あるがままに自閉症です の商品レビュー
仕事の中で自閉症の方と関わる機会があるため、読んでみました。 自分よりも、ずっと まっすぐと深く物事を捉えて表現されている東田さんの文章に心打たれました。 p121 辛いことというのは、雪と似ています。 少しずつ積もっては溶ける人もいれば、吹雪のように目の前が一気に一面の雪で...
仕事の中で自閉症の方と関わる機会があるため、読んでみました。 自分よりも、ずっと まっすぐと深く物事を捉えて表現されている東田さんの文章に心打たれました。 p121 辛いことというのは、雪と似ています。 少しずつ積もっては溶ける人もいれば、吹雪のように目の前が一気に一面の雪でおおわれてしまう人もいます。 雪がすぐに溶けてしまう人には、毎日凍りつくような日々を送っている人の気持ちはわかりません。 言葉でうまく表現できないだけで、思っていること、伝えたいことはたくさん持っているのが人間として当たり前のことで。 そういう基本的なことに改めて気付かされて、自分の考えを見直せました。 いい本です。
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当たり前だけど、障害者だからと特別扱いされて嬉しい人なんていないはずなのに、どうしても必要以上に気を遣ってしまっていた。 他の人と同じように、思い遣りと愛情を持って接してもらいたい、そして一緒に過ごす時間を楽しんでほしいという東田直樹氏の言葉に気付かされ、深く考えさせられた。 ...
当たり前だけど、障害者だからと特別扱いされて嬉しい人なんていないはずなのに、どうしても必要以上に気を遣ってしまっていた。 他の人と同じように、思い遣りと愛情を持って接してもらいたい、そして一緒に過ごす時間を楽しんでほしいという東田直樹氏の言葉に気付かされ、深く考えさせられた。 東田直樹氏の本を読み進めるうちに、「自閉症の方もこんなことができるのか」と驚きと感動があった初発の感想も、そもそも失礼なのではないかとすら思えてくる。 それほど素晴らしい文章で、素晴らしい人柄だ。
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十人十色という言葉を本当の意味で知るきっかけになりました。 同時に、一生わからないのだろうとも確信しました。完全にわかったとおもったときは逆に不完全なのかなと思ったり。 わかろうとする気持ちが完全なのかな。 うーん、難しいですね笑笑
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学ぶことが多かった。こだわりや、パニックなど、どうしてこういう行動をしてしまうか、きちんと言葉で説明しようとする筆者がすごい。他の著作も読もうと思う。
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自閉症はなかなか自分のことを表現できないと思っていたが,こんなに深く言葉にすることができ,他者に届くというのは,すばらしいことだ.そして,自閉症とは関係なく,人と人の関わり方としてあるべき姿がここにあると思う.
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著者のお姉さんを知っていたこと、最近自閉症ではないですが障害を持つ人と接する機会が増えたことがきっかけでkindle unlimitedで借りました。特に彼の「確認」と呼ばれる言動はなるほど、と思うところも多かったです。 例えば道行く人の半分の人がこの本を読んで、こういう風に考え...
著者のお姉さんを知っていたこと、最近自閉症ではないですが障害を持つ人と接する機会が増えたことがきっかけでkindle unlimitedで借りました。特に彼の「確認」と呼ばれる言動はなるほど、と思うところも多かったです。 例えば道行く人の半分の人がこの本を読んで、こういう風に考えて動る人もいることがわかれば、もっと優しい雰囲気になるのかななんて考えてしまいます。 自閉症に限らず「あたりまえ・普通」と思われていることを同じようにできない人がいること、その気持ちを想像しようとするきっかけになると思います。
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自閉症の東田直樹さんが語る、自閉症の世界。自閉症の人は、思っていることを伝えることが難しく、理解されにくい。けれど、東田さんはその壁を乗り越え、言葉にし、自分の世界を教えてくれています。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自閉症である著者のまっすぐな言葉たち。自閉症の方への理解を深めていく第一歩の一冊になった気がする。自閉症の方の考え方・行動、その他諸々が著者である東田氏によって書かれており、自閉症を理解できた。著者の他の本を読んでもっと、理解を深めていきたい。
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優しい言葉の数々に、 ひとつずつ心動かされ、 身につまされ、 治療者としても背筋を伸ばすような感覚になった。 しかしこの本に感動するのは、 当事者が書いたからという単純なものではなく、 人間の本質が書かれていると感じるから。 排除のない世界になれば良いと、 私も心から願う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者の本は2冊目。重度の自閉症当事者が、自分の感覚や性質、表面・表情に現れないけど思ってることについて、簡易な言葉で言語化していて、自閉症の理解に役立つ。もちろん、自閉症といっても個性は様々でひとくくりにはできないけど、参考にはなる。 私は当事者じゃなくて、当事者に一番身近な母親の立場で、このような感覚的マイノリティーの人と同じ屋根の下でハッピーに過ごすのは難しいなと思うことが多々ある。でも、こうして言語化された物を読むことで、「ああ、(わざとじゃなくて)性質なんだ。」って改めて特性を再確認すれば、少しはイライラしないですむかも… P25「眠い」 「眠い」の感覚がわからないところ、長男ぽいなと思った。 P83「失敗」 【(略)泣くか、わめくかするだけで終わりです。 問題が解決すれば落ち着きますが、なぜこうなったのか、どうすれば良かったのかということも考えません。ただ、元通りになれば安心します。】 これも長男の行動そのものだな~ww
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