1,800円以上の注文で送料無料

弁当男子 の商品レビュー

3.1

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/04/21

以前、ラジオかテレビかで紹介されて、気になっていた本でした。シングルマザーと思春期の中学生、生徒に寄り添うタイプの先生、再婚相手候補の男性。母親の思いは子どもだっただけにわからず。子どもは勝手に思い込み素直になれない。先生から渡されるお弁当を通して、少しずつ心が開かれます。実は、...

以前、ラジオかテレビかで紹介されて、気になっていた本でした。シングルマザーと思春期の中学生、生徒に寄り添うタイプの先生、再婚相手候補の男性。母親の思いは子どもだっただけにわからず。子どもは勝手に思い込み素直になれない。先生から渡されるお弁当を通して、少しずつ心が開かれます。実は、そのお弁当は。

Posted byブクログ

2023/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学生の頃から問題行動が多発していた主人公に奇抜な格好をした美術教師兼生徒指導の先生が近づき、主人公の抱えている家族の問題を根本的に解決し、主人公の問題行動を無くす物語だった。 高校生ならではの反抗期や思春期の特徴を踏まえた上で、美術教師兼生徒指導の先生が主人公のプライドを傷つけずに問題解決していくところが、すごいなと思った。 タイトルとイラストからして、先生が生徒のためにお弁当を作るのだろうと思っていたが、そうではなく、反抗期中の息子に、料理を作るのが下手だが、それでも頑張って弁当を作った親が先生に託して、先生が主人公に あたかも自分が作ったから味見してほしいと言って食べさせる方法が、すごいなと思った。それを知った時、少し感動した。

Posted byブクログ

2023/07/08

ページ数も少なく、読みやすかったです。 主人公の大地の感情を表すのが上手なのと、万博先生のキャラはもっと深掘りすると好きになれたと思うので、無理やり終わらせた感じがして浅く感じてしまいました。 続編があればもっと登場人物たちが活かせると思いました。母親や三上さんの人柄の描写も素晴...

ページ数も少なく、読みやすかったです。 主人公の大地の感情を表すのが上手なのと、万博先生のキャラはもっと深掘りすると好きになれたと思うので、無理やり終わらせた感じがして浅く感じてしまいました。 続編があればもっと登場人物たちが活かせると思いました。母親や三上さんの人柄の描写も素晴らしく、想像が膨らみました。

Posted byブクログ

2022/12/12

最後の方ちょっと泣きそうになった お弁当作ってたのが先生じゃなくてお母さんだったって知った時、母親って偉大だなって思った

Posted byブクログ

2022/09/11

母親の愛情を感じた。回りくどい感情と、思春期特有の男の子の、甘えたいけど、母親が鬱陶しい、母親が付いた嘘を本当だと思ってキツく当たる…。 母親と、息子さんの橋渡しになった、先生も凄い。

Posted byブクログ

2022/07/14

周りから疎まれている時に、自ら行動するっていうのは、とても勇気がいることなんだけど。殻にこもってじっとしていたって、何も変わらないんだ。

Posted byブクログ

2021/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母子家庭で孤立する高校生の大地。 美術教師の通称万博先生に弁当の試食を頼まれ、 彼が持ってくる弁当を昼休みに食べるようになった。 女手ひとつでスーパーとスナックの仕事を掛け持ちして 自分を育ててくれた母に対して 素直になれず反抗してしまう大地の複雑な心境。 そんな矢先に母に良い人がいることが分かり それすらも認めてあげることが出来ないでいたけれど 万博先生の課外授業で出会った母の良い人から 聞くことになった母が離婚に至るまでの辛い経験。 先生が持ってきていた弁当は、母の手作りの弁当だった! 大地が母にお弁当を作ってあげるのかと思ったけど 全然違ってたわ。

Posted byブクログ

2021/01/03

男性美術教師が持参する手作り弁当を食べる男子高校生と聞くと、なんとなく流行りのボーイズラブ的なものかと思ってしまいますが、これはそういう本ではございません。 私もシングルマザーに育てられたので分かりますが、父親が居ない生活はある意味楽しく、ろくでもない父親がいる位であれば、大事に...

男性美術教師が持参する手作り弁当を食べる男子高校生と聞くと、なんとなく流行りのボーイズラブ的なものかと思ってしまいますが、これはそういう本ではございません。 私もシングルマザーに育てられたので分かりますが、父親が居ない生活はある意味楽しく、ろくでもない父親がいる位であれば、大事にしてくれる片親と楽しく暮らした方が幸せです。 しかし世間はそんなこと考えもせず「かわいそう」などと言ってきます。ほっといて欲しいという一言で一刀両断です。 彼は母親がスナックで働いでいるという事で揶揄されます。母親を愛しながらも疎ましく思ってしまうのです。わかります。というかこれは片親とか関係なく通過儀礼としてある話です。 そして狂言回しとしての男性美術教師が余計なおせっかいを色々展開していき、ことごとくスパリスパリと処理していきます。あまりにも上手くいきすぎという部分もありますが、読んでいて非常に気分が良かったです。 親の恋愛に拒否感があるのもわかるなあ。自分が捨てられたような気がするものなんですよ。中高生だと尚更です。大人になると、母をよろしくと言いたい気持ちで一杯なんですけどね。 短い本なので2時間もあれば読めてしまいますが、思ったより良い本でした。

Posted byブクログ

2019/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母に反発する高校生の大地。 昼休み、屋上でコンビニのパンをかじっていたら、派手なつなぎを着た美術教師の万博がやってきた。 母親に対して素直になれない大地。 その理由が、母の浮気とスナック勤めというわかりやすいもの。 万博の尽力のおかげで、誤解も解け、少しずつ母に心を開くようになる展開にほっとします。 母親は息子に対して独特の感覚を持ってしまいますね。 自分にも心当たりがあります。 後ろめたいことがあったら、卑下してしまうのは尚更かも。 三上を混じえて、この3人が幸せになれたらいいなと思います。

Posted byブクログ

2018/10/17

真相がわかった途端温かくなった。お母さん以外は男子三人がメインの話だけれど、パステルカラーが似合いそうな柔らかさを感じた。キャラクターが少なくて世界が妙にコンパクトで狭いことがちょっと気になったけれど、反抗的な男子高校生と飄々とした先生のコンビが良かった。特に先生にわざとらしさや...

真相がわかった途端温かくなった。お母さん以外は男子三人がメインの話だけれど、パステルカラーが似合いそうな柔らかさを感じた。キャラクターが少なくて世界が妙にコンパクトで狭いことがちょっと気になったけれど、反抗的な男子高校生と飄々とした先生のコンビが良かった。特に先生にわざとらしさや押し付けがましさがないところがとても好ましかった。しょっぱいお弁当も愛情が一杯で美味しそう。

Posted byブクログ