅんぜいのむすめ)。▼村雨(強く降ってすぐ止む雨)の後、露もまだ乾かない真木(まき)の葉から、霧(きり)がたちのぼってくる、秋の夕暮れ(寂蓮)。藤原定家(編)『新古今和歌集』1205 ※後鳥羽上皇の命。八代集の最後 源実朝(第3代)『金槐和歌集』 阿仏尼『十六夜いざよい日記』 ※平安末から鎌倉初
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字も大きく、下部の注釈も邪魔にならず読みやすい。座右の書としたい。2016.3.31 音読し書写しながら読了 2017.5.26
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