日本の会社40の弱点 の商品レビュー
【日本人が気が付かない日本人の特性】相談されると黙り込む上司。「できません」と堂々と言う部下。自己紹介は名前ではなく社名から…。外国人社員が語る日本人の不思議。
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日本人から見ると、ごく当たり前に感じることでも、国が違うとここまで違うということに気が付かされた。どちら側も言い分をしっかり聞けば、もっともという気もする。一番最後に出てきたタイ人の「そろそろ出家したいので、有給休暇は取れますか」は、あまりにも日本の現実とかけ離れているので、驚き...
日本人から見ると、ごく当たり前に感じることでも、国が違うとここまで違うということに気が付かされた。どちら側も言い分をしっかり聞けば、もっともという気もする。一番最後に出てきたタイ人の「そろそろ出家したいので、有給休暇は取れますか」は、あまりにも日本の現実とかけ離れているので、驚きを通り越して笑ってしまった。お互い違和感なく仕事ができるようになるのは、どれくらい先になるんだろうね。
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文化や習慣、価値観の違い。異質な存在だと見下ろす相手側にその違いを理解させ矯正しようと努めるばかりで、自らが変化すべきだということを理解しよう/受け入れようと努力しない企業・組織が人材の多様性を追い求めるなんて、笑止千万。「同調」と「協調」を混同したまま、協調性ではなくて、同調性...
文化や習慣、価値観の違い。異質な存在だと見下ろす相手側にその違いを理解させ矯正しようと努めるばかりで、自らが変化すべきだということを理解しよう/受け入れようと努力しない企業・組織が人材の多様性を追い求めるなんて、笑止千万。「同調」と「協調」を混同したまま、協調性ではなくて、同調性の高い人を求めてきた組織であれば、なおのこと。
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本屋さんで偶然見つけた一冊。 証言→解説という流れが短くまとめられているので、ちょっとした合間に読んでいました。 ここで紹介されている外国人社員の証言は本当にリアルな声ばかりで、当然と思っていたことを見つめ直すいい機会となりました。 日本とそれ以外の国の違いをうまく対比してくれ...
本屋さんで偶然見つけた一冊。 証言→解説という流れが短くまとめられているので、ちょっとした合間に読んでいました。 ここで紹介されている外国人社員の証言は本当にリアルな声ばかりで、当然と思っていたことを見つめ直すいい機会となりました。 日本とそれ以外の国の違いをうまく対比してくれ、読みやすい内容となっています。 ドラッカー :知識経済化する社会において、生産手段は会社の設備ではなく、社員の知識そのものに移りつつあること、社員が雇用主である会社の存続期間よりも長生きする社会になった 自己紹介のの順番→グローバル化の進展+生産手段が個人化、属人化しつつある知識経済化が背景 名前が先、次にしていること 同調型コミュニケーション:相手の意見・主張に対し調子を合わせ無批判に同意するコミュニケーションスタイル 協調型コミュニケーション:共通の目的を達成するにあたり、それぞれのメンバーが与えられた役割を果たすコミュニケーションスタイル 日本企業の分類:「伝統型製造業」「伝統型サービス業」「新興型製造業」「振興型サービス業」 ・日本型会社観:「社長は社員の代表」「企業目的は永続性の追求」「長期志向」「社員の役割は多能工でゼネラリスト、成長するという前提」→資本主義の根源が農耕型社会にあることと関係→メンバーシップ型 ・欧米型会社観:その逆→航海型→ジョブ型 仕事に対する価値観・優先順位 ・日本「組織貢献型」(会社→家族→趣味) ・中国「独立起業型」(家族→コミュニティー→会社) ・インド「スペシャリスト型」(宗教→家族→会社) ・ベトナム「一家団欒型」(家族→コミュニティー→会社) ・日本「過程のマネジメント」:海外「結果のマネジメント」 ・違いを価値に変える6段階理論 理解→信頼→提案→展開→深化→文化 <この本から得られた気づきとアクション> ・文化が違えば、解釈は全く違うもの。自分と自分の周りが常に当たり前と思わず、常に客観的に見ていきたい。 ・違いを認識することで、いい面、悪い面も見えてくる。必ずしも悪い面ばかりで悲観的にならないこと。 ・今後はこの本で書かれているようなことが日常生活に入ってくる。この問題を身近に感じるよう意識すること。 <目次> 第1章 職場のコミュニケーション編 第2章 ビジネス日本語編 第3章 マネジメント・チームワーク編 第4章 悩める上司編 第5章 就職活動・キャリア編
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「グローバル」、「ダイバーシティ―(多様化)」などという言葉がメディアで踊っている。それにつられてそれらの言葉を会社で使い、実践しようとしている会社がある。しかし、実際の所、かけ声と現実がかけ離れていて横滑りしている。 今回の本は、外国人社員の目を通して見た日本の会社の弱点。...
「グローバル」、「ダイバーシティ―(多様化)」などという言葉がメディアで踊っている。それにつられてそれらの言葉を会社で使い、実践しようとしている会社がある。しかし、実際の所、かけ声と現実がかけ離れていて横滑りしている。 今回の本は、外国人社員の目を通して見た日本の会社の弱点。個性的な人材を求めているなんて?という感想が載っていた。外国人でなくとも、日本人でも個性と言いながら終身雇用が前提となっているところでは、会社の色に染めようとする。契約書にサインしなくても、高度経済成長期なら漠然としたものではあったが会社が生涯面倒を見てくれるという一種の保証があったからそれでもよかった。 ところが、リストラで首切り、退職を勧められて断ると、嫌がらせをして自己都合退職に追い込む。そんな中で、会社の色に染まれと言われても、今日は4月1日じゃないと思ってしまう。 面子を重視する中国人が、人がいる中で怒るのは信じられないと述べている。それについても、国籍を問わず好ましいことではない。指摘するにも仕方があり、頭ごなしでダメじゃないかと言っても納得するどころか「何じゃそりゃ」と反発したくなる。 仕事の仕方にしても、事前に準備を重ねてこれで大丈夫となった段階で動き出す日本。その一方で、アメリカや欧州とくにラテン系は、完ぺきでなくても走り始めて、途中で不具合が出たらその時点で修正していくスタイルをとっている。 納期にしても、何日までに必ずというのが日本だが、外国に出ると必ずしも期日通りとはいかない。期日が過ぎても、「それが何か」でつれない返答をされてしまうこともある。 日本人、外国人双方にある「認識のずれ」をどこまで埋めていくかがポイントとなる。の際に、一例としてこの本を読んでおくと外国人社員の発想を認識できて、対処する第一歩となる。こればかりは、テストに出てこないのでTOEIC900点あってもできるとは限らない。
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