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脳のワーキングメモリを鍛える! の商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/06/04

【星:4.0】 記憶術についての本を読んでいて、ワーキングメモリというものを認識するようになり、もう少し詳しく知りたいと思って手に取った。 読み方が浅かったからというのもあるが、では「ワーキングメモリ」って何なの?、というのが今一歩つかめなかった。 ワーキングメモリが強いとこ...

【星:4.0】 記憶術についての本を読んでいて、ワーキングメモリというものを認識するようになり、もう少し詳しく知りたいと思って手に取った。 読み方が浅かったからというのもあるが、では「ワーキングメモリ」って何なの?、というのが今一歩つかめなかった。 ワーキングメモリが強いとこんな効果がある、といったことは沢山書いてあるのだが、ワーキングメモリとは何かという説明が薄いように感じる。 「メモリ」という単語がついているために、脳に「ワーキングメモリ」という具体的な部位があるような先入観を持っていたことが強く影響したのだと思うが、「ワーキングメモリ」とは具体的な部位ではなく、問題を解決したりするなどの脳の機能のことを指しているらしい。 あと、ワーキングメモリの鍛え方についても説明が薄いように感じた。 ただ、このテーマについて書いている本は以外と少なく、著者のワーキングメモリに対する熱い想いは伝わった。

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2021/07/07

 まだ途中だけど、とっても興味深かった。  人間の悩みの多く、例えば発達障害とかダイエットとか学力とかは、遺伝とか本人の意思の弱さとか環境とかで片付けられることが多い。事実それもある。  でも、それは鍛えるられるワーキングメモリという力で、ある程度改善することができるらしい。 ...

 まだ途中だけど、とっても興味深かった。  人間の悩みの多く、例えば発達障害とかダイエットとか学力とかは、遺伝とか本人の意思の弱さとか環境とかで片付けられることが多い。事実それもある。  でも、それは鍛えるられるワーキングメモリという力で、ある程度改善することができるらしい。  多くの人の救いになる本だと思った。    

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2018/11/12

頭の良さを、IQではなく、作業領域(ワーキングメモリ)の観点で分析したもの。IQには親の経済力と相関があるが、ワーキングメモリにはないという。真の賢さが、このワーキングメモリの働きによるものだという。昨今、遺伝子的に頭の良さは決まってしまっているという説も増えているなか、こうした...

頭の良さを、IQではなく、作業領域(ワーキングメモリ)の観点で分析したもの。IQには親の経済力と相関があるが、ワーキングメモリにはないという。真の賢さが、このワーキングメモリの働きによるものだという。昨今、遺伝子的に頭の良さは決まってしまっているという説も増えているなか、こうした話は希望が持てる。

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2021/08/08

引き続き、能力開発系だが、「脳」に焦点を当てたものも読んでみた。 訳者あとがきより。 「『ワーキングメモリ』は『作業記憶』とも呼ばれています。情報を一時的に保存し、その情報を利用してなんらかの作業をおこなう際、わたしたちは『ワーキングメモリ』と呼ばれる脳の領域を活用します。それ...

引き続き、能力開発系だが、「脳」に焦点を当てたものも読んでみた。 訳者あとがきより。 「『ワーキングメモリ』は『作業記憶』とも呼ばれています。情報を一時的に保存し、その情報を利用してなんらかの作業をおこなう際、わたしたちは『ワーキングメモリ』と呼ばれる脳の領域を活用します。それは『短期記憶』とは異なります。…  ワーキングメモリはいわば脳の『指揮者』であると、著者は説明しています。」 このワーキングメモリなるもの、IQとも異なるらしい。 「IQとは、あなたが知っていること。いっぽうワーキングメモリとは、あなたが知っていることを利用してできることだ。…ワーキングメモリのスコアがわかれば、IQよりも正確に本人の学業成績を予測できる…」 本文では、その後、ワーキングメモリと学業成績や、スポーツ、困難への対処などと関連があることを解説し、ワーキングメモリを改善するための方法などを示している。 しかし、一読しても、ワーキングメモリの機能とカバーしている対象が広すぎて、よくわからなかった… 何となく脳によいこととされていることを焼きなおしただけのような気がした。

