雨のなまえ の商品レビュー
2014年3月23日読了。 窪美澄さんの作品は初めてです。タイトルだけで何となく 手に取りました。・・・が、うーーん(^_^;) 妊娠中の妻がいるにも関わらず不倫をしている男、 女としての自分がどこかに行ってしまった気がしている 主婦など、どうにもこうにも読後感が悪い・・・。...
2014年3月23日読了。 窪美澄さんの作品は初めてです。タイトルだけで何となく 手に取りました。・・・が、うーーん(^_^;) 妊娠中の妻がいるにも関わらず不倫をしている男、 女としての自分がどこかに行ってしまった気がしている 主婦など、どうにもこうにも読後感が悪い・・・。 私には合わないのかもしれません。 まあこのひと作品で決めつけるのはちょっと 早いですが。 でも、最後の作品はちょっと希望が見えて良かったと 思います。
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雨というタイトルがつくように陰鬱な短編集。浮気男、不倫されてる主婦、不細工な男、いじめのあるクラスの教師、生きづらい主婦。なんだかうまくいかない人たち。暗くて救われない感じの話で後味が悪い。最後の話だけまだ明かりが見えてきてる感じで終わるので緩和される。
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心がザリッとするような短編集。 そういうの嫌いじゃないけど、この本はわたし的には消化不良。 あと、震災ネタが入ってたのがちょっと嫌だった。 あぁそうか、もうあの震災は小説のネタとして扱われる位置になったのか、と。
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2014.3.23読了。 短編集を読むのは初かな。過去と現在が交差しているものが多く、今読むべき本だった気がする。 女による女のためのR-18文学賞出身なだけに、性的な場面も嫌じゃない好きな作家さんの一人になりそうです
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読んでてしんどかった。憂鬱な気持ちの時は無理かな。個人的に性的要素は不快。物語に必要なシーンなりともかく。
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雨って、結構好きなんだけど、この作品に降る雨は違う。靴に雨が染みてじっとり広がってゆくような不快さを感じる。 なにかしらの共感を覚える彼らの、心の闇の部分をこうもあからさまにさらけ出されると読んでいる方もつらい。
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短編5編。ほとんどのお話は頭を抱えるほど読後感が悪く、心が弱っているときにはおすすめしません。「ふがいない…」以降評価を下げ続けてきた著者が「アニバーサリー」で持ち直し、期待が強かっただけに失望もまた大きかった。
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主人公たちは、それぞれ人との関わりがあるのにみんな「ひとり」という感じ。読んでいて苦しいラストを、あきらめなのか受け入れなのか本人にとってはある意味救いなのか、泣きわめいたりしないでそこにいる。 最後の話のラストに少し光が見えて、読んでいる間の苦しさが少し軽くなりました。
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満たされなくて、もがいてみてもどこにも辿り着けない物語。 ざらざらした手に撫でられるようで不快なんだけど、その手の残した感触を忘れられない。
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ぐいぐい来る感じは好きだ。でも、今回は後味悪いぞ。 最後に救われるのが好きだったわけであり、救われないまま終わるとただ異様にザラザラした本なのである。お願いだから最後に希望をにおわせてほしい。
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