カネ遣いという教養 の商品レビュー
これが教養か、といわれるとやや疑問ではあるが、カネを遣うことで新しいインターフェイスが開かれる、というのはなるほどなと思った。世の中に桁違いにお金が必要になる世界があるというのも垣間見れたのはおもしろかった。 それでも、多額のお金を持って使えるようになったとしてこういう感じ......
これが教養か、といわれるとやや疑問ではあるが、カネを遣うことで新しいインターフェイスが開かれる、というのはなるほどなと思った。世の中に桁違いにお金が必要になる世界があるというのも垣間見れたのはおもしろかった。 それでも、多額のお金を持って使えるようになったとしてこういう感じ....?と思うと、私は本書で言われているような教養的な人間にならなくていいし、身の丈にあった生活送る....となったので、私は金持ち向いてないんだろうな(笑)
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※このレビューにはネタバレを含みます
ファンド・マネージャーとして億単位の収入を得、箸置きに20万円、椅子に33万円、文具、時計、カメラ、オーディオにはそれぞれ高級車一台分・・・を遣ってきた(今は、職を辞し、二度の離婚でカネは全て失った)1959年生まれ、藤原敬之氏、私には縁のない方、縁のない話ですw。「カネ遣いという教養」、2013.10発行。
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160607読了。 自腹の重要性→奢られると「借り」を作ることになる。「されっぱなし」は「無神経」につながり易く、「品の無さ」が現れる。 「金を出す、遣う」とは、「神経を遣う、気を遣う」ことでもある。
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クレディスイスなどで資産運用をして巨額の収入を得た著者が 様々なモノに金を遣い、離婚を通じて金を遣いつくすまでのいきさつとその説明 金に関する筆者の哲学や自己正当化の論理は正直なところ非常に稚拙に感じられるが どういうものにこだわって金を使ったかという点は興味深い →椅子、食器、...
クレディスイスなどで資産運用をして巨額の収入を得た著者が 様々なモノに金を遣い、離婚を通じて金を遣いつくすまでのいきさつとその説明 金に関する筆者の哲学や自己正当化の論理は正直なところ非常に稚拙に感じられるが どういうものにこだわって金を使ったかという点は興味深い →椅子、食器、絵画、文房具、靴、カバン、オーディオ、カメラ、腕時計 特に腕時計への投資は著者自身も費用対効果の点で疑問を持っているようである 見わたせば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家 (あとがきより)
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欲望の形 これには些か驚いた。 金があるから使うのか、使うために金があるのか。 ある種のお金哲学だ。 私の欲望の向き合い方と真逆をいくスタンスがとても爽快かつアホくさく、それでいて楽しめた。 少し羨ましく、少し疎ましく。 私はどこにインターフェースが開かれているのか…。 それはそ...
欲望の形 これには些か驚いた。 金があるから使うのか、使うために金があるのか。 ある種のお金哲学だ。 私の欲望の向き合い方と真逆をいくスタンスがとても爽快かつアホくさく、それでいて楽しめた。 少し羨ましく、少し疎ましく。 私はどこにインターフェースが開かれているのか…。 それはそれでまた楽しみだ。
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個人的には非常に面白かった。 お金を使えばお金が入ってくる。 そう言ってる作者が財政破綻して矛盾 しているかもしれない。 しかしこの本の作者には 清貧や真面目に貯蓄する価値観と 正反対の価値観があり、 非常に個性がある。 バブルともまた違ったカネ遣い。 年収で億を稼げた作...
個人的には非常に面白かった。 お金を使えばお金が入ってくる。 そう言ってる作者が財政破綻して矛盾 しているかもしれない。 しかしこの本の作者には 清貧や真面目に貯蓄する価値観と 正反対の価値観があり、 非常に個性がある。 バブルともまた違ったカネ遣い。 年収で億を稼げた作者だからこその カネ遣いには人間が本来持っている カネ遣いの楽しさが隠れてる。 万年筆とか鞄とか靴とか、 そういうモノを風流に愛せる人には 共感できる本です。
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筆者の価値観や考え方には、私は共感できるところも多く、前半は面白かった。 が、後半、具体的なモノについて、何にどれだけ使ったかということが延々と書かれるくだりは、ページ数稼ぎな感じがぬぐえなかった・・・。茶器など、自分の知らない世界のことなので、へぇ~と思えるところもあるにはあっ...
筆者の価値観や考え方には、私は共感できるところも多く、前半は面白かった。 が、後半、具体的なモノについて、何にどれだけ使ったかということが延々と書かれるくだりは、ページ数稼ぎな感じがぬぐえなかった・・・。茶器など、自分の知らない世界のことなので、へぇ~と思えるところもあるにはあったのだが、こればかりは個人の趣味の問題だよなと・・・。 どんな「モノ」にお金を使ったかよりも、どんな「体験」にお金を使ったかの方がまだおもしろかったのは、「体験」から得られる筆者の感想や価値観についての記述に、自分がその体験をしたならばどんな感想を抱くことになるのか、こちらの想像力が膨らむところがあるからなのだろう。「体験」というのは、あくまでも、その人自身が経験しないとわからないものであるからだ。 でも、「モノ」は正直、実物の写真等がないと説得力に欠けるし、写真等がないところで文字だけで延々と説明されても、文字によって自分が抱いたイメージと実物が違ってしまえばそれで話は終わりなのである。なので、何の想像力もかき立てられない。そんなわけで、前半の内容を厚くしたほうが面白い本になったのではないかと思い、惜しい気がした。
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カネ遣いが果たして教養なのか。そんなカネの遣い方をしたこともない僕にはなかなか理解できないが、ビル・ゲイツや松下幸之助の金遣いは面白味がない、というのはわかる気がする。 新たなインターフェースが、教養がカネ遣いで手に入る、しかしながら削ぐこと、いわばエンプティネスへの憧れが見えて...
カネ遣いが果たして教養なのか。そんなカネの遣い方をしたこともない僕にはなかなか理解できないが、ビル・ゲイツや松下幸之助の金遣いは面白味がない、というのはわかる気がする。 新たなインターフェースが、教養がカネ遣いで手に入る、しかしながら削ぐこと、いわばエンプティネスへの憧れが見えてくる。 カネを遣うことと、それが好きであるということは必ずしも一致しない。結局のところ、学問も教養もみな暇つぶしであると。そうだそうだ。己を磨くとか、教養とか、そんなのはどうだっていいんだ。中身はあんまり読んで気持ちのいいものではなかったけれど、なにか捨て置けないものがあった。
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外資系のファンドマネージャーだった著者が,二度の離婚ですべてを失うまでのカネ遣いの履歴といったところか. 日本ではこういうことを語ると下品だということになるので,まあ珍しい本.バカバカしさと一面の真実が同居した本.
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