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ゆかいな仏教 の商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2025/12/18

覚りとは何か?空とは何か? いろんな角度からわかりやすく教えてもらえました。 いや、わからないことも多かったのですが、仏教の他の本をaudibleで聞いたら、全く頭に入ってこなかったので、この本はすごくわかりやすく語ってくれてるのだなと改めて感じました。 それにしても、橋爪先生...

覚りとは何か?空とは何か? いろんな角度からわかりやすく教えてもらえました。 いや、わからないことも多かったのですが、仏教の他の本をaudibleで聞いたら、全く頭に入ってこなかったので、この本はすごくわかりやすく語ってくれてるのだなと改めて感じました。 それにしても、橋爪先生と大橋先生の知のぶつかり合いはすごかった。知識の幅が広すぎて、広すぎるからこんなに相対的に語れるのだなと思わされました。あえて批判的にというか率直な疑問を投げかける大橋先生あっぱれでした。覚りのモチベーションってどこから来てるの?という疑問はごもっともと思いました。確かにわからないものになんでそんなに魅力感じるんやろ!?

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2025/10/07

仏教の奔放さに欠けるような。 宗教を知るに足りても、シャーマンや霊性、ストイシズムにまで膨らむ心的現象の行く末を見渡せないか…。 禅宗により、さらに晴れていく日本仏教の深みを駆けていきたい。

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2022/12/13

いやー、これは難しかったですね。前半部分は「悟る」こととは何かわかりやすく解説してくれていてまだ理解できたんですけと、大乗仏教あたりから一気にわからなくなった。基礎知識がなかったのでついていけなくなったのだと思います。

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2022/05/04

Youtubeで養老孟司(解剖学者)、織田顕祐(仏教学者)、福岡伸一(分子生物学者)の10年くらい前の大谷大学での対談(第5回親鸞フォーラム-親鸞仏教が開く世界-仏教と生命-いのちのゆくえ-)を見て、仏教に興味を持った。 仏教においては自分と他者の境界が曖昧、というような話からで...

Youtubeで養老孟司(解剖学者)、織田顕祐(仏教学者)、福岡伸一(分子生物学者)の10年くらい前の大谷大学での対談(第5回親鸞フォーラム-親鸞仏教が開く世界-仏教と生命-いのちのゆくえ-)を見て、仏教に興味を持った。 仏教においては自分と他者の境界が曖昧、というような話からであったと思う。 自分を意識し過ぎて辛いことや 自分を守ろうとする気持ちが強すぎて嫌になること があって、もう少し気持ちが楽になれば、という思いからだ。 『ふしぎなキリスト教』が面白かったのもあり、仏教もざっくり全体を掴みたいと思って、本書を読んだ。 そして大変満足した。 内容も面白かったし、これだけで十分ではないだろうが、今後の学びのとっかかりになると思う。 仏教は、ドグマ(教義)がなく、下記の通り定義に関わる本質がとてもシンプルなため 派生しまくって裾野が超広いというのが面白く、またおおらかでいいなと思った。 また、一神教と違い、それを認めることで他を明らかに否定するという対立がない。 昔、フランス人の年上の友人が「仏教はいいよ。他の宗教を排除しないから」と言っていたのがよく分かった。 肝心の「自分と他者」のお話について。 「覚り」を目指すのが仏教なのだが、 「覚った状態」では「自分や他者」という実体はなくなるのだそう。 実体はない、この世界は偶然の要因の組合せでできたかりそめのもの、心が作ったものだと。 あるいはそういうことに気づくことが「覚り」。 しかしそれを徹底しすぎてニヒリスティックになるのではなく、 (特に大乗仏教では)輪廻の中でいつかは覚れるから、覚りを目指しつつも焦らず 功徳を積みましょうよ、というちょっとゆるい感じも気に入った。 この思想についてはもっと深めたいが、とりあえずは方向性を理解。 メタ的な視点で  今の生活の自分も他者も気に入らない現象も、所詮かりそめの蜃気楼のようなものなのだから  いいことがあれば喜べばいいし、悪いことがあっても気にしない と思えればいいのかな、と思う。 面白かった内容 ・仏教の定義 :「ゴータマが覚った(ブッダである)ことを認める」そしてそれを追体験しよう[最低限の定義。ドグマがなくゆるい] ・ブッダ(仏)とは、覚った人のことで、釈迦仏は悟ったゴータマのこと ・不完全な人間、という前提は他の宗教と同じだが、神や政府の力を借りずに自力で完璧になれる、という人間中心主義、個人主義、自立的 [←西洋の方が個人主義的、人間主義的な感じがするという直感に反する] ・インドには仏教以前からバラモン教、それを受け継ぐヒンドゥー教がある。  仏教はそれらへの「反発」(バラモンでなくても覚ることができる)があるが  一方、覚りのために出家して在家に頼らざるを得ないという構造上、それらへの「依存」もある ・インドで生まれた仏教が現在インドで廃れたのは、様々な(でも実は一つの?)神を信じるヒンドゥー教に取り込まれたから?  ゴータマ・ブッダはヴィシュヌ神の化身であるという主張 ・自分と世界を切り分けて考えるから「苦」(思い通りにならない苦しみ)が生まれる。 ・仏教は構造主義的。客観的な実在に見えるものは、それぞれの心が作ったもの。心中心主義→唯識説へ  現実そのものに引きずられるのではなく、人間の心の持ちようによって問題を解決していく ・出家しサンガ(僧)になることでしか覚れないとする小乗仏教(部派仏教)に対し、大乗仏教は在家でも修行は可能と主張  在家にいて、覚る(ブッダになる)直前の存在が「菩薩」 ・小乗仏教ではブッダは一人であったが、大乗仏教で釈迦仏以外のブッダ、あるいは菩薩がたくさん考えられるように ・一度覚るぞと「発心」したら修行を続け、覚ることで涅槃へ至る。輪廻からの解脱は後付け? ・生き物は皆「仏性」があり、輪廻を繰り返す中でいつかはみんな覚ることができる。 ・覚りは人から与えられるものではなく、菩薩の助けを借りたりしながらも、自分自身で覚るもの(個人主義、合理主義) ・インド人は歴史に興味がない(経典の出自や作者、記載年などが不明なことが多い)。反対に中国人は歴史大好き。 ・インド人は哲学好き。オタク。そして仏教もそれ(考えること)を推奨。 ・インド人はめまいがするような時間や概念に魅惑を感じている。(e.g. 釈迦仏の次は56億7千万年後)  一神教と異なり「絶対」という概念がない ・仏教は今は日本において廃れているように見えるが、日本人の自己理解に役に立つのではないか ・仏教は現代においても全く古臭いものではなく、相当に合理的なものである。 ・キリスト教的な概念に支えられた近現代社会の基本的な仕組みが立ち行かなくなっている今、   仏教的な発想を検討する価値があるのではないか。

