1,800円以上の注文で送料無料

しんがり の商品レビュー

4.2

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/09/17

「しんがり」のブクログ用感想文  2023/9/17  2023年夏にあらためて、読み直しました。 約30年以上も前の金融危機のとき、社長が泣いて謝ってるという報道があって、どういう問題があったのかが分からず、振り返れば、たいへん恥ずべきことでした。この本を読んでやっと背景も含...

「しんがり」のブクログ用感想文  2023/9/17  2023年夏にあらためて、読み直しました。 約30年以上も前の金融危機のとき、社長が泣いて謝ってるという報道があって、どういう問題があったのかが分からず、振り返れば、たいへん恥ずべきことでした。この本を読んでやっと背景も含めた意味がわかりました。 しかし、残念なことに、同様な粉飾問題がそれ以降も多発しています。このような問題は再発防止が難しいのかもしれません。 (1)主な感想 ①「とばし」と「一時疎開」が、悪知恵がはたらいていると感心し、理解 その時の経営の数字をよく見せる粉飾である。結局、この不良債権がヘドロとなって山一をダメにした。 ②東芝や第二次世界対戦における日本軍部の失敗と同じ 「臭いものに蓋」ということです。問題が起きればそうしたいというのが世の中の常です。しかし、関係者は襟を正すべき。現在でも問題になっているリコール問題や公文書改ざん問題や保険金不正受給問題があるが、同様である。 ③監査とか検査が、形式的になって機能しないのが問題 上級幹部の意識改革が必要である。 ④顧客、上司、同僚に対しても決して嘘をつかないことが大事 情報を粉飾しないで誠心誠意の行動に徹した仕事をすることが、心の清涼感であり、これこそが力の源泉である。この言葉に感動した。 ⑤潰れる会社を見捨てずに、しんがりとして、最後の調査報告書を出したところは立派 「しんがり」はよく考えられたタイトルでした。 ⑦帰還不能点という言葉を初めて聞いて、理解した。 駄目になった最後の失敗が、会社の帰還不能点ということがわかった。 (2)今後学びたいこと なかなか読み応えのある本でいろんな人に勧めたいと思います。良い本でした。 自分を振り返ると、なかなか成果に結びつかないことがあったが、下記の点をやって、頑張っていけば、なんとかなったはずだと思いたい。今後も忘れずに実行したい。 ①心の清涼感がビジネスのみならず人間として生活していく上で力の源泉である。 ②努力する能力を磨いていれば良い。 ③自分の信念に沿って生きていくということが大事である。 ④どんなことが起こってもなんとかなる。 以上

Posted byブクログ

2019/05/21

山一證券の最後の内部調査を行った業務管理部の人々の話 なかなか、感動的である。 それを書いたのが、ナベツネに巨人軍を追い出された清武氏というのがなんとも。

Posted byブクログ

2019/01/13

●たとえ社長や上司からの指示であっても、不正や犯罪などには手を染めるべきではなく、戦うべき。それで左遷やクビになっても、最終的には正義が勝つ! ●この本に限っては、WOWOW「ドラマW」版の映像の方が私の好み。江口洋介率いる主人公や、まわりの部下達の活躍が非常にわかりやすく、お...

●たとえ社長や上司からの指示であっても、不正や犯罪などには手を染めるべきではなく、戦うべき。それで左遷やクビになっても、最終的には正義が勝つ! ●この本に限っては、WOWOW「ドラマW」版の映像の方が私の好み。江口洋介率いる主人公や、まわりの部下達の活躍が非常にわかりやすく、おすすめだ。

Posted byブクログ

2018/05/26

山一證券の破綻の前後に人知れずに精算業務や真相解明に奔走した者たちを描いたノンフィクション。 バブル期に営業至上主義に陥った企業がいかにして凋落していったかがリアルに描かれる。 無給でも頑張る人間たちの姿を読んでいると心が熱くなった。仕事に向かう姿勢が正される本。

Posted byブクログ

2018/02/27

淡々と進むのと多少時系列が前後するのが読みづらさと人名の覚えづらさがあるけど、歴史書としても知っておいた方がいい本。日本人のお金と仕事に対する考え方をもう少しアップデートしなきゃいけないなとも感じる。

Posted byブクログ

2017/12/01

会社の最期を締める「しんがり」の熱い想いと苦労と心労が半端ない。去りゆく仲間との約束を守り、最期まで自分の責務を全うした。彼らを心から尊敬したい!

Posted byブクログ

2017/10/05

著者といえば、読売巨人軍のナベツネを批判した人物というほうが記憶に新しい。 そんな著者が、山一の本を書いているのを書評で見て、どんな本を書くのか読みたいと思い手にした。 当時の社長が、『社員は悪くありませんから!』とボロ泣きしていたことを今でも思い出せるくらい、強烈な印象だった。...

