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世界史劇場 日清・日露戦争はこうして起こった の商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2024/08/15

この本ではまず眠れる獅子清国がいかに繁栄しいかにして衰退していったのかが書かれ、それに伴い朝鮮や日本がどのように動いていったのかが描かれます。 その時日本はまさに幕末。外国勢力の圧力が否が応にも増し、開国か攘夷かで揺れていた時期です。 この頃の日本の混乱や、その当時の中国、朝鮮、...

この本ではまず眠れる獅子清国がいかに繁栄しいかにして衰退していったのかが書かれ、それに伴い朝鮮や日本がどのように動いていったのかが描かれます。 その時日本はまさに幕末。外国勢力の圧力が否が応にも増し、開国か攘夷かで揺れていた時期です。 この頃の日本の混乱や、その当時の中国、朝鮮、ヨーロッパ情勢が神野先生によってわかりやすく解説されます。かなり意外な発見もありとても楽しく読むことができます。 神野先生のお話を聞くと、つくづく「世界は複雑極まりなく、単純なものなどひとつもない」と思わされます。

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2023/05/18

日清、日露戦争に至るまでの流れを概観する。 清は18世紀の「三世の春」から、日本は幕末から、朝鮮は大院君からの流れを解説。ロシアはほぼ触れられていない。 おおよその流れを掴むためには良い。ただし、あくまで「概観」であり、詳細はかなり省略されている。日露戦争自体の記述も少ない。 こ...

日清、日露戦争に至るまでの流れを概観する。 清は18世紀の「三世の春」から、日本は幕末から、朝鮮は大院君からの流れを解説。ロシアはほぼ触れられていない。 おおよその流れを掴むためには良い。ただし、あくまで「概観」であり、詳細はかなり省略されている。日露戦争自体の記述も少ない。 これだけの内容を300ページに収めるには仕方ないとは思うけど。 他の書籍でもっと深掘りをしたいと思った。

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2022/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本以外にも中国や韓国の幕末から日露戦争までの歴史がイラストも交えて、歴史を学ぶ際に重要なところをわかりやすくまとめてある。 しかも、単なる「歴史を知ろう!」ではなく歴史の出来事からどのようなことが学びとれるのか、と書いてあり歴史の勉強意外にも十分使える。と思う

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2021/12/19

世界史劇場三冊目。 独特の視点、表現方法で歴史の勉強と再認識ができる。 今回は日清、日露戦争編。 戦争だけを勉強するのではなく「なぜ戦争になったのか?」から理解しなければならない。 この時代特有の世界情勢、日本の置かれている立場、背景などを理解するところから本書は始まる。 ...

世界史劇場三冊目。 独特の視点、表現方法で歴史の勉強と再認識ができる。 今回は日清、日露戦争編。 戦争だけを勉強するのではなく「なぜ戦争になったのか?」から理解しなければならない。 この時代特有の世界情勢、日本の置かれている立場、背景などを理解するところから本書は始まる。 最近のお花畑理論「平和主義」「憲法9条絶対」の信望者には理解できないかもしれないが、この時代の状況を考えれば戦争やむなしと私は考えざるおえない。

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2019/06/05

本当に勉強になった。 日本はホントに運が良い。当時の人は、日本は神様に守られてい国。神国日本と本気で考えただろうな。戦争はして勝っても負けても、戦争を起こした時点で負け。神様だって、平和を望んでんだから。誠に遺憾であるとの簡単な発言で濁すんではなく、しっかりと心を込めて抗議すべき...

本当に勉強になった。 日本はホントに運が良い。当時の人は、日本は神様に守られてい国。神国日本と本気で考えただろうな。戦争はして勝っても負けても、戦争を起こした時点で負け。神様だって、平和を望んでんだから。誠に遺憾であるとの簡単な発言で濁すんではなく、しっかりと心を込めて抗議すべき!

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2015/01/06

近代化の端緒で起こった日清・日露戦争を、東アジアという視野で、幕末から語り起こし、歴史の流れを分かりやすく解説しています。個人的に手探りで模索してきた日本近代史の流れと重なり、我が意を得たりの思いです。主観に走る表現はありますが、広く共有したい歴史的認識ですね。残念なことに、この...

近代化の端緒で起こった日清・日露戦争を、東アジアという視野で、幕末から語り起こし、歴史の流れを分かりやすく解説しています。個人的に手探りで模索してきた日本近代史の流れと重なり、我が意を得たりの思いです。主観に走る表現はありますが、広く共有したい歴史的認識ですね。残念なことに、このあと日本は夜郎自大になってしまいます。一方、列強には黄禍論が広がり、米国はオレンジ計画の検討を始めます。

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2014/09/06

日本史と世界史を別々に学んだのでは、結びつかなかった歴史上の出来事が、つながる。ペリー来航で帝国主義時代の到来に目覚める日本。目覚めぬ朝鮮、中国。中国への朝貢外交を捨てない朝鮮を独立させて、ロシア帝国の南下を防ごうとする日本。日清戦争。三国干渉。日英同盟。日露戦争の辛勝。旅順・大...

日本史と世界史を別々に学んだのでは、結びつかなかった歴史上の出来事が、つながる。ペリー来航で帝国主義時代の到来に目覚める日本。目覚めぬ朝鮮、中国。中国への朝貢外交を捨てない朝鮮を独立させて、ロシア帝国の南下を防ごうとする日本。日清戦争。三国干渉。日英同盟。日露戦争の辛勝。旅順・大連・東清鉄道。日露戦争は、日本の歴史の分岐点。

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2014/06/12

素晴らしい。日本が絶望の淵に立たされたあの瞬間、もうダメだ、日本滅亡だとと思った、しかし決して諦めなかった軍人がいた!政治家がいた!神に導かれたとしか思えない、奇跡のような歴史の流れ、強烈に運を引き寄せる指導者たちのパワーに熱くなる!! あの時代の温度に是非、触れてみて!

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2013/10/02

 かなり主観的なところもあるが歴史を浮き上がらせ生徒に印象付けるには仕方のない事なのでしょう。  しかし、これが教科書ならもっと世界史の授業も変わるのかもしれない行間はかなり空いて読みやすそうだが内容はそれ以上に濃い。すごく濃い物語を読んでいるようだった。

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