あなたの人生、片づけます の商品レビュー
垣谷美雨さんの「あなたの人生、片づけます」(2013.11発行)、とても面白かったです!「あなたの片付け手伝います」を出版した50代の女性、大庭十萬里(おおばとまり)さんが「掃除・片付けの依頼(当事者ではなく見るに見かねた親族)」に応えます。部屋だけでなく人生そのものの整理をしま...
垣谷美雨さんの「あなたの人生、片づけます」(2013.11発行)、とても面白かったです!「あなたの片付け手伝います」を出版した50代の女性、大庭十萬里(おおばとまり)さんが「掃除・片付けの依頼(当事者ではなく見るに見かねた親族)」に応えます。部屋だけでなく人生そのものの整理をします。4話です。家庭持ちの上司が離婚しての結婚を5年待ってるOL32歳、妻が癌で死亡した木魚堂の職人、千坪の敷地で三百坪の家にひとり住む78歳の女性、13歳の子供を交通事故で亡くした母親。十萬里さんがみんなの心をほぐしていきます!
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片づけ屋・大庭十萬里さんが 依頼されたお宅を片づける・・・と思ったら 実際には、自分自身でやらなきゃ始まらないというもの。 それには、心の片付けもやっちゃうという、 本当にすっきりする話ばかりでした。 2話目と3話目は、どちらも独居老人ということで 自分の親の将来を思うと、絶対...
片づけ屋・大庭十萬里さんが 依頼されたお宅を片づける・・・と思ったら 実際には、自分自身でやらなきゃ始まらないというもの。 それには、心の片付けもやっちゃうという、 本当にすっきりする話ばかりでした。 2話目と3話目は、どちらも独居老人ということで 自分の親の将来を思うと、絶対あり得そうって思いました。 片づけのヒントにもなるし、私も耳が痛いことがいっぱい。 すっきりした部屋は、幸せスペースがいっぱいありそうです。 4話目は、ちょっとパターンが違って 十萬里さんもなかなか手こずっていた。 だけど、じわーっと泣ける片づけはよかった。
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ケース1は、イマイチだったけれど、 ケース3とケース4は、面白かった。 まあ、こんな風に簡単には人は変われないだろうけれど、それでもみんないい方向に向かっていってよかった。
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とても読みやすかった。 片付けられない事のは、心の問題も大きい。 自分でも気付かない問題に、片付けの指導を通して気づかせてくれる片付け屋。 なかなか面白く読めた。
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オススメ本の特集から興味があったので購入。一人ひとり片付けられないのには理由があって。短編なので、よみやすく、それぞれの主人公が前向きな気持ちになったのが良かった
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帯に書いてあるとおり、読み終わったら片付けたくなった!(^^;)部屋の片付け指導だけじゃなく、人生そのものも整理してくれるという片付け屋・大庭十萬里(^^)見た目は普通のおばはんだけど、的確な片付け指導が悩みを抱えている人のメンタルケアにもなっていて凄い‼(^o^)確かに掃除をし...
帯に書いてあるとおり、読み終わったら片付けたくなった!(^^;)部屋の片付け指導だけじゃなく、人生そのものも整理してくれるという片付け屋・大庭十萬里(^^)見た目は普通のおばはんだけど、的確な片付け指導が悩みを抱えている人のメンタルケアにもなっていて凄い‼(^o^)確かに掃除をしてキレイになると、心も晴れるから関係があるのかも♪
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垣谷美雨さん、初読み。 ブクログの感想でよさそうだったので‥ 「あなたの片づけ手伝います」という名刺を持って働いている大庭十萬里は50代、一見ごく普通のオバサン。 「人生まで整理してくれる」という噂があるのだが‥? 短編連作で、どれも見かねた家族の依頼なため、本人は色々抵抗を示...
垣谷美雨さん、初読み。 ブクログの感想でよさそうだったので‥ 「あなたの片づけ手伝います」という名刺を持って働いている大庭十萬里は50代、一見ごく普通のオバサン。 「人生まで整理してくれる」という噂があるのだが‥? 短編連作で、どれも見かねた家族の依頼なため、本人は色々抵抗を示します。 いや~その気持ちがよくわかるのもあり、それは違うよといいたくなるのもありで、苦笑させられます。 「清算」は、妻とは離婚するという言葉を信じ、社内不倫5年で、しかも若い後輩に奪われそうになっている女性。 期待して努力していたのがだんだん投げやりな暮らしになり、それでも迷っている、そんなとき。 片づけ屋さんがキッパリ背中を押してくれます。 「木魚堂」は、妻をなくした老人。 娘が家事をしに通っているが、大変な負担になっていることに気づいていない‥ 「豪商の館」は、一人暮らしになった裕福な女性。 子供たちの誰かがいつかは地元に戻ると思っていたがそんな様子はなく、孫も最近は来ていない。 それなのに、習慣を変えられずに待ち続け、家族の好きなものを作ったりとっておいたりする生活を続けていた。 大きな家なので、収納場所はたくさんあるんですね。 「きれいすぎる部屋」だけは、十萬里の視点から。 洗剤メーカーに勤めていた経歴から掃除はお手の物だが、物を溜め込んで掃除もしないという心理状態に興味があるという。 魂の抜けたような顔をした主婦の場合は? 悲劇的なトラウマから抜け出せない‥ 下手に慰めず、悲しみは消えない、と同調してあげるほうがいい場合もある、と。 十萬里のチェック項目も面白いです。 「床が見えない部屋がある」「お茶を床にこぼしても拭かない」「窓が開けられない」というのには吹きました。いえ、該当してないです~! ただ「昔の年賀状が捨てられない」などはもろあたり。 気持ちが滞っていると、捨てる判断がつかない、というのはわかる気がしました。 ちょっとお節介なぐらいのオバサンが登場したように、何かのきっかけで事態が動き始める、ということもあり得るのでしょう。 あちこちちょっと痛かったけど、痛すぎず、優しい気分で読み終われましたよ。 前向きにね☆
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
片づけ屋の大庭十萬里が、さまざまな片づけられない人のおうちや人生を片づけていくオムニバス形式の小説。 テレビや雑誌などの『片付け特集』が好きな私には、とっても面白いお話でした。 それぞれに片づけられない理由があり、そのために、そこでとまってしまっている人生がある。 片づけることで、先に進める。 やっぱり片づけることが大切、を痛感させられます。 著者の本は2冊目。 他も読んでみようと思います。
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片づけ屋、大庭十萬里のお仕事4ケース。 誰も好きで片づけられないのではない。それぞれに何らかの訳があるのだ。それを見つけ出して、解決していく中で、片づけが実現していく。 納得でき、気持ちが良い。読後、自分の中で何かが片づけられているような気がした。
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片付けたほうが新しく得られるものがあるのは身を持って体験したことがあります。 心の整理になる。寂しさを物で埋めようとしていることがわかる。ピリッとした生活になる。 また片付けしようかな。
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