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かがやく月の宮 の商品レビュー

3.3

18件のお客様レビュー

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2024/02/05

紫式部が父から受け継いだ『かがやく月の宮』にインスパイアされて『かがやく日の宮』の物語を書き始める…って枠構造。『源氏物語』誕生秘話、ですな。 伊勢物語の「月やあらぬ…」がシラっと秋の歌に詠み代えられていたのに思わずニヤリ。 岡山弁を喋る海賊が笑えるー

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2020/02/02

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2014/02/post-7c15.html

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2017/05/08

竹取物語の”異本”といいましょうか…それを読む紫式部、そして源氏物語へ、という視点も良かったですね。竹取翁がかぐや姫の求婚者たちに求めた五宝が五大五行と繋がるのは、『陰陽師』読みとしてはまぁ然もありなんですが…その先、中国神話の嫦娥に繋がり、西域の神話・外法と繋がってさらに阿瑠天...

竹取物語の”異本”といいましょうか…それを読む紫式部、そして源氏物語へ、という視点も良かったですね。竹取翁がかぐや姫の求婚者たちに求めた五宝が五大五行と繋がるのは、『陰陽師』読みとしてはまぁ然もありなんですが…その先、中国神話の嫦娥に繋がり、西域の神話・外法と繋がってさらに阿瑠天美須=天照まで繋がるとは!(@@;いやでもこういうの大好物だし(笑) SFファンタジーであり、ある程度の史実を織り交ぜての「空言」として非常に読み応えがあって面白かった。でも、かなり好き嫌いが分かれそうな作品ではありそうだなぁ。

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2016/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スゲーとこ突いてきた小説。 竹取物語をこういう風に解釈するかぁ。 SF・ファンタジー・奇譚・とんでも歴史考察・姉弟ショタ…あるゆるものをごっちゃに詰め込んで、引っ掻き回して、最後の落としどころはあの長編小説とは、落としどころもサスガというか。 もっと書き込もうと思ったらなんぼでも伸ばせるベースあるはずの下地、なんならこれの設定だけで結構な大河歴史ファンタジー小説が書けると思えるのに、ギューッっと濃縮して200Pあまりに納めたところも良かった。気になる伏線放置(竹取翁どうなってん、とかあるも、それでも冗長になるよりは良かったかも。 奇想天外な小説読みたい方にお勧め。ボリュームの割に読み応えあって、伏線の張り方、解決の仕方に肝持ってかれるの楽しいよぉ

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2016/01/06

時の政争の凄まじさ虚しさ、生きるということの儚さ、そして何かに猛執することの狂おしいばかりの哀しみ…。 それらを織り交ぜながら妖しなる流麗な文体で描かれた[かぐや姫異聞]

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2015/08/29

さらに読みやすくなってましたよ・・・。 竹取物語モティーフです。 そこで源氏物語につながるんか~~~いってオチと姉弟ねたは良かった・・・。

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2015/05/17

紫式部が父から譲り受けた「かがやく月の宮」という巻物を読んでいく。竹取物語をモチーフにしたファンタジー。物語の中の物語。月の力だったり、月の神だったりの話が好きなので、それだけで楽しく読めました。

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2015/04/25

竹取物語と持統天皇あたりの史実に天照大御神やギリシャ神話なども味付けに加えて、時代が交差しつつそれが違和感ないという、不思議な味わいの物語になって面白かった。たくさんの和歌が効果的に使われていて、それも楽しかった。

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2014/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かぐや姫を帝から描いた物語。帝のはかない雰囲気は美しく、その一方で藤原氏が台頭する朝廷の雰囲気はリアリティがあり妖しさとリアルがほどよく交わり、とても面白く読めました。 アルテミス→嫦娥→月読、月読=スサノオの考察が面白かった。そういえばあの3人の中で月読神の存在感って全然ないものね・・・。

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2014/04/02

比較的読みやすい…かな?と思いつつ読了。しかしこれ、なんていうジャンルなんだろうか? 「かの女」みたいに思わず「空言空言」って言いたくなる。

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