貴族と熱砂の薔薇 の商品レビュー

遠野春日(著者)

2015/06/15

貴族と熱砂の皇子の続編。文庫版。

蜜月のアシフと竹雪は竹雪の両親に許してもらって日本からカッシナへ帰る前に、1週間、近隣諸国を回って帰る事に。
そこでアシフは、同じ皇子の立場のサファドと偶然に再会し、サファドの国へ招待され、、、。

アラブで蓮川さんの絵と言えば、岩本さんのイメージで。しかも前作は岩本さんのアラブ物と似ていたのだけど、今作はいかにも遠野さんらしい話の展開だった。
どういうところかというと、第三者がちょっとした悪意を持って受けを襲おうとするところとか、その為に陥れる罠を張るとか、そこまでしているのに、引き際もあっさりしているとか、そういう内容の部分です。
楽しかった。

サファドと側近の話があるそうなので、それも読みたい。