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2016/09/03

ワーキングメモリをサポートするエクササイズは、聞き手に合わせる、テレビを消す、賢く眠る、ランニング、外国語を学ぶ、引退すべからず、脳に栄養を与える(トランス脂肪酸満載のジャンクフードを摂取しない)、摂取、香りで刺激する(ローズマリーやペパーミント)。

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2016/02/19

ワーキングメモリ、日本語で言えば作業記憶と呼ばれるものがどういうものなのか、そしてどのように活用されているのかを丁寧に説明されています。 日常の生活、仕事、スポーツなどあらゆる場面でワーキングメモリがどのように関わっているかがわかれば作業効率の上げ方というがわかってきます。 ...

ワーキングメモリ、日本語で言えば作業記憶と呼ばれるものがどういうものなのか、そしてどのように活用されているのかを丁寧に説明されています。 日常の生活、仕事、スポーツなどあらゆる場面でワーキングメモリがどのように関わっているかがわかれば作業効率の上げ方というがわかってきます。 この本お面白いのはワーキングメモリを使いましょう的な説明だけがしているのではなく、ワーキングメモリを使わないことの有効性も説明している点。 本の後半ではワーキングメモリを鍛える方法が載っていますが、食事や運動、睡眠、ストレスフリーな生活など案外、特別なことではないというのがポイントですね。 要は丁寧な生活を心がけることが大事なんです。 面白かったです。

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2018/07/08

自分自身が「ワーキングメモリ」の衰えに直面している(人の名前が出てこない、昔の記憶が引き出せない、知っているはずの言葉が出てこない、など)。したがって、着強い個人的な興味を持って読み始めた。ランニング、特に裸足ランニングがワーキングメモリの改善に有効らしい。ランニングが脳によい、...

自分自身が「ワーキングメモリ」の衰えに直面している(人の名前が出てこない、昔の記憶が引き出せない、知っているはずの言葉が出てこない、など)。したがって、着強い個人的な興味を持って読み始めた。ランニング、特に裸足ランニングがワーキングメモリの改善に有効らしい。ランニングが脳によい、というのは最近の学説として共通理解になっているようだ。 本書の内容だが、結局いろいろと書いてあるのだけれど、科学的記述という観点からすると最初から最後までいい加減すぎて、期待するものがあった分正直がっかりするものだった。「効果がある」とか「衰えやすい」のような定性的なワードが並ぶが、対象となる測定量の測定方法も定義されておらず、結果としてあいまいな内容の記述が最後まで並ぶ。これだけページ数を多く取っており、研究者の著作であるのだから、もう少し厳密で具体的な表現が可能であったはずだ。わかりやすさを求めた結果なのかもしれないが、かえって理解を妨げている。そもそも「ワーキングメモリのスコア」という指標が何度も言及されるが、これがどういう測定方法によって測定される指標なのかが不明だ。ワーキングメモリが「強い」とか「弱い」とか書かれているが、いったい何を基準として強くいのか弱いのか定義がそもそもわからない。他にも例を出すと、「数独が得意な人は、数独が苦手な人よりも、ワーキングメモリのスコアが50パーセントも高いことがわかった」とさらっと書かれている。「得意」と「苦手」の区別をどこで線を引いているのかもわからないし、スコアを測るためにどういうテストをして、どのような定量的な点数付けがされるのかも不明なのに「50パーセント高い」というのは、質の悪い広告以下だ。 こうなるとあいまいであるということだけでなく、この本に書いてあることの信ぴょう性にも疑いが出てくる。 太字で「IQとは、あなたが知っていること。いっぽうワーキングメモリとは、あなたが知っていることを利用してできることだ」と書かれても、そもそもIQの定義ってそうではないよね。 ワーキングメモリに関与する脳の部位として、前頭前皮質、海馬、偏桃体、頭頂間溝、ブローカー野が挙げられるのだが、これだけ脳神経科学が進化しているのに具体的にそれらがどのように協調してワーキングメモリの機能を実現しているのかは、ほぼ説明にもなっていない説明がされているのみ。 そもそもワーキングメモリは、「意識して情報を処理すること」だと定義される。また、「意識する」=「その情報を頭のなかに置くこと」、「処理する」=「その情報を操作し、その情報に取り組み、その情報で計算し、その情報を扱いやすく変えること」らしい。その機能は、「1.優先順位をつけてから、情報を処理する。関係のないものは無視し、必要な情報から処理できるようにする。」「2.情報を利用して作業できるよう、保管する。」である。広すぎて釈然としない。その定義からして、とにかく何でもワーキングメモリの役割になってしまって、科学書ではなく安っぽい啓蒙書を読んでいるようだ。 最悪なのは訳者あとがきにて、「原書の最後には、ネアンデルタール人の時代まで歴史をさかのぼり、ワーキングメモリの誕生について述べた章がありましたが、専門的記述が多いため、著者の了解を得たうえで割愛させていただきました。また、他の章でも、内容に重複が見られた箇所は同様に割愛させていだだきました」とある点だ。どういう判断をしたのかわからないが、割愛されたという内容は自分は興味があるポイントである。訳者の判断なのか、出版社の編集者の判断なのか(分厚いと売れない)不明だが、専門的であるからと理由で割愛するべきところではない。そして、こうなると翻訳にも信用がおけなくなってくる。 ワーキングメモリ含めて脳機能の認識機能とその衰えについてはとても興味があるんだが。残念。

