いつもが消えた日 の商品レビュー
サッカー好きの中学生が自宅に戻ると、家族はいなくてリビングに血溜まりがというショッキングな状況。神楽坂のお蔦さんが解決する
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神楽坂日記の二作目。前作の短編集と違って起きる事件がかなり大事だけど、正直なところ、この作家さんが救いようのないラストにするわけないという安心感からそこまでドキドキせずに読めた。なんせいつものことだけど、登場人物全員が魅力的。そして出てくる料理が美味しそう。
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第二弾、今回は長編ミステリー、神楽坂でこんな事件が起きちゃうかあって大きな事件を望くんと蔦ばあちゃんが解決していく今回も望くんの料理も出てくるが出来合い物も増えたかな……
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ミステリシリーズ3冊イッキ読み。その②。 ここから「お蔦さんの神楽坂日記」というサブタイつき。 第一弾は登場人物の広がりとともに短編仕立てだったけれど、この作品はひとつの大きな事件を1本描いたかんじ。 望の通う私立中の後輩の家族が失踪、家には大量の血、いろいろあってお蔦さんの家で...
ミステリシリーズ3冊イッキ読み。その②。 ここから「お蔦さんの神楽坂日記」というサブタイつき。 第一弾は登場人物の広がりとともに短編仕立てだったけれど、この作品はひとつの大きな事件を1本描いたかんじ。 望の通う私立中の後輩の家族が失踪、家には大量の血、いろいろあってお蔦さんの家でその後輩を預かることになり、、 1冊目のとき洋平と彰彦がサッカーについて語るシーンにちょろっとでてきてた存在の有斗、あのときにはすでに作者にはこの構想もあったのかなぁ。まず彰彦との関係性も土台が把握できていたからこそ、ふつうなら預かる展開にはならないちょっと無理な掴みも、受け入れられる。 被害者と加害者と線引きがあいまいな事件で、何故、という胸のつっかかりがとれる展開ではないんだけれど、この先はすこし明るい余韻を残して終わるラストなので読後感もよい。ひとの弱い部分に共感もできる。人は助けたり助けられたり。そうありたい。
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今回は長編。 望くんの後輩である悠斗が家に帰ると、家族がいなくなってしまっていた。一人残された悠斗は、お蔦さんが後輩を預かることに。 事件の背景が意外で面白かったが。
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日常の事件とは言えない大変な事件に主人公の望は巻き込まれてしまう。望の友人の後輩有斗の一家が有斗を残して消えてしまったのだ。家に血だまりを残して。 その有斗を望とお蔦さんは預かり、事件の解決にも動き出す。有斗を弟のように思い、守る望の熱い気持ち、お蔦さんや近所の人たちの温かい人情...
日常の事件とは言えない大変な事件に主人公の望は巻き込まれてしまう。望の友人の後輩有斗の一家が有斗を残して消えてしまったのだ。家に血だまりを残して。 その有斗を望とお蔦さんは預かり、事件の解決にも動き出す。有斗を弟のように思い、守る望の熱い気持ち、お蔦さんや近所の人たちの温かい人情。どちらもいい! 解決は?それは読んでのお楽しみ。でも、相変わらず、望の作る料理は手が込んでいて、美味しそうだ。
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シリーズ二作目。突然消えてしまった「いつも」。両親と姉の姿はなく残されたのは血溜り。当事者である少年が心憎いほどいい子で一生懸命で読んでいて切なく、先が気になって一気に読んでしまいました。今回は長編でこの事件に二人は関わっていくわけですが二人のスタンスは一作目と変わらずお蔦さんは...
シリーズ二作目。突然消えてしまった「いつも」。両親と姉の姿はなく残されたのは血溜り。当事者である少年が心憎いほどいい子で一生懸命で読んでいて切なく、先が気になって一気に読んでしまいました。今回は長編でこの事件に二人は関わっていくわけですが二人のスタンスは一作目と変わらずお蔦さんは凛と美しく、望は相変わらず料理でみんなの気持ちを救っています。話のテーマは前回以上に重く、過去も絡みいろいろな意味で辛いのですが二人の人柄ゆえなのか素敵な人ばかりの神楽坂の住人が優しい気持ちを運んでくれました。
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前作のことは殆んど覚えていなくても楽しめた。ちらちら登場する望の手料理が美味しそうで良い。事件の細かい部分にはあまり入れずに読み進めたけれど、望とお蔦さんと有斗のやり取りには自然と引き込まれた。望とお蔦さんには、行田尚希さんの「路地裏のあやかしたち」シリーズの洸之介と環さんを連想...
前作のことは殆んど覚えていなくても楽しめた。ちらちら登場する望の手料理が美味しそうで良い。事件の細かい部分にはあまり入れずに読み進めたけれど、望とお蔦さんと有斗のやり取りには自然と引き込まれた。望とお蔦さんには、行田尚希さんの「路地裏のあやかしたち」シリーズの洸之介と環さんを連想したりした。
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売れっ子芸妓で女優もやった、気っ風がよくて 男気があるが料理はさっぱりダメ、 街の人気者祖母お蔦さんとくらす中三の孫望と その友人たち、神楽坂界隈の古くからの住人たちの 人情溢れる物語。 両親の転勤を期に、代々男が台所に立ち 料理をこなす家族。 料理のできない祖母を一人にはでき...
売れっ子芸妓で女優もやった、気っ風がよくて 男気があるが料理はさっぱりダメ、 街の人気者祖母お蔦さんとくらす中三の孫望と その友人たち、神楽坂界隈の古くからの住人たちの 人情溢れる物語。 両親の転勤を期に、代々男が台所に立ち 料理をこなす家族。 料理のできない祖母を一人にはできず、 それなら夫婦は転勤地に、孫は祖母と 二人と二人の家族の食卓を守ることこそが最善の策と。 最近の事件も盛り込んで、中学から高校への時期 恋愛や家族の問題普遍的でありながら現代の様相を 盛り込んだこの物語は、読んでて新しく飽きない。 人情のエッセンスが実にセンス良く配合。 ちょうどいい塩梅のシリーズ三冊。 文庫本なら、持ち運びにいいのですが。
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”ご近所ミステリーのシリーズ”と思っていたので、読み始めて程なく「血だらけ」が出てきて驚きました。 それに、長編だったのですね。 サッカー部の先輩後輩の仲の良さには、腐っている人たちもニッコリ?
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