私の職場はラスベガス の商品レビュー

デボラ・クーンツ(著者),中川聖(訳者)

2019/06/14

長かった！でもとても面白くて、舞台であるラスベガスにどっぷり漬かって読みました。とにかく口を開けば嫌味か皮肉しか出てこない主人公。でもそれには理由もあり。プライベートもないくらい仕事に没頭してて夜中まで仕事して朝早くにまた出勤。ホテルの多種多様なクレームに対応しながら…これじゃ恋愛する暇もないわf^_^;でもなんか好きなんだよなぁ、こういうひねくれ女子（笑）まわりのイケメン達も、ダサいおばちゃんだったのに、メガネ外したら実は美人だったというアシスタントも良い！続編楽しみ☆

2015/07/01

読んで良かった。まさか、最後、泣くとは思わなかった。もっと、ビシバシ死人続出だと思っていたし。そういった意味では、途中読むのがしんどかったりした。

2014/06/27

ラスベガスで働く有能なヒロインがいきいきと大活躍。
コージーというよりは事件性の高いユーモアミステリです。

ラッキー・オトゥールは30代。
歓楽の街ラスベガスでも有数なカジノホテル＜バビロン＞の顧客関連係主任。ありとあらゆることのトラブルに対処しています。
スリムなMサイズのセレブが多い街で群を抜いた長身で、美人とまではいかないと自覚しているラッキーは、過去の経験から恋愛にはやや臆病。
実は15歳から家出して働き出した叩き上げで、母親は高級な娼館を経営している今も華やかな女性。
ラッキーは、1日20時間を仕事に捧げています。

次々に起きる事件がテンポよく、ユーモラスに語られます。
顔見知りの従業員がホテルの遊覧ヘリから墜落。はたして、ただの事故なのか‥？

住んでいる部屋の上のペントハウスには親友の女装物真似芸人テディが住んでいて、とても美しく気立てがよく、服の貸し借りが出来る。
新しい警備スタッフのデインはとてもハンサムだが、何か気に障る。
はたして、ラッキーの恋愛は‥？
お金には不自由しない暮らしぶりがにぎやかで、気取らない性格のラッキーに拍手を送りつつ楽しめます。

こういう仕事をしてきたなら、事件を解決する能力があっても不思議じゃないですね。
後半は生い立ちまで含めて色々なことが一気に解決してしまうため、盛り上がりと満足感は十分☆
え、シリーズ物じゃなかったの？と思うぐらいです。

2014/04/12

20140410
恋愛に奥手な主人公、ラッキーが、猛烈な勢いで日常の仕事をさばきながら恋愛に飛び込み、ハードボイルドな素人探偵をするユーモアミステリ。
会話がとても楽しかった。
皮肉屋いいねー
美男美女ばかりが出てくるのがロマンス小説っぽいけどラスベガスだし！みたいな寛大な(?)気持ちで読める。
もっと恋愛がもつれると思ったんだけど、あっさりしてたな。
でも魅力的な話でした。
題名はもっとオシャレなほうがいいと思った。原題はWanna get Lucky?だし、雰囲気あるのにな。

2014/01/11

ラスベガスでも有数な巨大カジノでトラブル対応をしているラッキー。
顔見知りの従業員が遊覧ヘリから落ちて死亡する事故の対応に当たるが、オーナーは何かを隠している様子で…。

コージーよりのユーモアだと思って読み始めたので、初めの展開について行けず…。
でもハードボイルドよりのユーモアだと理解した途端、面白いように頁が進んだ。
巨大なカジノに渦巻く愛欲のあれこれ。
それに立ち向かうラッキーはか弱い女性化と思いきや、どうしてどうして腕っ節も強いし度胸だってある。皮肉のセンスだって持ち合わせている。
ただひとつ苦手なのは恋愛に対峙する事。
探偵小説風なのできちんと捜査もしてくれる。
関係者に話を聞くだけなんてしない（ここ重要！）
実にかわいくもかっこいい女性なのだ。
小説の雰囲気は例えて言えばJ・D・ロブの『イヴ＆ローク』の最初の方（そこで挫折してるからそこまでしか知らないw)
ハードボイルド＋ユーモア＋ロマンス。
これが実にいい配分で、ラストの大団円まで好みの３Fっぷり！
非常に面白い勧善懲悪ものだった。
これ、絶対に表紙とタイトルの相乗効果で損してると思うのー。

2013/11/10

華やかな「歓楽の都」の舞台裏を覗くような雰囲気の、アップテンポな展開と謎解き…ラッキーの私生活に、ユニークな劇中人物達…なかなかに愉しい物語だ!!或いは「シリーズ化?」と想わせるものも在る…