エチュード の商品レビュー
エチュード 期待通りの面白さであった。捜査一課碓氷弘一警部補シリーズの第4弾であるが、渋谷駅、新宿駅で発生する連続通り魔殺人事件。 この読み出しで思い浮かんだのは、2008年6月8日に秋葉原駅近くの歩行者天国で発生した秋葉原無差別殺傷事件である。この事件で7人の死亡10人の重軽...
エチュード 期待通りの面白さであった。捜査一課碓氷弘一警部補シリーズの第4弾であるが、渋谷駅、新宿駅で発生する連続通り魔殺人事件。 この読み出しで思い浮かんだのは、2008年6月8日に秋葉原駅近くの歩行者天国で発生した秋葉原無差別殺傷事件である。この事件で7人の死亡10人の重軽傷者が出た。17年余が経過したが、当時のテレビ映像で中継されたことから、未だに覚えている。被疑者は近くの交番から駆けつけた警察官らにより現行犯逮捕されたが、 小説エチュードでは、被疑者はなんと連続通り魔殺傷事件として3回も犯行に及んでいる。真犯人は現場で逮捕されることなく手品のように身代わりをたてまんまと逃げおうせている。まさに警察に対する挑戦である。 何故犯人は捕まらないのか。するりするりと警察の網の目をすり抜けていく大胆さに圧倒される。そこで警察庁から派遣された心理調査官藤森紗英の登場である。碓氷警部補とのコンビでこの事件を食い止める訳だが、紗英の容姿と頭の良さには惚れ惚れする。またその能力を引き出す碓氷警部補の旨さにも引き込まれる。 碓氷弘一シリーズの中でも是非読んで面白いと言える作品です。次が楽しみ。
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通り魔事件がどんどん気になる展開に。なぜ似た事件が起きるのか、犯人が使うテクニックにどのような手品があるか、それがとても気になって早く読みたくてしょうがなかった1冊。心理調査官と碓氷警部補の関係もどんどん信頼できるパートナーになっていく感じも好きでした。 ただ、途中からなぜか犯人像をビタ当てするところ。犯人の背景心理をもう少し本人の言葉から色々聞きたかったです。
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樋口顕シリーズ「廉恥」の次に読んだので比較になってしまうが、エチュードはメインの女性キャラに魅力がなかった。 それにしても梨田洋太郎が本当に不快だった。こういうキャラがいないと物語にならないのは分かるけど
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シリーズ内で一番好みの内容かもしれない。最後までどう展開されるかわからずドキドキした。心理調査官という仕事も知った。碓氷さんはいつも活躍している。
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警視庁捜査一課第5係、碓氷弘一。腹の出た体型に薄くなってきた頭髪。くたびれた背広を着たサエない中年男だ。 警部補になりたてだが、係内では最年長の48歳ということもあり、年下の係長からは番頭のような扱いをされている。 そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペン...
警視庁捜査一課第5係、碓氷弘一。腹の出た体型に薄くなってきた頭髪。くたびれた背広を着たサエない中年男だ。 警部補になりたてだが、係内では最年長の48歳ということもあり、年下の係長からは番頭のような扱いをされている。 そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ4作目。 ◇ 6月17日金曜日。退勤時間になってはいるが、鈴木係長が腰を上げないので碓氷も席を立てずにいた。 今日は朝から嫌な予感がする。さっさと退散しなくてはと碓氷が焦り始めていたとき、一斉無線が入った。渋谷ハチ公前広場で通り魔事件が発生したとの連絡だった。 さっそく管理官から指示があり鈴木係長以下第5係12人が急行したが、現場に到着してみると犯人はすでに逮捕されたあとだった。犯人は居合わせた一般市民にしがみつかれて逃亡できず、広場前派出所から駆けつけた警官たちに取り押さえられたという話である。 しかし、逮捕に協力してくれたという一般市民はいつの間にか姿を消していて、その人相風体を覚えている警官はなぜか1人もいなかった。 さらに被疑者は悲痛な声で容疑を否認しているというのだが……。 ( 第1話 ) ※全25話。 * * * * * オカルトファンタジーだった前作とは打って変わり、読み応えのあるサイコミステリーでした。 渋谷と新宿で起きた通り魔殺人事件。犯人が異なるにも関わらず、2つの事件には共通点が多すぎることに田端捜査一課長は着目。特捜本部を設置し、被疑者を取り調べている各所轄署とは別に捜査することにしました。 ちなみに共通点についてですが、 ①人通りの多い広場で起きている。 ②犯行を見た者は誰もいない。 ③被害者は死者1人、負傷者2人。 ④その場に居合わせた一般市民が果敢に犯人にしがみつき、「こいつが犯人だ」と叫んでいた。 ⑤その一般市民も犯人も、返り血を浴びていた。 ⑥駆けつけた警官が犯人をすぐ逮捕した。 ⑦逮捕した際、凶器の包丁は地面に落ちていた。 ⑧逮捕に協力した一般市民は消えるようにいなくなった。 ⑨犯人を逮捕した警官たちは誰1人、姿を消した逮捕協力者の人相風体を覚えていなかった。 ⑩逮捕された犯人は全面的に犯行を否認している。 と、類似性はかなり高く、同一犯の匂いが強くします。つまり、確保された2人の被疑者は誤認逮捕の可能性があるということになるのです。 さて今回、碓氷がバックアップするゲスト出演者は、警察庁刑事局から派遣された心理調査官です。 名は藤森紗英といい、30歳前後のスラリとした美しい女性です。 田端課長からサポートを命じられた碓氷は途方に暮れてしまいますが、命令に従うほかありません。こうして美人調査官とサエない中年警部補の「美女とアナグマ」のようなコンビが誕生したのでした。 収集されたデータから犯人の心理を読みプロファイリングする。それが紗英に課された仕事なので本庁詰めでも構わないはずなのですが、紗英は碓氷とともに捜査に出ることを希望します。 かつては対人恐怖症で、その克服のために心理学の道に進んだ紗英。 今でもオドオドした態度が出てしまうことがありますが、不思議なことに碓氷の前では自然に振る舞えることに紗英も気づいたからでした。 心理学を用いた「印象のすり替え」を犯人が仕掛けたことを見抜いた紗英は、犯人の残した「エチュード」ということばの意味を読み解き事件を解決に導きます。紗英と犯人が互いの心理を読み合う描写は読み応えがありました。 一課長はじめすべての捜査員が認めた紗英の活躍が、碓氷のバックアップあってのことなのは言うまでもありません。 『パラレル』とは違って本来の姿を見せてくれた碓氷。人使いの名人が本領発揮した第4巻でした。 ところで、警察庁刑事局心理調査官・藤森紗英というキャラは実に魅力的な設定です。この1作で終わらせるのはあまりに惜しい。 彼女を主人公にした作品を ( シリーズ物で ) ぜひ読みたいと思いました。 ( 姫を支えるじいという、碓氷のような人間が必要なのかも知れませんが、なんとか考えていただけませんか? )
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心理調査官とサポートする碓氷。心理調査官による解明がストーリー全てを支える。今までに読んだことのない切り口、余計なブレもないストレートな展開。爽快な読後感。
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犯罪心理がどういうものなのか知ることになった1冊。犯罪者の心理を解き、先回りして事件を解決するストーリーは読んでいて気持ちが良かった。ただ、犯人逮捕までの流れが淡々としている印象で、もっときめ細かくボリュームを出してでも緊迫感を演出して欲しかったと感じた。
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碓氷弘一シリーズ第四弾。連続通り魔殺人事件が発生、なぜか誤認逮捕が繰り返される事態に。巧妙な「犯人すり替え」のトリックに心理調査官・藤森紗英と碓氷のコンビが挑む、という構図でストーリーは進みます。 犯人確保に関わった交番の警察官のいずれもが協力者のことを覚えていない、協力者のことを思い出そうとするとなぜか逮捕した人物のことを思い出してしまうという不思議なトリックで、読みながらいったいどんな手口なのかが気になり、ページをめくる手が先へ先へと動かされてしまいます。 真犯人逮捕のシーンは拍子抜けするほどあっけなかったですが、本シリーズは、 ・主人公の碓氷よりコンビを組む専門家の活躍にスポットがあたっている ・事件の謎そのものは複雑ではない ・今回はより専門性の高い内容がトリックに使われている (第三弾まではそうでもなかったと記憶) といった特徴があり、読み進めやすい内容になっていると思います。ページ数のわりには時間がかからず読了できるのはそのせいかと。 本作では碓氷の私生活が垣間見えるシーンも盛り込まれており、人間「碓氷弘一」の一面を見た思いです。また、ラストの洋梨の最敬礼のシーンは同じ警察組織にありながら、もう二度と会わないかもしれない~一期一会的なものを彷彿させるものがあり、ちょっぴりロマンチックな印象、なかなかよいシーンでした。
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渋谷と新宿で通り魔殺人 現場で逮捕された者は犯行を否認 こいつが犯人ですと被疑者にしがみついていた協力者はそもそものまま行方不明 印象が残していない 美人心理捜査官藤森紗英が捜査本部にきて碓氷警部補の相棒になる 三回目の通り魔殺人が渋谷で発生 協力者が怪しいという指示があり渋谷署に連行 巧みな話術で紗英をも騙して解放 警察で手を握ったままだったので指紋は残していない パトカーで自宅まで送るが途中下車 エチュードと独り言 プロファイリングから音楽系に絞る 被害者が半グレ 10年程前に半グレに被害にあった音大生が3人 音楽心理療法研究室の講師の教え子が犯人 次の現場を紗英が渋谷 警察官の服装で現れる 見事に的中
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4月-3。3.5点。 碓氷弘一シリーズ。新宿・渋谷で連続通り魔発生。 それぞれ犯人が逮捕されるが、取り押さえていた協力者が警官の記憶に残らない。 心理捜査官を招き、捜査に当たる碓氷。 読みやすい。なるほどと思わせるトリック。次作も期待。
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