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2022/04/19

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と違い、仏教には決定的な教義がない。 仏教諸派において唯一共通の「ブッダが悟った」ということで、悟りの内容は言葉にできないので実際に悟ってみないとわからない。 そこから様々に解釈することができ、部派仏教、大乗仏教、密教と派生していく。

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2021/11/16

 「ふしぎなキリスト教」を楽しく読んだので、本書に手を出す。  お二人の対談を、大澤は「『一本』をねらいにいく柔道」、橋爪は「ジャズの、ジャムセッション」に例えている。  「ふしぎな〜」より難解に感じた。それだけ仏教の構造が複雑怪奇なのだろう。Σブッダなど、例えが面白くてその点は...

 「ふしぎなキリスト教」を楽しく読んだので、本書に手を出す。  お二人の対談を、大澤は「『一本』をねらいにいく柔道」、橋爪は「ジャズの、ジャムセッション」に例えている。  「ふしぎな〜」より難解に感じた。それだけ仏教の構造が複雑怪奇なのだろう。Σブッダなど、例えが面白くてその点は助かった。  小乗(上座部)と大乗(大衆部)の違い、覚り、アーラヤ識について理解が進んだように思う。

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2020/07/26

キリスト教やヒンドゥー教との比較、仏教誕生の当時の事情から仏教とは何かに対話的に迫っていく。 キリスト教はドグマによって定義できるが、仏教にはドグマがない。その意味でも、仏教とは知識であり、覚りであり、個人の精神活動である。では、その覚りとは何か?そこがよく分からない。むしろ覚...

