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午前32時の能年玲奈 の商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2024/06/18

(2013/12/28) あまちゃんこと能年玲奈に代表されるアイドルをビシビシ切るかと思えば、 石原慎太郎、東浩紀、宮台真司らについても鋭くえぐる。 何なんだこの人。 中森明菜と関係ないのか? しかし、あまちゃんについての洞察はすごいものがある。 板野とマリコさま...

(2013/12/28) あまちゃんこと能年玲奈に代表されるアイドルをビシビシ切るかと思えば、 石原慎太郎、東浩紀、宮台真司らについても鋭くえぐる。 何なんだこの人。 中森明菜と関係ないのか? しかし、あまちゃんについての洞察はすごいものがある。 板野とマリコさまが脱退してから失速しつつあるAKB48だが、 実は失速の理由はNHKドラマ「あまちゃん」ではないかと思った。 あまちゃんのアメ女とGMT47deパロディ化され、 アイドルの裏側、からくりが明らかになってしまい、 AKBはその輝きを失ってしまったのではないかと! その輝きを吸収したのが能年玲奈ということになるのか。 今年の紅白はAKBとあまちゃん軍団が共演する? 直接対決はなかろうが、時代の変化が見えてくるような気がする。 中にはピンとこないコラムもあったが、全体として面白かった。 特に宮台論はうなずけるものがある。 それにしても宮台真司って、どのくらいメジャーなのだろうか。 いまさらながら「制服少女たちの選択 」読んでみようかな。 時代を象徴する本であることは確か。 中森明夫による中森明夫論があれば読んでみたいな。何者だろう。 1 午前32時の能年玲奈 2 アイドルと文学(AKB48と文学 もし寺山修司が、いま生きていたら ほか) 3 文庫解説アクロバット(解説、あるいは、僕流仁義通します―橋本治『極楽迄ハ何哩』 笑いと逸脱に満ちた山口昌男体験記―山口昌男『笑いと逸脱』 ほか) 4 リンクする文学&泥棒少年読書日記 5 論壇アイドルの肖像(宮台真司の“転向” 東浩紀というキャラクター ほか) 6 愉しい文学

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2014/08/11

アイドルやドラマに関するエッセイや評論集。あまちゃん関係はともかく、他のアイドル関連の項はいかんせん興味がなさすぎた…。

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2014/06/12

 最初のアイドル・能年玲奈についての論評だけ読んだ。(他は何か関心がわかなかった。) 中森明夫のアイドルとかサブカルチャーのものの見方はすごい素直で好感が持てる。好きなものは好きという単純な感情を論理立てて説明してくれているよう。

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2014/02/08

デイキャッチで豊崎さんが紹介していて購入。 あまちゃん、アイドルから論壇まで幅広い評論、批評に本当に驚く。 サブカル界の巨人。本当に凄い本。

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2014/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまちゃんについて語っていることは、冒頭のわずかな頁だったけど、 アイドルについての考察とか、面白かった。

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2014/01/04

地元の図書館で、あまちゃんの部分を読む。正直、論理的な文章ではありあせん。それで、いいと思います。あまちゃんは、この評論家の理性を吹き飛ばすような作品だったと思います。それだけのことです。

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2013/12/01

SPA!とあまツイしか知らないので高い本だと思って買った。読んでみてコスパよい本だとわかる。進撃の知の巨人だ。サイン本、大切にする

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2013/11/14

日常、非日常、メディアを巡るさまざまな事象の森の中に道を付ける作業に似た評論。そこには思いもかけない場所に続く道があったり、新たな発見を左右に展開させる道もある。

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2013/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 中森明夫は、SPAの「中森文化新聞」のイメージが強かったが、その著書はほとんど読んだことがなかった。「桐島、部活辞めるってよ」の連続ツイートに感銘を受け、twitterをフォローしたら、まもなく「あまちゃん」の連日ツイートに出会う。そんなこんなであまちゃんを見始めて、ハマった。あまロス真っ只中のこのごろ、中森明夫のアイドル論として「午前32時の能年玲奈」を読み始めた。  とはいえ、この本はアイドル論にとどまらない。というよりも能年玲奈を中心に、「中森明夫が心動かされる存在を熱く語る」話となっている。おたくを生み出した張本人で、高校中退という経歴が物語る苦労人が、憧れと希望を持って文学、アイドル、論壇史を語っている本である。能年玲奈に注ぐ愛情と等価のものを、宮台真司にも東浩紀にも石原慎太郎にも注いでいる。だから、とても引き込まれる。  この本は中高生に薦めたい。小説や哲学は「手の届かない場所」にあるものではない。自分が人生や人間関係に思い悩んだ時に、読者の目線に降りてきて語ってくれる本。著者の「学校で愛するということ」も読みたくなった。  

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