まちモジ の商品レビュー
1日何回も見ているはずの「文字」、それにこんなにも作った人の想いが込められてるなんて知らなかった! どんなふうなイメージを相手に与えたいかによって、使うフォントも変わってくる。 一つとして同じフォントはなくて、どれもその人のこだわりが細部にある。 これから街を歩いてフォント...
1日何回も見ているはずの「文字」、それにこんなにも作った人の想いが込められてるなんて知らなかった! どんなふうなイメージを相手に与えたいかによって、使うフォントも変わってくる。 一つとして同じフォントはなくて、どれもその人のこだわりが細部にある。 これから街を歩いてフォントをじっくり見るのが楽しみだ。
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ゆるっとした標題とは裏腹に内容はとても骨太。ヨーロッパを中心に、世界各国の街頭で使用されるフォントの良し悪しを、小林章氏の欧文書体を見る確かな眼と知識で解説する。良書。
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日本の交通標識、ヨーロッパなどの街中で見かけた文字の紹介。写真が多く、解説は印象を述べる程度であっさり。フォントの写真集的な本。
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なぜ日本の街中には「丸ゴチ」が多いのか。まさに、目から鱗である!デザインという行為とその動作や生理とそして社会との関係、国際比較。こんな視点での分析が表現には重要。
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日本の看板はなぜ丸文字が多いのか? 実際に看板職人に理由を聞いてみると、なるほどな理由。あとは、いろいろな国の街で見かける文字の紹介。タイポグラフィが好きな人には楽しい内容だろう。でもどれだけ需要あるのか・・・。
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フォントのデザイナーである著者が、街中の文字、まちモジのフォントについて書いた本。 ドイツ在住の著者であるが、職業柄、街の文字やフォントが気になり、写真におさめたり記録したりしている。すると、日本の街には丸ゴシックが多いことに気づく。 道路標識の文字や看板に丸ゴシックが...
フォントのデザイナーである著者が、街中の文字、まちモジのフォントについて書いた本。 ドイツ在住の著者であるが、職業柄、街の文字やフォントが気になり、写真におさめたり記録したりしている。すると、日本の街には丸ゴシックが多いことに気づく。 道路標識の文字や看板に丸ゴシックが多い。同じ漢字圏の中国や香港では角ゴシックが多いのになぜなのか。 また、著者が住むドイツや、その他仕事などで行かれたフランス、イギリス、アメリカなどの街角の看板や道路標識の文字の写真もたくさんあります。 ドイツの筆記体って独特ですね。 ひたすら文字を追いかけて写真を撮られ、たくさんの発見がありました。 デザインには疎くても、文字に関するいろいろなことが分かって面白かったです。
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著者はドイツでフォント開発をしている方。 街の中にある文字を集め、解説を加えている。 デザイン屋さんだったり、看板屋さんだったりしなくても、おもしろく読める。 世の中には色々な文字の形があり、それぞれの文字が与えるイメージに、知らず知らずのうちに影響されているのかな、と思う。
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日本語の看板部分はテンポよく なぜ丸ゴシックが多いのか? →手描き看板の時代に丸文字の方が素早く描けるからという一説 いまはカッティングシートが主流だけど、シャッターにシートは合わないのでそこでは手描きが腕を振るうのだそう。私も著者とおなじ、手描きの味のある看板がすきです 後...
日本語の看板部分はテンポよく なぜ丸ゴシックが多いのか? →手描き看板の時代に丸文字の方が素早く描けるからという一説 いまはカッティングシートが主流だけど、シャッターにシートは合わないのでそこでは手描きが腕を振るうのだそう。私も著者とおなじ、手描きの味のある看板がすきです 後半部分は頭で考えて納得することが多く、読むスピードが落ちた。まちを見るときのレイヤーにフォントが加わるというのは、たのしそう
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タイトルを見て一目惚れして購入。 フォント製作者が世界で見つけた看板を考える本だった。フォント入門に最適かも。
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◆見た目にもたのしい、世界中の街角でみられる文字のフォントについて教えてくれる本です。たとえば「とまれ (STOP)」の標識ひとつとっても国によってデザインが異なっています。◆とりわけ日本では、「とまれ」といった道路標識をはじめ、いたるところで丸ゴシック体が用いられています。鉄道...
◆見た目にもたのしい、世界中の街角でみられる文字のフォントについて教えてくれる本です。たとえば「とまれ (STOP)」の標識ひとつとっても国によってデザインが異なっています。◆とりわけ日本では、「とまれ」といった道路標識をはじめ、いたるところで丸ゴシック体が用いられています。鉄道やバス停の駅名や車体の方向幕、銀行の看板などなど。中国などの漢字圏とくらべても、あきらかに丸ゴシック体が多いようです。 ◆なぜ日本では丸ゴシック体が用いられたのか。それは描きやすさと見た目を両立した職人技に由来するものだったようです。一方で、なぜ他国(とくにおなじ漢字圏)では日本ほど丸い字体が用いられることはなかったのかという点については、明確な説明は見受けられなかったと思いますが、他国でこうした看板が導入されるころには、すでに手書きではない生産方式が確立されていたのかなと思いました。 ◆額縁に収められることもなく、人によってつくられ、人に使われ摩耗してゆくデザイン。デジタルフォントを製作する著者がそんな「まちモジ」に愛着を示す気持ちが少しだけ分かった気がしました。
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