キリスト教やヒンドゥー教との比較、仏教誕生の当時の事情から仏教とは何かに対話的に迫っていく。 キリスト教はドグマによって定義できるが、仏教にはドグマがない。その意味でも、仏教とは知識であり、覚りであり、個人の精神活動である。では、その覚りとは何か?そこがよく分からない。むしろ覚らないと分からないことになっている。つまり「ブッダは覚ったに違いない」と確信すること、その確信が全てであり、真理や万物の法とは何か?という中央の空虚が特徴である。 さらに、覚りは「特定の個人の一回限りの出来事」ではない。仏教では、お釈迦様個人に起こった特定の出来事が人間の普遍的な可能性として誰にも繰り返されると考える。ヒンドゥー教の前提で言えば、最も高い宗教的な境地であるところの”覚り”はバラモンしか到達できなかった。ユダヤ人に限られていた救済の対象が人間に普遍化された時、ユダヤ教からキリスト教への転換が生じたように、そのバラモンにだけ限定されていた覚りが人類全体に普遍化したとき、それが仏教になった。  また、キリスト教-イスラム教-仏教における信仰の対象を眺めてその違いを眺めるのも面白い。預言者は誰も救わず、ブッダは自分を救い、神は他人すべてを救う。ブッダは人間。あくまでも、人間が人間のまま仏になる(これを成仏という)。仏教は神に関心はなく、人間は神の力を借りず、自分の力で完璧になれると思っている。つまり、自立した個人主義的人間中心主義だ。仏教における苦とは「人間の生が不完全であること」だが、多くのケース人間本人はそれを苦とは思っていないものかもしれない。しかしブッダからすればそれは苦と呼べるもので、人間はもっと完全に生きることができるのだ。ブッダの教えを一言でいえば、「勇気を持って正しく生きていこう」ということ。 仏教もキリスト教も、人間が不完全で何とかしなければならないと認識しており、それを苦と呼ぶか罪と呼ぶかで異なるが、罪の場合、人間はそれを自ら取り除くことはできない。Godに造られた人間の性質だからそれを取り除けるのはGodだけとなる。苦の場合、それを自分で取り除ける。取り除けるというより、問題はものの見方であり、苦には実体がないため、苦を苦と思わなければよいと考える。ユダヤ教にとっての苦難はユダヤ人という集団にとっての苦だったが、仏教にとっての苦は個人にとっての苦であった。キリスト教における神の国では人は永遠の生を得る。キリスト教では救済が生の極限としてイメージされているが、仏教がイメージするニルヴァーナはむしろ逆。輪廻転生が前提となっている中で死を超える死、永遠に死に切ることが救済となっている。生きる死なではなく、生死が問題にならない状態を志向するという違いが面白い。 また、母国インドにおいて仏教がなくなってしまったことなどをヒンドゥー教のスポンジ効果などを使って解説している。さらには、どうやらイスラム教の流入なども影響があるらしい。これはまた別のテクストで学びたい。

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2020/06/12

ほかの本を優先するため45%くらいで断念。 二人の知識人がかなりディープに仏教について論じている。事前知識がないと読めない類の本。 キリスト教ユダヤ教ヒンズー教バラモン教との比較の観点が面白い。

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2019/04/19

大乗仏教の成り立ちや、大乗と上座部仏教徒の違い、また「空」の思想や、そもそもお釈迦様と悟りの関係は、など「そもそも仏教って何なの?」という問いに対話形式でわかりやすく解説した書籍。

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2018/11/04

 大澤真幸がエラそうに小難しくテーマを振ってくるのに対し、橋爪大三郎が平易に諭す形式はなかなか面白い。キリスト教やイスラム教といった一神教との比較で、仏教の輪郭が際立つ。  一神教はドグマによって定義できるが、仏教にはドグマがない。  「覚り」とはこの宇宙の全てを包摂されているも...

 大澤真幸がエラそうに小難しくテーマを振ってくるのに対し、橋爪大三郎が平易に諭す形式はなかなか面白い。キリスト教やイスラム教といった一神教との比較で、仏教の輪郭が際立つ。  一神教はドグマによって定義できるが、仏教にはドグマがない。  「覚り」とはこの宇宙の全てを包摂されているものではあるが、それは言葉で伝えることができない。そうすると仏教の核心は、『仏陀(ゴータマその人)は悟ったに違いない』と確信すること、その確信が全て。だから、(困ったことに)様々な分派が出現する余地がある。「これが仏教だ」という信念だけでいくらでもヴァリエーションができる。本場イタリアには存在し得ない「醤油味和風パスタ」みたいなものもOK。  一神教のGodはこの世界を想像した全知全能の存在であり、従って「存在」は確かなものであるが、仏教では、「存在」は確実なものではない。  一神教のGodは超越的存在で世界を支配しているが、仏陀(覚醒者)は、一切智ではあるが、ただの人間で、支配はしていない。理解しているだけ。  仏教もキリスト教も、人間は不完全で何とかしなければならないという認識では一致している。その不完全さを「罪」と呼ぶか「苦」と呼ぶか。罪は人間が自分で取り除くことはできない。苦は自らの精進で解消することができる。  キリスト教の「隣人愛」はGodから命じられたもの。仏教の「慈悲」とは異なる。  キリスト教の教会の中にGodはいない。教会は執り成しをするだけの代理店。仏教のサンガは代理店ではない。だったら、サンガを飛び越えて仏陀と直接関わろうという試みが、いわゆる大乗仏教。(実は、「教会」という存在はサンガに比べ、宗教的根拠が薄弱)  イエスは元々神の子であったのが、人間としてこの世に出現した。ゴータマは、はじめは人間で、後に仏陀(覚醒者)となった。  等々、やれ小乗がとか大乗がとか密教がとかいった些末事に拘泥せず、仏教とは何かという本質的な問いに応えてくれる本。  仏教の特徴とは、  ?個人主義(自らが精進する)  ?自由主義(ドグマがない)  ?合理的(因果論)  ?理想主義(良い方向へ向かうための手段がある)

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