工藤直子 の商品レビュー
『日本語を味わう名詞入門』シリーズ18 「工藤直子」 (あすなろ書房) 編者 荻原昌好 画家 おーなり由子 このシリーズは、児童向けに編せんされていて、解説もあるので大変伝わりやすいです。 おーなり由子さんの柔らかいタッチのイラストからも、情景が伝わってきて、ほっこりします...
『日本語を味わう名詞入門』シリーズ18 「工藤直子」 (あすなろ書房) 編者 荻原昌好 画家 おーなり由子 このシリーズは、児童向けに編せんされていて、解説もあるので大変伝わりやすいです。 おーなり由子さんの柔らかいタッチのイラストからも、情景が伝わってきて、ほっこりします。 工藤直子さんの『読み手に語りかける』詩の世界を知る、一冊目としてもおすすめです。 「ひかる」 わたしは だんだん わからないことが多くなる わからないことばかりになり さらにさらに わからなくなり ついに ひかる とは これか と はじめてのように 知る 花は こんなに ひかるのか と 思う 解説より。(一部抜粋) ー理屈の迷路に迷い込んだ姿を彷彿とさせます。しかし、「ついに」この迷路からつきぬけた時ー非常に単純明快で、圧倒的な〈こたえ〉は、そもそも始めから目の前にあった、ということでしょうか。ー ー時には、思考することをきっぱりとやめ、あるがままを感じてみることも、とても大切なのではないでしょうか。それもまた、人間のみが持つ、優れた力なのです。 他にも母と子の子守歌のような詩の「うみとなみ」や、数であらわせない海「海の哲学」、欅の木の想いを詩にした「いのち/けやきだいさく」、みえない父の手があたまをなでてくれたように感じる詩「手ざわり」などなど。素敵な詩が詰まっています。
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何もかもが元気に見えてハッとするような朝は、多分それを見る人自身がとても元気な朝なのではないかと思います。 元気がない時にそんな勢いを見せられると、押しつぶされそうになる。 工藤直子さんの詩は、生きていますね。 みんな生きています。 生き生きと。 その力に励まされるのか、押しつぶ...
何もかもが元気に見えてハッとするような朝は、多分それを見る人自身がとても元気な朝なのではないかと思います。 元気がない時にそんな勢いを見せられると、押しつぶされそうになる。 工藤直子さんの詩は、生きていますね。 みんな生きています。 生き生きと。 その力に励まされるのか、押しつぶされるのか。
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「のはらうた」だけじゃない、工藤直子さんの詩集。 のはらのみなさんでなくても、やはり心がホッとする詩ばかりです。
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