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毒婦たち の商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

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2026/01/22

BUTTERを読んで、うわー、となって「グロテスク」を読んだときのショックを思い出し、手にとらずにはいられなかった。すぐに借りられた地元の図書館に感謝。

Posted byブクログ

2025/07/21

柚木麻子さんの『BUTTER』からこちらに流れ着いた。木嶋佳苗の事件当時、私は20代前半だった。その頃は、へえ、なんか大変な事件が起こったんだな、くらいの関心しかなかった。もう20年近く前の事件に興味を惹かれるのは、ルッキズムやミソジニーの社会的状況が当時と変わっていないからだし...

柚木麻子さんの『BUTTER』からこちらに流れ着いた。木嶋佳苗の事件当時、私は20代前半だった。その頃は、へえ、なんか大変な事件が起こったんだな、くらいの関心しかなかった。もう20年近く前の事件に興味を惹かれるのは、ルッキズムやミソジニーの社会的状況が当時と変わっていないからだし、私自身がそこにちょっと敏感になっているからだろう。いくつかの事件をとおして、男とは、女とは、男女の関係とは、について、ここまで断定的に迷いなく語ることができる御三方に憧れのようなものを感じたし、御三方間の捉え方、見方も違っていて(特に上野先生と信田先生は社会学=マクロ、心理臨床=ミクロというモノの見方の違いがあるんだろうな)、ある一つの力強い考えに傾倒しがちな私にとっては、バランスよくこの本のテーマを考えることができたかなと思う。とは言え御三方のおっしゃっていることは私にとってはところどころ難しかったが…  特に売春、援交で女性たちは傷つくか、という命題に対して、売春をしている人たちが、男を蔑み、絶望しているからこそ、セックスを売ることができているのだとしたら、私は単純に、ある対象に絶望し続けること、その対象と長い時間を共にすることだけでも、傷つく(というか精神が喰われる)のではないかなぁと思った。

Posted byブクログ

2025/06/12

北原さんの毒婦も読んだし、佐野眞一さんの東電OL殺人のルポも読んだので、両事件の加害者たちについて議論した毒婦たちを今更ながら読んでみた。3人のトーク結局のところ何が言いたかったのかよくわからなかった。

Posted byブクログ

2025/03/18

流石にわからん。女の経験前提だし暗黙知で話を進めるからマジで難しかった。 でも園子温が嫌いな理由は多分同じだなと思った。 「北原 話を東電OLに移してもいいでしょうか。はじめに上野さんが東電OLは悲しくて痛々しかったけど、佳苗には笑える要素があるとおっしゃいましたよね。私もそう...

流石にわからん。女の経験前提だし暗黙知で話を進めるからマジで難しかった。 でも園子温が嫌いな理由は多分同じだなと思った。 「北原 話を東電OLに移してもいいでしょうか。はじめに上野さんが東電OLは悲しくて痛々しかったけど、佳苗には笑える要素があるとおっしゃいましたよね。私もそう思っていたんですけど、もしかして当時から女目線で語ることができれば、東電OLのことも笑える要素はあったんじゃないですか。佐野眞一さんみたいに、男のロマンたっぷりに彼女のことを「堕ちた天使」なんて呼ぶんじゃなくて。 上野 「ブラック・マリア」とも呼んでいました。 信田 げー、やめてくれっつーの! 北原 私たちは、東電OLは拒食症であったとか、家族を養う必要があったとか、彼女の痛々しい面をいっぱい読まされたんですよね。 信田 なんかトルストイの小説の劣化版みたいだよね。 上野 妄想することにかけては、男に負ける(笑)。」

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2023/07/24

社会学者の上野千鶴子さん、心理学者の信田さよ子さん、女性向けアダルトグッズの店をやっている北原みのりさんの対談本。テーマは「毒婦」(と呼ばれた女たち)。木嶋佳苗や角田美代子、東電OL、畠山鈴香など。 その事件だけにはとどまらず、女性を取り巻く社会について、さまざまな視点から描かれ...

