思惑 の商品レビュー

上田秀人(著者)

2025/05/09

幕府と加賀藩の間で繰り広げられる冷ややかで鋭い政治の駆け引き、その裏で静かに燃える思惑に引き込まれた。緊迫の襲撃シーンでは心拍が上がるほど手に汗握り、気づけば一気に読了。登場人物たちの思惑が交錯する中、主人公の成長も確かに感じられた。ラストの余韻も深く、次巻を読むのが楽しみ。

2024/09/16

幕閣と外様の大大名の間の緊張関係なんてあまり馴染みがない題材で面白い。
史実からして表面的な結末は予想できるものの、どういう形で結末を導くのかと楽しみながら読んでいます。

2019/11/08

シリーズ第二弾。

江戸へと向かう数馬達は、“御為派”の執拗な襲撃に悩まされます。
剣技だけでなく、時には知恵を駆使して切り抜ける数馬。
何だか、周りのオジサン達が寄ってたかって数馬を成長させようとしている感じですね。
ラストで思わぬ抜擢の命を受ける数馬ですが、“新たな試練”の予感です。

2019/04/04

留守居役瀬能数馬シリーズ2巻。
前半は数馬の出番がほとんどない。将軍家綱と酒井、前田綱紀、前田直作それぞれの思惑がある程度あきらかになったが、それぞれの思惑が、さらにその思惑を越えて行く、かなり熱い展開で、とても面白かった。漸く題名どおり留守居役となった瀬能の活躍と、布石とされた火種の数々、かなり楽しみ。

2018/10/07

第二弾
藩内の騒動から藩主の指示で江戸への護衛、そして加賀藩のいわくの有る本多家の琴姫と婚姻の約束
元上杉の忍者軒猿を使う本多家、どこにも有る後継を巡る周りの策謀

2014/11/06

L 百万石の留守居役2

このシリーズ、数馬の成長記でもあるようだが、やたら周りの評価が高いし舞台は変わっても趣向は変わらないのねーと思ってしまう。
巻末でやっとタイトルの留守居役に。面白くなるのはここから？でもちょっと想像できるような…。

2014/10/04

メインの大きな話の嘘がもっともらしい
上田先生はSF作家のように、特殊な設定の
世界を積み上げる職人です