カネ遣いという教養 の商品レビュー
元ファンドマネージャーであった著者。大きなお金を動かしつつ、プライベートではお金に執着がないとも。それを表すかのように、色々な「物」への投資。それも、半端でないお金の遣い方を赤裸々に紹介。お金の本質とは?を考える一冊にも。結局、お金とは如何に有効に遣うかに行きつくのでは?
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仕事柄、家計管理やマネープランニングに関する本に目を通し、参考になれば皆さんにご紹介しています。 本書もそのつもりで手に取りました。 家計のノウハウ本ではありませんでした。けれども、何のためにお金を稼ぐのか、貯めるのか。という点を明確にするためには役立つと思いました。 読み...
仕事柄、家計管理やマネープランニングに関する本に目を通し、参考になれば皆さんにご紹介しています。 本書もそのつもりで手に取りました。 家計のノウハウ本ではありませんでした。けれども、何のためにお金を稼ぐのか、貯めるのか。という点を明確にするためには役立つと思いました。 読み始めて最初の方は、正直、「うーん、読んでいて気分が良くないなぁ」と思う個所もありました。 しかし、読み進めるうちに、高品質の物、価値のあるもの、ホンモノに触れることが、いかにその人の価値観を育てるものかという点を教えて頂きました。 帯に「身銭を切らなければ己は磨けない」とありますが、賛成です。 著者は、360度の視界を持ち、それぞれをとことんまで追求する方のようで、だからこそ、億という単位のお金をつぎ込んで己を磨いたのでしょう。 しかし、誰にでも、一つや二つ、著者のような探究心を持って何かに打ち込む対象はあるでしょう。それに対して妥協をしない姿勢は、あって当然です。それに財産を投じても悪いことではないと思います。 むしろ、そのように心や金銭をつぎ込むほどの何かがあった方が、生き方としては好ましいのではないでしょうか。 お金を貯めてばかり、または貯める目的もなしに漠然と貯めている、という方にはぜひご一読をお勧めします。 ファイナンシャル・プランナーは、節約を勧めるのではありません。適切なものに適度な支払いを勧めたいです。本書の著者はちょっと極端ですが、このようなお金の使い方は、お金も嬉しいのではないかと思います。
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2014/1/18読了。 カネの使い方は、その人の人間性そのものだということは賛同できる。しかしながら、それは人から教わることではなく自分で形作るものなのだろう。
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カネを殖やすことを生業とするファンドマネージャーで大成功し、億単位の収入を得ていた著者が、茶道具、オーディオ、カメラ、インテリア、2回の結婚と離婚、ありとあらゆることにカネを遣い、蕩尽のすえに辿り着いた経験と悟り=教養についてのエッセイ。 投資、貯蓄、ビジネスの成功譚やノウハウ...
カネを殖やすことを生業とするファンドマネージャーで大成功し、億単位の収入を得ていた著者が、茶道具、オーディオ、カメラ、インテリア、2回の結婚と離婚、ありとあらゆることにカネを遣い、蕩尽のすえに辿り着いた経験と悟り=教養についてのエッセイ。 投資、貯蓄、ビジネスの成功譚やノウハウ、そんな本は古今東西数多あるけれど、カネ遣いを勧める本は希少かもしれない。
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自分のレベル、購入しても良いかなと思うものに、惜しみなくお金を使っていけばいいのではないかということを改めて感じさせてくれた本。 この本の著者のように、無理にお金を遣うことはないのではないかと思う。 「本は生モノ」「自分が誘って部下と飲みに行くときは100%勘定を持つ」などは、...
自分のレベル、購入しても良いかなと思うものに、惜しみなくお金を使っていけばいいのではないかということを改めて感じさせてくれた本。 この本の著者のように、無理にお金を遣うことはないのではないかと思う。 「本は生モノ」「自分が誘って部下と飲みに行くときは100%勘定を持つ」などは、うなづけるものでしたが。
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「自分が買ったモノによって自分の生活の枠組みが規定されていく。」(p.115) 「良いモノはそうやって人の手を経て旅をします。何十年、何百年、それは時空を超える旅になっていきます。私はある時期、その旅の同伴者となっただけです。」(p.133) 2013.11.24
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ノーミュージック、ノーライフ そうなのだろうか。鴨長明が住んだ方丈は四畳半、そこに置いたのは琵琶と琴だったらしい。究極のシンプルライフです。
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えー、この著者うちの会社OBだったの???レビュー書こうと思って裏表紙見ると、ファーストキャリアにうちの会社の名前が。 読んでる時には、こんな金持ちの世界があるのか、って少し遠い存在として見てたら。まさかの・・・ 本の内容は、外資系投資会社等で役員を務めるなど、超エリートサラリ...
えー、この著者うちの会社OBだったの???レビュー書こうと思って裏表紙見ると、ファーストキャリアにうちの会社の名前が。 読んでる時には、こんな金持ちの世界があるのか、って少し遠い存在として見てたら。まさかの・・・ 本の内容は、外資系投資会社等で役員を務めるなど、超エリートサラリーマンであった著者が、行ってきた金遣い、そしてそこから見える拘り(金を遣うことへの哲学)の数々。 一流のものに対する興味がすごく刺激されたので、何か良いものを拘りをもって買ってみたいという気になった。 あとは著者の歴史や芸術に対する造詣の深さに感服。
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