著者といえば、読売巨人軍のナベツネを批判した人物というほうが記憶に新しい。 そんな著者が、山一の本を書いているのを書評で見て、どんな本を書くのか読みたいと思い手にした。 当時の社長が、『社員は悪くありませんから!』とボロ泣きしていたことを今でも思い出せるくらい、強烈な印象だった。 倒産の少し前からその後に至るまでの話で、淡々と進んでいき信頼できる内容だと思った。 どうして最後まで残ったのか、、そういう定めだったのだろうと、ある人は巻末で言っていた場面があるが、生活を犠牲にしてまでやるのは、とても大変であり自分が出来るのかと胸に手をあててみても自信がない。 だからこそ、しんがりの登場人物たちに強い憧れと、日本人としての昔ながらの美学が心を揺らすのだろう。 とても良かった◎

Posted byブクログ

2017/08/20

<今回の社内調査報告書が、従来、我が国で多く見られた 結果の公表を伴わない調査、あるいは、自ら行った事実認定 を示さず単に抽象的な「反省」の言葉を並べただけの報告書 であってはならないという決意の下で、目的を達成すべく 調査してきた> 2千6百億円の簿外債務が明るみに出て、明治...

<今回の社内調査報告書が、従来、我が国で多く見られた 結果の公表を伴わない調査、あるいは、自ら行った事実認定 を示さず単に抽象的な「反省」の言葉を並べただけの報告書 であってはならないという決意の下で、目的を達成すべく 調査してきた> 2千6百億円の簿外債務が明るみに出て、明治創業の老舗 証券会社・山一證券が自主廃業に追い込まれたのは1997年。 何故、ここまで巨額の負債が出来てしまったのか。自主廃業 が決まってから山一社内に設けられた調査委員会の最終 報告書の冒頭に記されたのが上記の文章だった。 本書は自社の腐敗の原因を追究する為に、最後まで会社に 残って調査に当たった12人を中心に、消滅する会社のけじめ をつけた人々の奮闘を描いたノンフィクションである。 「みんな私ら(経営陣)が悪いんです。社員は悪くありません から」 自主廃業が決まった当時の社長の記者会見は今でも覚えて いる。あの社長も実は簿外債務については何も知らされて いなかったのが本書を読んで分かった。 前社長が総会屋への利益供与で退任した際に、「いろいろある けど頼むよ」と言われた、その「いろいろ」がこの巨額な負債 だった。 そして、大蔵省証券局長から言い渡された自主廃業のすすめ。 これほどの簿外債務がどうして今まで隠されて来たのか。證券 会社の本流から外れた部署、社内では「場末」と呼ばれる部署 に籍を置く社員たちは、債務隠しに係わったと思われる人々に 面談し、徐々にその真相に迫って行く。 中心となった12人の人物描写に関しては若干の美化はある のだろうが、沈むのが分かっている泥船から次々と人が逃げ 出すなかで自分の会社が抱えた膿を出そう動く人々の根底 にあったのはやはり会社への愛着ではなかっただろうか。 会社は潰れる。給与も出なくなる。それでも何があったのか をはっきりとさせることが、顧客や株主に対してのけじめの つけ方だった。 しんがり。自分の会社の最期に決着をつけた人々の「その後」 も書かれており、山一證券廃業の真相が垣間見られる良書。 尚、読んでいる途中で本書が講談社ノンフィクション賞を受賞 したとのニュースがあった。受賞に値する作品だと思う。

Posted byブクログ

2017/05/23

損失隠しのために破綻した山一証券、廃業が決まった後も、不正が何故起こったのか調査し、廃業処理まで会社に残り、働いた人間たちのノンフィクション。 負け戦でもしっかりと、しんがりを務める彼らに武士の心を感じる。世のためには必要だが誰もやりたがらない仕事をしっかりこなせる人間の強さ、...

損失隠しのために破綻した山一証券、廃業が決まった後も、不正が何故起こったのか調査し、廃業処理まで会社に残り、働いた人間たちのノンフィクション。 負け戦でもしっかりと、しんがりを務める彼らに武士の心を感じる。世のためには必要だが誰もやりたがらない仕事をしっかりこなせる人間の強さ、またそういう人間は結局は別のところでも活躍できると勇気をもらう。 【学】 隠岐の島 天皇が2人流される 山一破綻までは世間に「まさか」は無かったが、その後「まさか、まさか」と言うことが当たり前のように起きている。ふつうの時代は終わったのだ。 1606人もの山一社員を受け入れたメルリンチ

Posted byブクログ

2017/05/07

非常に読みごたえがあり、引き込まれました。 果たして、この様な状況に自分が遭遇したら、彼らの様な行動ができるだろうか。 常に自問自答しながら、読み進めていました。 企業人として参考になるかと思い、手に取りましたが、これは人生をいかに生きるかを問う書でした。 自分の人生における倫理...

非常に読みごたえがあり、引き込まれました。 果たして、この様な状況に自分が遭遇したら、彼らの様な行動ができるだろうか。 常に自問自答しながら、読み進めていました。 企業人として参考になるかと思い、手に取りましたが、これは人生をいかに生きるかを問う書でした。 自分の人生における倫理観を問い直す機会を作ってくれた書でもあります。 殿。後軍。 彼らの人生に感動しました。

Posted byブクログ