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「ほしい未来」は自分の手でつくる の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2018/05/28

グリーンズの鈴木奈央さんの本。 ほしい未来は自分で作ろう!をかかげて活動するグリーンズ。まえまえから興味あったが松島さんがてがけた「壊れた世界で“グッドライフ”を探して 」のあとがきをかかれてるのとみて買ってみた。 この「グッドライフを探して」は、いろいろ考えさせられるほんであっ...

グリーンズの鈴木奈央さんの本。 ほしい未来は自分で作ろう!をかかげて活動するグリーンズ。まえまえから興味あったが松島さんがてがけた「壊れた世界で“グッドライフ”を探して 」のあとがきをかかれてるのとみて買ってみた。 この「グッドライフを探して」は、いろいろ考えさせられるほんであったが、まさにその方向性を社会に増やすために鈴木さんは活動されてきたんだなあと理解した。 手段としてメディアの力をつかって。メディアを使ってグッドライフを願望する人を増やし、そしてみずから担い手として活動する人を増やすのかをためしてるのがグリーンズであえると理解した。 で鈴木さん流のやり方は 自分ごとにする 楽しさ!というのは人間の根源の行動のソースなので、危機感ではなく楽しさを打ち出す。 小さくやる。でかいと苦痛。 たんたんとつづけるようにする お客さんは参加者に 弱いリーダーシップを発揮 ビジョンを共有 活動を生態系化 と。 とくに、楽しさを根本にすえる、たんたんと続ける、というのは有効であると感じた。 人によって理想とする社会、グッドライフというのは千差万別だ。 原体験がおおきく影響する。 鈴木さん自身はアジア学院という食料を自ら生産する(動物の解体も!)ところに参加したのが原体験になっていると。 高度に分業が発達して社会になったため、われわれは毎朝、スタバで遠い海の向こうのコーヒー豆を堪能している。 が一方で、生産者と消費者が完全に分断されていて、つながりは「貨幣」のみに。そこにいろいろな問題があるのかもしれない。 自分の生活のなかが可視化されてな領域が技術進歩によって増えてきている。 自転車の運転であれば100%どう運転するかは自分でコントロールできる。自動車だとかなりあいまいになる。自動運転だともうわからない。 食料も自分でつくれば全部自分でこんとろーるし可視化できる。が分業だとわからない。 現代社会とは、生活における可視化とコントロール範囲の減少なのだろう。そこはテクノロジーが魔法のようにやってくれるので中身を理解する必要はない。そこに居心地の悪さを感じる人もいるし、便利さを感じる人もいる。 自分は居心地わるいほうかな。 すべての生活を太古の生活のように可視化しコントロールすることは不可能だがその一部でもいいので取り戻したい。 こういうムーブメントが世界でおきているような気がしてならない

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2017/04/05

周りを変える、誰かのせいということは、自分は何もやらないこと。 自分のやりたいことを楽しくすすめる。多分、苦労はあると思うけど。 何事も1人称で考えることが、大事だと思う。

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2015/09/09

グリーンズ創業者の鈴木菜央さんの、これまでの生い立ちや学生時代の経験やそこから形成された価値観について、グリーンズができるまでの紆余曲折や苦労とグリーンズに込めた思い、そして現在の鈴木さんの暮らしについて、ソーシャルデザインに対する思い、などなどがぎゅぎゅっと詰め込まれた一冊。 ...

