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グラウスタンディア皇国物語(1) の商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2019/06/22

先の大戦を集結させたのは、グラウスタンディア皇国第二皇女に支える七人の英雄<皇国七聖>だった。再び戦火が起きようとした時、皇女ユースティナは七聖を招集するのだった。 一概にラノベと言っても様々なジャンルがある訳です。異世界(ファンタジー)戦記物もそのひとつで、ラノベ以前より人気...

先の大戦を集結させたのは、グラウスタンディア皇国第二皇女に支える七人の英雄<皇国七聖>だった。再び戦火が起きようとした時、皇女ユースティナは七聖を招集するのだった。 一概にラノベと言っても様々なジャンルがある訳です。異世界(ファンタジー)戦記物もそのひとつで、ラノベ以前より人気のあるジャンルなのですね。そして異世界戦記物が大好きな身としては、喜んで手にした本なのでした。 第二皇女が非正規に集めた集団であり、正規の軍人以外の職業人が集められていたという七聖の存在が魅力的です。しかも今作ではその全員がまだ揃わないというのも、王道の展開と言え次巻以降が楽しみになるのです。 ファンタジー世界に於ける戦記物だと、どこまでファンタジー要素を絡めるのかが物語のバランスを決めるものとなります。 その点ではこの世界では魔法(のようなもの)は一般的ではないようで、戦略に於いて影響するものでないようです。そのため非現実的な要素で決着させるようなことは書けないのですね。 そこでどのような策を講じてピンチを抜けるのかが、物語の肝となります。そこに一部非現実的な力もエッセンスとして加えるのが、この作品の「ラノベ」としての味付けとして魅力ともなるところでしょう。 それは戦略云々の部分に限らず、他のこまごまとしたところにも現れます。キャラクターの色づけや行動にも、読者を楽しませるための仕掛けが為されているのですね。それがあるから、この作品は「ラノベの戦記物」であるのでしょう。 ジャンル小説はそのジャンルとしてのバランスは大切で、それを維持しながら大きく外していくというアクロバティックなことが求められます。ちらりと見せられるファンタジー要素が、この後どのように物語に影響を与え展開していくのかが楽しみです。

Posted byブクログ

2013/11/20

第1巻を読破。 鵜飼沙樹さんのイラストに惹かれて購入。 HJ文庫作品を買うのはひさしぶり。 なのでこの作家さんの作品は初めて読みます。 おもしろかったです。 冒頭の数ページを読んで買ったものだから、ほぼジャケ買いに近い状態だったけど、よかったです。 〈皇国七聖〉の一人...

第1巻を読破。 鵜飼沙樹さんのイラストに惹かれて購入。 HJ文庫作品を買うのはひさしぶり。 なのでこの作家さんの作品は初めて読みます。 おもしろかったです。 冒頭の数ページを読んで買ったものだから、ほぼジャケ買いに近い状態だったけど、よかったです。 〈皇国七聖〉の一人で主人公のクロムは軍師で、でも戦闘もこなせるタイプで。 コピーをさらに昇華させる才能、と読んで「ああ、めだかちゃんタイプなのか」と思ったり。 それだけだと主人公最強で終わっちゃって、王道ファンタジー戦記で片付いてしまうのだけれど。 冒頭シーンでクロムが真剣に本を読んでいるんだけどwww それがただのエロ本だったwww 「エロ本ですが何か!?」 って開き直ったクロムに噴いたwww ただのかっこいい英雄じゃなかった。 爆笑 あとがきの担当さんとのやり取りのおかげか、男キャラよりも女の子キャラが多め。 リュリュちゃんやフィフニス、そしてユースティナ皇女。 敵さんのお偉いさんも女性がちらほら。 でも戦記モノとしてもたいへん魅力的でおもしろかったです。 クロムのセリフ、 「戦争は負けてはならない」 ユースティナ皇女との会話であった言葉に、確かにそうだなと思いました。 さて、グラウスタンディア皇国物語1ってことは2もあるってことですよね? まだまだ明かされていない謎もあるし、戦いもこれからだ! って感じだったので、続き楽しみです。 リュリュちゃんかわいい。 ちょっと気になったのは数字。 漢数字で表記されてなかったのが……。 HJ文庫特有なのか、作者さん特有のものなのか。 ちょっと違和感を感じました。

Posted byブクログ