三十光年の星たち(下) の商品レビュー
終わり方は好き。尊敬した人に、見込んでもらえて、尽くそうって思えて、幸せなんだろうな、そんな人生。30年後を目指すのは容易くないだろうけど。
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美しい小説である。悪人や心の汚い人間は登場しない。その分、登場人物の一人一人が自らの人生をしっかりと行きていこうとする懸命さがある。三十年を成し遂げるための期間とするならば、僕だってまだまだはじまったばかりだ。スタートラインにたてているかどうかも怪しい。 現代人は実年齢の7割く...
美しい小説である。悪人や心の汚い人間は登場しない。その分、登場人物の一人一人が自らの人生をしっかりと行きていこうとする懸命さがある。三十年を成し遂げるための期間とするならば、僕だってまだまだはじまったばかりだ。スタートラインにたてているかどうかも怪しい。 現代人は実年齢の7割くらいがちょうどいいと言われている。70代でさせ50歳手前なのだ。今の自分の悩みや苦しみは、まだまだ先が長い上での一つの出来事でしかない。そう、だから明日のために、一年後のために、十年後、三十年後を目指して、日々を真剣に行きていかなければならないのだ。
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『懸命に生きる若者と彼らを厳しくも優しく導く大人たちの姿』と説明があるが、そんな大げさな説明文はいらないが、日々の生活で大切なことを教えてくれる作品。 30年という時間が持つ意味を、今の自分の歳からしか見ていなかったけれど、79歳からの30年、50歳からの30年、確かに持つ意味が...
『懸命に生きる若者と彼らを厳しくも優しく導く大人たちの姿』と説明があるが、そんな大げさな説明文はいらないが、日々の生活で大切なことを教えてくれる作品。 30年という時間が持つ意味を、今の自分の歳からしか見ていなかったけれど、79歳からの30年、50歳からの30年、確かに持つ意味がぐっと変わると気づいた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大切なことがたくさん書いてある…と思ったけれど、実はそうたくさんではないかもしれない。メッセージは、基本・基礎を大切に、ということじゃないかな。先ばかりを見がちだけれど、足元を見て、土台をしっかり踏み固めなければいけないな、と思いました。
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久しぶりの宮本輝さん 一気に読んだ 人生の先達がいいよねえ その年齢になっているのに 若者にかける言葉も行動もないわが身を恥じる ≪ 星くずで 人を変えるに 三十年 ≫
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「十年で、やっと階段の前に立てる。」今まさに階段の前に立ったんだ。そして、許されれば今この分岐点で勉強する機会を得て次の二十年の準備をする。許されなければ自分で勉強するしかないけど。三十年か…三十年経った時に本当の勝負か。まだまだこれから。解説にもあるけど、ぜひとも30歳前後の人...
「十年で、やっと階段の前に立てる。」今まさに階段の前に立ったんだ。そして、許されれば今この分岐点で勉強する機会を得て次の二十年の準備をする。許されなければ自分で勉強するしかないけど。三十年か…三十年経った時に本当の勝負か。まだまだこれから。解説にもあるけど、ぜひとも30歳前後の人に読んでもらいたい。きっと勇気をもらえる。
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かつて誰かが自分を評価して言った言葉が、思いがけず自分のこれからの人生の支えになったりするのかもしれない。
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十年後も十光年先も、百年後も百光年先も、百万年後も百万光年先も、小さな水晶玉のなかにある。―与えられた謎の言葉を胸に秘め、仁志は洋食店のシェフとして、虎雄は焼き物の目利きとして、紗由里は染色の職人として、それぞれ階段を着実に登り始めた。懸命に生きる若者と彼らを厳しくも優しく導く大...
十年後も十光年先も、百年後も百光年先も、百万年後も百万光年先も、小さな水晶玉のなかにある。―与えられた謎の言葉を胸に秘め、仁志は洋食店のシェフとして、虎雄は焼き物の目利きとして、紗由里は染色の職人として、それぞれ階段を着実に登り始めた。懸命に生きる若者と彼らを厳しくも優しく導く大人たちの姿を描いて人生の真実を捉えた、涙なくしては読み得ない名作完結編。 11月19日~20日
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