グリーンズ創業者の鈴木菜央さんの、これまでの生い立ちや学生時代の経験やそこから形成された価値観について、グリーンズができるまでの紆余曲折や苦労とグリーンズに込めた思い、そして現在の鈴木さんの暮らしについて、ソーシャルデザインに対する思い、などなどがぎゅぎゅっと詰め込まれた一冊。 とにかくめちゃくちゃおもしろかった。 自分と社会とのつながりを実感することができれば、自分を大事にすることがそのまま社会を大事にすることにつながる。それがどうも難しくなっているのが現代の日本社会で、それをもう一度つなぎなおそうという試みがソーシャルデザインと呼ばれる領域なのかな、なんてぼんやり思った。

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2015/06/07

朝日出版のソーシャルデザイン2部作に続いて。これでgreenz関連書籍は一段落。鈴木菜央さんの若いころ、greenz立ちあげ前後の試行錯誤のくだりが、非常に参考になった。チャレンジは早ければ早いほどよいと。

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2015/02/22

ごく小規模な組織に属す、または自身で組織する場合が前提の話かなと思いました。 自分の「好き」「楽しい」を追求するのはとても憧れますし、理想です。でも結局は結果論ですし、成功するか失敗するかは誰にもわかりません。本書は「好き」や「楽しい」を追い求めた筆者の経験の一例をまとめるに留め...

ごく小規模な組織に属す、または自身で組織する場合が前提の話かなと思いました。 自分の「好き」「楽しい」を追求するのはとても憧れますし、理想です。でも結局は結果論ですし、成功するか失敗するかは誰にもわかりません。本書は「好き」や「楽しい」を追い求めた筆者の経験の一例をまとめるに留めているため、そこらの自己啓発本のような押し付けがましさはありませんでした。 ただ自分に今すぐこれができるか考えると、ちょっと難しいかもしれません。日頃から疑問と意識を持って生活しているからこそ「ほしい未来」も「つくる」ことができるのでしょう。

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2014/10/24

『「ほしい社会」「ほしい未来」をつくろうと思えばこそ、まずは目の前の自分の人生に集中しましましょう。 「社会」は自分よりとてつもなく大きなものだし、「未来」はまだ見ぬ世界です。あまりそこにとらわれすぎると、足元がおろそかになり、自分を見失ってしまうことになりかねません。 だか...

『「ほしい社会」「ほしい未来」をつくろうと思えばこそ、まずは目の前の自分の人生に集中しましましょう。 「社会」は自分よりとてつもなく大きなものだし、「未来」はまだ見ぬ世界です。あまりそこにとらわれすぎると、足元がおろそかになり、自分を見失ってしまうことになりかねません。 だから、社会や未来をコントロールしようと思う気持ちは持たず、自分自身の人生に集中するのです。 「なりたい自分」を思い描き、そこに近づいていくために、軽やかに、楽しく、懸命に生きる。 「ほしい人生」を送るために、日々の暮らしを大切にする。』 『夢、死ね!若者を殺す「自己実現」という嘘』のあとにNPO代表の「ぼく、夢追いかけています系」を読んで、あまりの温度差に風邪を引きそうになった。 ただし、「夢、追いかける系」だけど、その過程の苦労や挫折、思い描いた夢=ビジョンに向かう努力の背後にある哲学は素晴らしいと思う。 モチベーション3.0、オープンソース化、ソーシャルネットワークとソーシャルデザイン、新しい時代の新しい夢の数々に向かって活動する彼らに感銘を覚える。 遊びのない現代社会。 ハンドルを1ミリでもずらしてしまうと会社=社会から転落してしまい、二度と這い上がることができないのではないかという恐怖で硬直化し保守化した社会において、思い切ってハンドルを切ってもいいのではないかと、少しだけ勇気らしいものをくれる作品だと思う。 ただし、実行の伴わない勇気は戯言に過ぎないので、あと一歩踏み出せる本当の勇気を与えてくれる力はどこから湧いてくるのか。それが現代社会につきつけられた大きな課題なんじゃないかと考える今日この頃。

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2014/09/21

大好きなWEBマガジン「グリーンズ」代表の方が書いた、ソーシャルデザインの捉え方を綴った本。 読んでるとワクワクしてきますね。 さて、私も「自分ごと」からはじめていきたいと思います。

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2014/01/18

ソーシャル系のNPOの方が書かれた本。 完全にこちらの個人的な事情だが、学生時代からソーシャルイノベーションやデザインといった志向の強い人間が周りに多くいたこともあって、私自身は目新しさや心揺さぶられるエピソードには今のタイミングでは出会えなかった。 ただ、新書という形態上、...

