まちモジ の商品レビュー
フォントのふしぎほどの驚きはなかったが、やっぱりオモシロイ。街中の文字を見る目が変わるなー。一流どころは文字の形にまで配慮ができている。さすがだわ。 風景や人物じゃなくても楽しい、キレイな写真がたくさんあります。
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この本を読んでみるまで、看板文字なんて気にしたことがなかった。看板文字にもいろいろあり、「まちモジ」の違いについて写真を載せて紹介した珍しい本だ。 著者曰く、丸ゴシックが選ばれてきた理由を次のように述べている。「遠目でも読めること、オフィシャルに見えること、そして手で書くと...
この本を読んでみるまで、看板文字なんて気にしたことがなかった。看板文字にもいろいろあり、「まちモジ」の違いについて写真を載せて紹介した珍しい本だ。 著者曰く、丸ゴシックが選ばれてきた理由を次のように述べている。「遠目でも読めること、オフィシャルに見えること、そして手で書くときに効率が良いこと」としている。 他にも考えられる理由としては、特に「禁止」に関する注意書きの場合、丸ゴシックでないと角が立つと考えられる。柔らかい印象を与えて、不快感を読み手に与えないようにしていると思うのは考え過ぎか。 ドイツの文字は独特の字形と著者は述べているが、ドイツ語アルファベットには、ウムラウトの付いた3文字(Ä, Ö, Ü)及びエスツェット(ß)がある。写真を見ていると、ごつごつした文字が目につく。ドイツ人の気質を表しているような気がするが気のせいか。 他にも、ロンドン、フランス、アメリカ、香港、ブエノスアイレスなど得使われている「まちモジ」も取り上げられている。「まちモジ」に注目すると何か見えてくるかもしれない。 ドイツ語の特徴 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E8%AA%9E%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88
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タイトルに惹かれて読んで、その理由はちゃんと書いてあるのでとりあえずは満足すべきなんだろうが、正直だいぶ食い足りない。世界的なフォントデザイナーがフォントの話を書くんだから、もう少しフォントの成り立ちとか、デザインのセオリーなんかを読みたなかった。何冊か書いているみたいだが、そう...
タイトルに惹かれて読んで、その理由はちゃんと書いてあるのでとりあえずは満足すべきなんだろうが、正直だいぶ食い足りない。世界的なフォントデザイナーがフォントの話を書くんだから、もう少しフォントの成り立ちとか、デザインのセオリーなんかを読みたなかった。何冊か書いているみたいだが、そういうのは別の本に書いてあるのかな。
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こんなにも豊かに「文字」の有り様を読み取れると、町歩きはさぞ楽しいだろう。花の名をたくさん知る人との散歩のような嬉しさに満ちた本。 なぜ日本語の手書き看板は丸ゴシックが多いのか、にはハッキリとした理由があった。形は作り方に従うのだ。
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フォントとはなんぞや。フォントデザイナーの眼で見た日本の看板、外国の看板。日本の看板文字にはなぜ丸ゴシックが多いのか。僕は丸ゴシックって好きじゃないのだけど、理由を聞いて納得です。 その実例と、謎解きから入り、各国の看板やフォントデザインのお話。カッコイイもの、カッコ悪いもの(見...
フォントとはなんぞや。フォントデザイナーの眼で見た日本の看板、外国の看板。日本の看板文字にはなぜ丸ゴシックが多いのか。僕は丸ゴシックって好きじゃないのだけど、理由を聞いて納得です。 その実例と、謎解きから入り、各国の看板やフォントデザインのお話。カッコイイもの、カッコ悪いもの(見やすい、見難いと言ったほうがいいか)を、きちんと説明してくれているので、フォントをきちんと使えないデザイナーには参考になるだろうなあ。こだわった結果だと思いますが、この本自体はゴシックで書かれています。果たしてその心は?
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ヒラギノ明朝の欧文、AXIS、Cliffordなどの名作フォントを世に出す 世界的に有名な小林章の本は何が何でも読みたい。 しかも、カメラ片手に散歩しながら、フォントという切り口で街場を観察するなんて、常人にできることではない。 プロの目に街の風景はどんなふうに映るのであろうか?...
ヒラギノ明朝の欧文、AXIS、Cliffordなどの名作フォントを世に出す 世界的に有名な小林章の本は何が何でも読みたい。 しかも、カメラ片手に散歩しながら、フォントという切り口で街場を観察するなんて、常人にできることではない。 プロの目に街の風景はどんなふうに映るのであろうか? 副題にある日本の丸ゴシック問題は、本書のテーマのひとつにすぎない。 目次は次のように三章仕立て 第一章 日本に丸ゴシックが多い理由 第二章 世界のまちモジ観察 第三章 フォントの世界 学問書ではないのでものすごい結論を期待する必要はないが、作者が手書き文字を書く看板屋を訪れる場面は実に面白い。 看板屋が文字をどのように書くのかは是非見てみたいと思っていたのだが、丸ゴシックと角ゴシックでは筆を入れる回数やテクニックなどがずいぶんちがうらしい。 このことを知っただけでも本書を購入した甲斐があったというものだ。 小林章のより本格的なフォント解説書が読みたければ『欧文書体:その背景と使い方』が書体への最良の手引きとなる。
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