1,800円以上の注文で送料無料

感染遊戯 の商品レビュー

3.8

155件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/06/21

短編と思って読んでいたら、最後の章でパズルのピースが埋まるように解決する、長編だった。しかも、一つひとつの章がぐいぐい読ませる。少しの謎を残しながら。主人公も3人。ガンテツを主人公にもってきたのはいい。セリフが痛快。

Posted byブクログ

2015/04/04

このシリーズはやっぱり面白い。 姫川があまり出てこなかったのが少し残念。ガンテツみたいな汚いおじさんは苦手だけど、刑事の勘でガンガン行くところはすごいと思う。 後半の全てが繋がる感じはたまりませんね。

Posted byブクログ

2015/03/16

2015.03.01 読了 姫川玲子シリーズのスピンオフ的な作品。勝俣、倉田、葉山に焦点を当てた4つの短編集かと思いきや、それぞれの話がラストの1話で絡み合っていた。最後の1話を読むまでに間が空いてしまったので何度も前の話に戻って確認しながら読む事になってしまった。それでも...

2015.03.01 読了 姫川玲子シリーズのスピンオフ的な作品。勝俣、倉田、葉山に焦点を当てた4つの短編集かと思いきや、それぞれの話がラストの1話で絡み合っていた。最後の1話を読むまでに間が空いてしまったので何度も前の話に戻って確認しながら読む事になってしまった。それでも充分楽しめた作品だったので一気に読み進めなかった事を激しく後悔した。

Posted byブクログ

2015/02/05

2015/2/4読了。Kindle版。 期待を裏切らない面白さ。 幾つかの話が、最後でうまく一点に絞られてくるし、ガンテツが主役のようで、きちんと姫川玲子に戻ってくる。 テレビドラマで一部見た話が多かったが、この本で読んで、やっとストーリーがコクっと心に収まった気がする。 ...

2015/2/4読了。Kindle版。 期待を裏切らない面白さ。 幾つかの話が、最後でうまく一点に絞られてくるし、ガンテツが主役のようで、きちんと姫川玲子に戻ってくる。 テレビドラマで一部見た話が多かったが、この本で読んで、やっとストーリーがコクっと心に収まった気がする。 実際にありそうな話で、後味も決して良くないけれど、何人かの視点で話を追っていきながら、キュッとまとめてくる手腕はさすがだと思う。

Posted byブクログ

2015/01/29

どんな人でもたとえ小さくとも恨みごとはある。 復讐を果たせるならば実行したいと思う。 きっかけさえあれば。 姫川はあまり出ませんが面白かった。

Posted byブクログ

2015/01/26

姫川玲子シリーズ第5弾。姫川は今回は脇役にまわり、勝俣警部補(ガンテツ)、倉田元刑事、葉山巡査部長の各々を主人公にした短編にプラス中編作品を合わせて大がかりな長編作品になるという構成が面白い。 一見別々の事案に見える現役・OB官僚の連続殺傷事件を、ガンテツの執念で、ある憎悪を暴き...

姫川玲子シリーズ第5弾。姫川は今回は脇役にまわり、勝俣警部補(ガンテツ)、倉田元刑事、葉山巡査部長の各々を主人公にした短編にプラス中編作品を合わせて大がかりな長編作品になるという構成が面白い。 一見別々の事案に見える現役・OB官僚の連続殺傷事件を、ガンテツの執念で、ある憎悪を暴き出すというストーリー。三人の孤独な男たちが、特異な視点で事件の真相を探る。「殺人者は殺人者のことを知る」という言葉の重みが痛烈に心に残る。

Posted byブクログ

2015/01/24

姫川玲子シリーズのスピンオフ的作品ながら、ある意味シリーズで一番面白いかも。 本編ではイヤミ全開キャラのガンテツの本質的な魅力が存分に発揮されており、また事件の練られ方も深くて、読みごたえのある一冊でした。

Posted byブクログ

2015/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『感染遊戯』ガンテツ視点の昔話。元厚生省重役殺人事件の15年前に決着した筈のもうひとつの殺人について。下品な発言が不快だけど、それも含めてシリーズのリズム造りを担うキャラクターが憎めない。 『連鎖誘導』別の短編集「シンメトリー」で登場した元刑事・倉田視点で関わった、外務省完了殺害事件。ある種達観的で、淡々とした主観にそって思考される罪と罰の存在はなんとも暗く、なぜか説得力がある。ラストの冷たい暗さも含めて、まとまっていて一番好きな話。 『沈黙怨嗟』姫川班出身の葉山巡査部長が遭遇した、老人同士の喧嘩。元・厚生省官僚を殴った将棋仲間の真意。 『推定有罪』連発する官僚殺傷事件の深層に潜む、もうひとつの悪意。真相に迫る勝俣・葉山・倉木の物語が交錯する完結編。黒幕の存在と背景、そしてその顛末まで無駄がなく、気づくとすべての短編が繋がってひとつの闇が見えてくる作りはとても面白く読めた。

Posted byブクログ

2015/01/11

姫川玲子シリーズのスピンオフ。短編集かと思いきや最後にはパズルのピースがピタッとハマるような爽快感がある。 姫川シリーズはドラマ化されているので、その俳優さんをイメージしながら読み進めると、より小説のイメージが膨らみ面白く読める。今後もずっと続いて欲しいです。

Posted byブクログ

2014/11/09

ガンテツが主人公、と帯にはありましたが、連作短編での「姫川シリーズ」番外編で、主役は3人でした。 それぞれの短編が、やがて1つの物語に集約してゆく、という構成そのものは、けっこう他でもよく見られる手法ではありますが、今回の誉田作品は読み応えありで、まさしく一気読み♪ キャラも立っ...

ガンテツが主人公、と帯にはありましたが、連作短編での「姫川シリーズ」番外編で、主役は3人でした。 それぞれの短編が、やがて1つの物語に集約してゆく、という構成そのものは、けっこう他でもよく見られる手法ではありますが、今回の誉田作品は読み応えありで、まさしく一気読み♪ キャラも立っていて、メインシリーズの主人公(姫川)も、わりとちょくちょく重要な場面で顔を出してくるところもいい。 腐敗した官僚&元官僚たちに仕事人のように私刑を喰らわせていく、というプロットは、現実ではまず起こりえないだけに、こうした物語の中で味わうと、妙にカタルシスを覚えるもので、しかしそんな自分に微かな罪悪感を感じなくもないというジレンマw ともあれ、これもまた誉田版警察小説の1つとしてオススメな1作だなと思います。

Posted byブクログ