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アラフォー男子の憂鬱 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2013/12/15

僕の好きな、常見陽平さんの名前が目についたので購入。 こういうゆるい本は、なんとなーく読むのがやはりおもしろい。 内容的には、常見さんをはじめとしたアラフォーの四人の方々がいろんな、アラフォーが通ってきた道を思い思い書いているという本だ。 僕自身はまだ23歳なので、アラフォ...

僕の好きな、常見陽平さんの名前が目についたので購入。 こういうゆるい本は、なんとなーく読むのがやはりおもしろい。 内容的には、常見さんをはじめとしたアラフォーの四人の方々がいろんな、アラフォーが通ってきた道を思い思い書いているという本だ。 僕自身はまだ23歳なので、アラフォーがどういうものがわからないが、この本で、アラフォーの世代の人たちが経験してきた時代や文化を少し垣間見れた。 ガンダムの話とか、バンドブームの話、ドラマの話、ゲームやネットの話、教育の話、などなどいろんなことが浅く広くわかったと思う。 常見さんや中川淳一郎さんがほんとに好きなので、またいろんな本を書いてほしいなーと思う。

Posted byブクログ

2013/12/10

所詮世代論は世代論でしかないのだが、ここまで「自分たちは何々の最後の世代」や「自分たちは何々ということで取り残された世代」などというような「信仰告白」を延々と書かれると、正直この企画のどこに意義があるのだろうかとしか思えない。本書を読むと、「自分は他とは違う特別な世代」ということ...

所詮世代論は世代論でしかないのだが、ここまで「自分たちは何々の最後の世代」や「自分たちは何々ということで取り残された世代」などというような「信仰告白」を延々と書かれると、正直この企画のどこに意義があるのだろうかとしか思えない。本書を読むと、「自分は他とは違う特別な世代」ということを規定するためには、延々と自らの受けてきた心情的な「被害」を並べることこそが肝要であると言うことがわかるが、それが議論を深化させるかは甚だ疑問でしかない。 またいくつかの論考からは、自分たちが「上の世代の特徴も下の世代の特徴も持った世代だ」という規定も見られるが、仮に自分たちの世代だけがそうであると考えるのであれば、それもまた「自分たちは転換期の世代」という身勝手な自己規定による思い上がりでしかないだろうし、一般論として行っているのであればそもそも世代論に基づくこの企画自体が無に化してしまうはずである。 結局のところ、「世代」にこだわると、自らの世代を特別視し、そして「世代」によって上下の世代をバッシングすることしかできなくなるということを再確認することしかできなかった。ある程度データや政策の流れに依拠して論じているおおたとしまさの論考が唯一の救いか。

Posted byブクログ