中野京子と読み解く名画の謎 陰謀の歴史篇 の商品レビュー
ブリューゲル「死の勝利」本の中の小さな絵より実物をじっくり見たいと思う。 中野京子の本を読む前にブリューゲル展に行ってしまったので、残念。 歴史の勉強にもなるが、情報量多めで頭から溢れ出しそう。
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名画の謎シリーズは先に「旧約・新約聖書篇」「ギリシャ神話篇」を読み、本書は敬遠していた。鹿島茂「太陽王ルイ14世」で王室の権謀術数に免疫が出来て、ようやく手を出す。 連載順ではなく、時系列順に並べてくれれば、歴史の勉強になったと思う。例えば「ロンドン塔の王子たち」の後に「エリ...
名画の謎シリーズは先に「旧約・新約聖書篇」「ギリシャ神話篇」を読み、本書は敬遠していた。鹿島茂「太陽王ルイ14世」で王室の権謀術数に免疫が出来て、ようやく手を出す。 連載順ではなく、時系列順に並べてくれれば、歴史の勉強になったと思う。例えば「ロンドン塔の王子たち」の後に「エリザベス一世」が続いた方が、チューダー朝の始まりと終りが解りやすい。 ジョージ・グロス「恋わずらい」に目を奪われ、心をつかまれた。これだけ画風が著しく違うし。 「すべからく」を「全て」の意味で使っているのは残念である。
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中野京子さんの軽妙な語り口のおかけで、するする読める。絵の一枚一枚にいかに多くのメッセージが込められているかに気づかされる。
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図書館にちょうどあって借りてみました。 その後、世界一受けたい授業でも入ってタイムリーでした。 世界史は知らないのですが、とても興味深く読めました。 文体も面白かったです。
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「怖い絵」シリーズでおなじみの著者が書いた今回の本。テーマは、「陰謀の歴史」とあるだけに、絵画に隠されたドロドロした世界を垣間見ることになる。 今年、「パベルの塔」などの絵で知られる16世紀ネーデルランドの画家、ピーテル・ブリューゲルの展覧会が上野の東京都美術館で4...
「怖い絵」シリーズでおなじみの著者が書いた今回の本。テーマは、「陰謀の歴史」とあるだけに、絵画に隠されたドロドロした世界を垣間見ることになる。 今年、「パベルの塔」などの絵で知られる16世紀ネーデルランドの画家、ピーテル・ブリューゲルの展覧会が上野の東京都美術館で4月18日から7月2日まで開催される。そのブリューゲルの絵、「死の勝利」が取り上げられている。このタイトル自体は後世になって付けられたものだ。著者も述べているが、中世ヨーロッパでは、戦争、天災、ペストが蔓延していた時代に生きた人々の死に対するイメージを垣間見ることができる。 ドロドロしたというイメージにぴったりで、今の時代に生きていたらゴシップ雑誌や新聞に書き立てられて騒がれると言えば、ローマ教皇レオ十世。本名は、ジョバンニ・デ・メディチ。そうあのメディチ家出身。この人は、ぜいたく大好きであのイメルダ・マルコス真っ青の浪費家だった。金欠状態になってしまい、免税符で穴埋めを思ったはいいが、マルティン・ルターにかみつかれて大変なことになった。ラファエロ・サンティによる「レオ十世と二人の枢機卿」で、レオ十世の顔を拝むことができる。 その他にも絵画とその背景に関する説明がなされている。下世話に部分もあるが背景を知ってみるとまた一味違った絵画鑑賞になって楽しい。 「怖い絵」であるが、「怖い絵展 その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる。」として今年の7月22日から9月18日まで兵庫県美術館、そして、10月7日から12月17日まで上野の森美術館で開催される。 怖い絵展 http://kowaie.com/ ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展 http://babel2017.jp/
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面白い。以前にテレビで中野京子さんの「怖い絵」が紹介されていて、それから興味を持ち始めた著者。こちらは怖い絵に比べて歴史的背景が強いので、より歴史に興味がある人に向いてます。私は世界史に弱いので、ややピンとこない部分が残念ながらあったりもしますが、それでも年表があったり、歴史的背景の説明も当然あるので、とても面白く読むことができます。 何よりカラーなのがいいですね。せっかくの絵の著書なのですから、こうでなくっちゃ。 個人的にはスーラの「グランド・ジャケット島の日曜日の午後」の猿のお話とフェルメールの「恋文」の手紙や海洋画や楽器お話、ゴヤの「裸のマハ」のゴドイという最高権力者がいたからこそのヌードを描けたという話が面白かったかなぁ。ゴヤの話を知った上で「異端審問の法廷」を見ると、ひとつ間違えば自分もあそこにいたかとしれないという事実から、ゴヤの痛烈な反骨精神が隠れていることが見えてくる。 そういうのが面白いよね。とても良かった!!
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どんどん読み進めている中野京子。 説明はいつも通り面白いですが、今回は選ばれている絵が…おじさんの肖像が多くて(前半)画面的に華やかじゃないというか。その分エピソードは濃いよという感じ。
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「名画が語る西洋史」という元のタイトルの方が良かった気がする。「名画の謎」というのには及ばず(あまり謎でない)。ただ「怖い絵」よりは面白かった。
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面白かった。 こうやって絵を読み解くと それは名画でなくとも いろんな世界が見えてくる。 中野さんの知識の深さに感謝。 絵が見得にくいのは残念。
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いつものことながら歴史的な背景や当時の風俗等の解説が豊富で、絵画に込められた思いや意味を示してくれるので面白い。作品当時の欧州の年表に並んで日本の年表が示されていて、時代感覚が分かることはありがたい。残念なのは、本のサイズが小さく、肝心の絵がよく判らないこと。印刷のトーンも暗めで...
いつものことながら歴史的な背景や当時の風俗等の解説が豊富で、絵画に込められた思いや意味を示してくれるので面白い。作品当時の欧州の年表に並んで日本の年表が示されていて、時代感覚が分かることはありがたい。残念なのは、本のサイズが小さく、肝心の絵がよく判らないこと。印刷のトーンも暗めで影の部分がつぶれている。
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