ボブという名のストリート・キャット の商品レビュー
ボブのかしこさ、かわいさはジェームズの優しさから現れたのだと思う。相手があってのお互いということがとても良くわかる。
Posted by
様々な困難に遭い路上生活者となった青年ジェームズ。いつまでもヘロイン中毒から抜けだせずにいた彼の前に、突然、一匹の野良猫が現れた。そしてジェームズは猫のために動きはじめる。ホームレスの青年と野良猫の友情物語。 麻薬中毒から立ち直ろうともがくジェームズには何の魅力も感じないし共感...
様々な困難に遭い路上生活者となった青年ジェームズ。いつまでもヘロイン中毒から抜けだせずにいた彼の前に、突然、一匹の野良猫が現れた。そしてジェームズは猫のために動きはじめる。ホームレスの青年と野良猫の友情物語。 麻薬中毒から立ち直ろうともがくジェームズには何の魅力も感じないし共感もできないが、とにかくボブがかわいい。表表紙の写真は凛々しく、ジェームズの肩に乗って歩く裏表紙の写真もいい。ボブの描写も猫の魅力にあふれていて、猫好きにはたまらない。 (B)
Posted by
のらねこが一人の男性の生きる支えになり もうのらねこじゃなくなったところがいいなあ。 マフラー姿がかわいい。 動画を見ると飼い主もこうした注目に戸惑っている様子なので いっときのブームだけで終わってほしくないと思った。
Posted by
一匹の野良猫と出会ったことにより、その後の人生が変わったホームレスの男性の実話。表紙は件の猫ボブだが、本当に賢そうだし可愛い。今後も末永く幸せに暮らしてもらいたい。
Posted by
図書館で本書を見かけ、あ、テレビの番組で取り上げていたな~と何気なく手にした。 事の発端は、このボブと名付けられた猫と一緒に、ホームレス救済の雑誌販売の仕事をしている姿を、ネットに投稿されたことのようだ。 ミュージシャンになる夢が破れ、ホームレスとなり薬物中毒になってしまった...
図書館で本書を見かけ、あ、テレビの番組で取り上げていたな~と何気なく手にした。 事の発端は、このボブと名付けられた猫と一緒に、ホームレス救済の雑誌販売の仕事をしている姿を、ネットに投稿されたことのようだ。 ミュージシャンになる夢が破れ、ホームレスとなり薬物中毒になってしまった著者。 薬物依存の更生プログラムを受けながら、路上演奏などをして細々と日銭を稼ぐ日々だったのが、けがをした野良猫ボブを救い面倒を見るようになったことから次第に人々の注目を集め、知らぬ間に有名になってしまうという、まるで現代のおとぎ話のような顛末に、人々が興味を掻き立てられたというのがはじまりだったのだろう。 だが、これだけ彼とボブが注目され、全世界で映像が観られ、さらには本まで出版され世界中で翻訳されるほど人々の心を掴んだのは、それだけが理由ではないだろう。 ボブを救い精いっぱい深い愛情を注ぐことで、著者は自分以外の誰かに責任を持つことを覚え、自分自身の生きざまを正面から見つめ直し、困難に立ち向かい地に足をつけて生きていく支えを見つける。 猫を救ったことが彼自身をも救った、人生をやり直すことができたという希望に、人々が心打たれたのは間違いない。 誰にだってセカンドチャンスは巡ってくる、その気になれば、いつだってどこからだってやり直せる、そんな勇気を与えてくれる。 ボブはとても可愛らしくとても賢い。そして著者も道を踏み外してしまったこともあったが、その人柄は率直で飾らない優しい青年。 一人と一匹の幸せな日々が、ずっと続きますように。
Posted by