熔ける の商品レビュー
盛り上がった時にマスコミが報じない裏側とか、当事者のホンネとか、やらかした人の懺悔本の楽しみ方っていろいろあって、つい読んでしまう。田舎の閉塞感とか、共感できる部分も多々あるんだけど、ここまで会社から金引っ張れたり、42歳で社長になったりって、やっぱり創業家のぼんぼんだから。ま...
盛り上がった時にマスコミが報じない裏側とか、当事者のホンネとか、やらかした人の懺悔本の楽しみ方っていろいろあって、つい読んでしまう。田舎の閉塞感とか、共感できる部分も多々あるんだけど、ここまで会社から金引っ張れたり、42歳で社長になったりって、やっぱり創業家のぼんぼんだから。まあ非上場かつ小さな会社だったらここまで騒ぎにはなってなかったかもだけど。 それにしても、かなりの規模の上場企業で創業家が経営の中枢にいるケースってたまにあるけど、ガバナンスってこんな感じなんだろうか? のぞき見趣味的には、華麗なる交友関係が面白かった。渡辺淳一の小説のモデルになったという人物が登場する小説が気になる(笑)。
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大王製紙前会長の井本意高の懺悔録。 著者は大王製紙の創業家に生まれ会長職になりながら、カジノに依存していくさまを冷静に書き綴っている。 しかし、前半は真っ当なビジネス本になっており驚いた。 父親のスパルタ教育・赤字子会社を立て直したエピソードなどは参考になる。 後半は、...
大王製紙前会長の井本意高の懺悔録。 著者は大王製紙の創業家に生まれ会長職になりながら、カジノに依存していくさまを冷静に書き綴っている。 しかし、前半は真っ当なビジネス本になっており驚いた。 父親のスパルタ教育・赤字子会社を立て直したエピソードなどは参考になる。 後半は、芸能界との華麗なる交流やギャンブル依存症への顛末になってくるのだが、読みやすい。 氏をホリエモンが援護してきている点も興味深い。 いつか、華麗なる復活を成し遂げるのではないかと、ひそかに期待してしまう。
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カジノで巨額損失をだし、関係会社から109億円もの資金を個人的に借り出した大王製紙元会長の懺悔録。 本人がカジノにはまっていくくだりも興味深いが、それより、会長だからと言って億単位の金を個人口座に振り込んでしまう関係会社の管理体制の杜撰さに驚いた。社内のチェックや社外監査などどう...
カジノで巨額損失をだし、関係会社から109億円もの資金を個人的に借り出した大王製紙元会長の懺悔録。 本人がカジノにはまっていくくだりも興味深いが、それより、会長だからと言って億単位の金を個人口座に振り込んでしまう関係会社の管理体制の杜撰さに驚いた。社内のチェックや社外監査などどうやってごまかしていたのか?
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優秀な方なのだろう。 一般の物差しからのはみ出し方が、プラス方向へもマイナス方向へもとてつもなく大きく、やろうとしてできるものではない。
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100億円を超える額をカジノにつぎ込むまでの 過程や心の動きを知りたくて読んだ。 「言い訳じゃないか」「反省しているのかな」 と思う部分もあるにはあったが、自分のことを 終始客観的に捉えて書かれている所には感じ入った。
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その地獄に落ちていく恐怖を知りたくて読み出したわけだし、それについての話は凄い。けれど会社における通常の又は優秀な部分については特にそれが知りたかったわけではないので興味のない話。要らない。井川意高という人物像が知りたいわけではない。地獄の入口が知りたいだけ。
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意外と淡々としているのは、借金は全部返したという自負があるせいなのだろう。しかし、問題はそこにあるのではなくて、会社のしかも公開会社の連結子会社の金を自分の賭博に使ったという事実な訳で、それを本人がわかっていないのは致命的だ。まだ若いからやり直せるというのは正しいしそういったチャ...
意外と淡々としているのは、借金は全部返したという自負があるせいなのだろう。しかし、問題はそこにあるのではなくて、会社のしかも公開会社の連結子会社の金を自分の賭博に使ったという事実な訳で、それを本人がわかっていないのは致命的だ。まだ若いからやり直せるというのは正しいしそういったチャンスは与えられるべきだろいうけど、この人が自由の身になったとして誰がこの人を信用するのか、出所後に身をもって感じた時に新たに本を書いてもらいたいものだ。 頭もいいし仕事はできるんだろうけどなあ。
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おもしろかったー。 3代目が会社を潰す、という、そのままの構図。 エリートのお父さんから殴られながら勉強させられて、せっかく筑波駒場東大前中学に合格したのに。 賭けマージャンやりまくって。 昔は、頭の良い人って、マージャン好きな人多かった。 東大法学部で司法試験に合格したあ...
おもしろかったー。 3代目が会社を潰す、という、そのままの構図。 エリートのお父さんから殴られながら勉強させられて、せっかく筑波駒場東大前中学に合格したのに。 賭けマージャンやりまくって。 昔は、頭の良い人って、マージャン好きな人多かった。 東大法学部で司法試験に合格したある政治家も、3日間ぶっ続けで徹マンやり続けて飛蚊症になった、と言ってた。 昔、先輩たちと一緒に徹マンしてたけど、計算の仕方が最後までよく分かんなかった。 マージャンそのものは、トランプの、セブンブリッジに似てて、なんとなく徹マンに付き合えるくらいのレベルだったんだけど。ルールを詳しく知らなくても、ある程度は勝ててた。 でも、お付き合いでやってるだけで、オレ的にはそんなにおもしろいとは思えなかった。もともとギャンブルには興味がもてない。 この人のお父さんの教育方針で、致命的に間違っていたのは、子供たちに家族マージャンやらせて、子供のおこづかいまで賭けさせてたこと。 これって、幼児体験だから、ギャンブルのスリルが脳に刷り込まれて、潜在意識の中にまで、刷り込まれちゃうんだよね。 これはマズイよー。 この人のお父さんの時代って、おそらく、ゴルフと同じように、マージャンも、人付き合いに必要なものだったんじゃないかな。
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世間を騒がせたニュースだっただけに、様々な疑問も感じていたが、真実がわかりスッキリした。井川さんには是非頑張ってほしい、とエールを送りたくなりました。
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それなりに賢い人なんだろうけど、バクチってやっぱり恐ろしいのね。力がある人だからこそここまでのめりこんじゃうんだろうか。凡人は恐ろしくなって引き返すよな。
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