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2015/05/21

前から読もうと思ってて期待しすぎたせいか、肩透かしな感じだった。ページ数が多いのに、中味が薄い。ワーキングメモリを改善する方法にせよ、目新しい話がなかった。 学校の成績がIQよりワーキングメモリの値に左右されるってことくらいかな。 自分のワーキングメモリの値を知りたいな。

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2015/01/17

ワーキングメモリーについて、具体例を挙げて紹介されていて、かつ、鍛え方や活用について丁寧に書かれている ワーキングメモリーを上手に使うには、 ルールを知っていること アルコリズムとかを知っていて、その知識を活用すること チャンキングすること プログラミングなら、機能を1つづつ...

ワーキングメモリーについて、具体例を挙げて紹介されていて、かつ、鍛え方や活用について丁寧に書かれている ワーキングメモリーを上手に使うには、 ルールを知っていること アルコリズムとかを知っていて、その知識を活用すること チャンキングすること プログラミングなら、機能を1つづつ覚えていれば楽に大きなものを作るのに使える ゴールから逆算して考えること まぁ、様々なストラテジーでワーキングメモリーを制限がある部分を上手に使いましょうと言う感じっぽい あと、運動やランニングは実際に効果が出るらしい お魚とか乳製品、大豆類とかもいいらしい あと、睡眠 脳トレは今のところ効果は怪しいっぽい とりあえず、脳は普段から使うこと ストラテジーとか、アルコリズムとかで、上手に使うこと もともと、いっぱい知っていること チャンキングすること なんかが結構説得力ある話だった。

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2014/11/08

ワーキングメモリとは意識して情報を処理する能力のことであり、これはトレーニング可能である。本書ではワーキングメモリが具体的にどのような場面で役立っているかを紹介しつつ、ワーキングメモリの鍛え方も紹介している。 個人的にはあまり目新しい発見は少なかった。ワーキングメモリの鍛え方に...

ワーキングメモリとは意識して情報を処理する能力のことであり、これはトレーニング可能である。本書ではワーキングメモリが具体的にどのような場面で役立っているかを紹介しつつ、ワーキングメモリの鍛え方も紹介している。 個人的にはあまり目新しい発見は少なかった。ワーキングメモリの鍛え方に期待したのだが、やれそうなことというとランニングくらいかなといった感じだったので。要約すると、仕事を楽しんで、適度な運動をして、ゲームはあまりしすぎず社交的な生活をして、英語勉強すれば、ワーキングメモリは鍛えられるとのこと(笑)かなり常識的な結論だ。IQと成績はあまり関係がなく、ワーキングメモリの方が重要であるというのは面白かったかな。分厚い割りにはすぐに読めるので、ワーキングメモリについて全く知らないという人は読んでみてもいいかもしれない。

Posted byブクログ