社会学者の上野千鶴子さん、心理学者の信田さよ子さん、女性向けアダルトグッズの店をやっている北原みのりさんの対談本。テーマは「毒婦」(と呼ばれた女たち)。木嶋佳苗や角田美代子、東電OL、畠山鈴香など。 その事件だけにはとどまらず、女性を取り巻く社会について、さまざまな視点から描かれている。私が1番衝撃を受けたのはここ。 P143-144 『彼女たちは、誰かの性的対象になることで、自分のアイデンティティを復活させようとする。アイデンティティって言うのもおかしいんだけど、性的対象にならなければ自分というものが存在しないっていう自分、を持っている人たちが一定数いるわけですよ。…中略…自分が性的な女性としてセクシャルな身体をもつことによって、自分をボコボコにしていた父親が私を認めてくれるんだ、と感じる。こうやって、娘は性的な眼差しの中であれば自分も生きられるんじゃないかと思うようになるんです。』 私は父にボコボコにされていたわけではないけど、近いことが起こっていたのだと思う。そして母がそういうセクシャルな女性ではなかったから余計に、私はそちらに行きたかったんじゃないかな。

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2023/06/08

読みやすいし、面白い。 本当にただ3人のおしゃべりを横で聞いているようで、何か特段新しい気づきや発見はないのだけれど、こーゆーおしゃべりがそれぞれの著作につながるんだと思う。 あ、フェミニズムはおしゃべりってみのりさんが書いていたことはとても好きで、「事件を自分に引きつけて考え...

読みやすいし、面白い。 本当にただ3人のおしゃべりを横で聞いているようで、何か特段新しい気づきや発見はないのだけれど、こーゆーおしゃべりがそれぞれの著作につながるんだと思う。 あ、フェミニズムはおしゃべりってみのりさんが書いていたことはとても好きで、「事件を自分に引きつけて考える女と切り離す男」という視点はジェンダーなのか個人差なのかこれは考えたい。

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2022/07/03

木嶋佳苗、角田美代子、上田美由紀、下村早苗、畠山鈴香 など毒婦をテーマに、 フェミニストな論客3名でだべりまくる。 女性は、男性を殺した女性犯罪者に自分を同一視するが、男性は女性を殺した犯罪者と自分はいかに違う存在かを力説するという。これは、女性が男性に力で圧せられていることへ...

木嶋佳苗、角田美代子、上田美由紀、下村早苗、畠山鈴香 など毒婦をテーマに、 フェミニストな論客3名でだべりまくる。 女性は、男性を殺した女性犯罪者に自分を同一視するが、男性は女性を殺した犯罪者と自分はいかに違う存在かを力説するという。これは、女性が男性に力で圧せられていることへの反逆を、男性は弱い部分に付け込んでの卑劣な犯罪であることの嫌悪を感じているからなのかもしれない。 また、一般的にモテる容姿ではない木島佳苗が圧倒的なケア力でモテていたというのも、なるほどと思った。 3人のお話は、ある意味、暗黙知が共通的な立場の方々なので、話が通じあうことで、若干ヒートぎみに上っすべりになるところもあった。 (信田さんもあとがきで「ついつい話すぎてしまい失言かなと思う部分もあったが、ま、いいかと思ってそのまま掲載することにした。」と述べており、まさにこの通りの本かなと思います。) ただ、3人とも、自分の意見をなんとなく流すところなく、議論する感じはさすがでした。 学者、研究者なので、どうしても分析的、分類的になるのでしょうが、 当然、「男は~」と男を敵視したような発言も多々あり。 世界を支配している権威(強いもの)に対するアンチと分かっていても、 この3名の論客は十分強く感じるので、なんかそこまで男を敵視しなくても と感じてしまうところもあり。 考え方として、「男」という仮想敵があるところから考えがスタートしているように聞けてしまうのが、逆に視野を狭めてしまっているようにも見えて。 ジェンダー関係は性差が出発点になるのでそういう展開なんでしょうが。

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2021/03/16

普段接する事のない世界の話である一方で、女性としていつも置かれている世界の話でもある。 驚いたのは司法の世界でどれだけ性差別があるのかと言う話、調書には男尊女卑のような記述がされるなど。 この本を読んでいると男女が同じ立場、感覚で付き合うことは不可能なのかと考えさせられる。

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2021/02/15

木嶋佳苗は 整形もしてないし、ダイエットもしてない 自分を磨く、とか女子力とか絶対に言わない だからこそ 木嶋佳苗を支持する女性たちは、そういう毅然さに共感している 美人でもなくてもいい、男にも媚びなくてもいい、というようなメッセージ 女性というのは、男との関わりにおいては自分...

木嶋佳苗は 整形もしてないし、ダイエットもしてない 自分を磨く、とか女子力とか絶対に言わない だからこそ 木嶋佳苗を支持する女性たちは、そういう毅然さに共感している 美人でもなくてもいい、男にも媚びなくてもいい、というようなメッセージ 女性というのは、男との関わりにおいては自分の性的価値を売ることをずっと続けている 東電OLや佳苗はそのシンボル 論者も含めて男への嫌悪感、侮蔑感がすごい……

Posted byブクログ

2019/11/25

上野千鶴子、信田さよ子、北原みのりの3人が語り合う。 3人の座談会?がとても面白くて一気読みでした。 三人三様の視点から色々なものが見えた気がします。 で

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