ソーシャル系のNPOの方が書かれた本。 完全にこちらの個人的な事情だが、学生時代からソーシャルイノベーションやデザインといった志向の強い人間が周りに多くいたこともあって、私自身は目新しさや心揺さぶられるエピソードには今のタイミングでは出会えなかった。 ただ、新書という形態上、これまでそうした領域に関わってこなかった人が読む可能性も高い。その人たちが今までとは違った価値観に触発されたらいいな、と思う。重々しくなくライトな内容なので、“きっかけ”の1冊としてはよいかもしれない。

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2013/12/23

有限の時間を活かすために「足し算」から「引き算」へ。「大きな」ことをしたいなら、やるべきことは「小さく」。「周り」を巻き込んでいきたいなら、何よりも「自分」から。「正しい」ことを実行するには、それをいかに「楽しい」に変換できるか。とかく、これまでと違う結果を得たいなら、発想の転換...

有限の時間を活かすために「足し算」から「引き算」へ。「大きな」ことをしたいなら、やるべきことは「小さく」。「周り」を巻き込んでいきたいなら、何よりも「自分」から。「正しい」ことを実行するには、それをいかに「楽しい」に変換できるか。とかく、これまでと違う結果を得たいなら、発想の転換が必要であることを教えてくれます。 個人的には、ネットの世界に革命をもたらしている「オープンソース」の考え方が、人のつながりにも当てはまるという内容は興味深かった。

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2013/12/06

greenz.jp ファウンダーの鈴木菜央さんの、半自伝的働き方への考え方。 ナオさんと初めて会ったのは2009年か。当時はお互いに独立した直後で、greenzにも何回か登場させてもらったし、イベントなんかでも顔を合わせることが多かったのだけど、飄々と近い未来のことを語るナオさ...

greenz.jp ファウンダーの鈴木菜央さんの、半自伝的働き方への考え方。 ナオさんと初めて会ったのは2009年か。当時はお互いに独立した直後で、greenzにも何回か登場させてもらったし、イベントなんかでも顔を合わせることが多かったのだけど、飄々と近い未来のことを語るナオさんからは想像できない、当時のgreenzの苦境なども描かれていた。 http://greenz.jp/2010/03/08/eco-com/ 今でこそソーシャルメディアやNPOなどの多様なツールが発達して、個人が自分のやりたいことを表現し、実現に向けてステップアップできる土壌は整いつつあるのだけど、個人的に話が合うと思うのはやっぱり徒手空拳で失敗を積み重ねながら、それでも歩み続けてきた人たちだ。 一方で様々なローカルプロジェクトや、震災復興の活動に関わってみて感じたことは、それらの活動の始まりは強烈なリーダーシップを持つ1人の熱意と行動力に支えられているという現実だ。何だかんだ言っても、アイディアだけでは世の中は変わらない。モチベーション2.0的にトップダウンでやることをどんどん推し進めるパワーは必要だろう。 それでも、そうやってモチベーション2.0的にトップダウンでやってきたプロジェクトというのは、その人の器以上には成長しないというのも如実に見てきた。理想論としてはフラットに合意を得ながら物事を進めるのが良いとしても、船頭多くして何とやらと方向性が違っていくようなプロジェクトもたくさんある。恐らく、まだモチベーション3.0的な動き方は過渡期にあるだろうし、greenz自体も試行している段階だと思う。 旧来型の「アメとムチ」で、給与と規律によって支えられたモチベーション2.0の組織では、もはや働けない身体になってしまったのだけど、自主的に企画し実践する楽しさを表現するモチベーション3.0では、まだまだ最前線でいたいと思う。久しぶりにナオさんとお話してみたくなった。

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