人事と法の対話 の商品レビュー
企業で人事として働く人には是非読んでもらいたい本だ。 人事の悩みに真摯に向き合う守島氏と、法律の専門家として対談する大内氏の言葉には多くのヒントがある。これからの人事のあり方が書かれているわけでは無い。本書を読んで、推敲することに意義がある。法律のネガティブな面を理解することも重...
企業で人事として働く人には是非読んでもらいたい本だ。 人事の悩みに真摯に向き合う守島氏と、法律の専門家として対談する大内氏の言葉には多くのヒントがある。これからの人事のあり方が書かれているわけでは無い。本書を読んで、推敲することに意義がある。法律のネガティブな面を理解することも重要ではあるが、ポジティブな面をいかに運用するか。ここに解決策があると思えた。硬軟織り交ぜた施策を考えつつ、いかに労力少なく回すか。これが変化の激しい時代で生き残る人事戦略かもしれない。
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人事管理と労働法が人事にまつわる諸課題に対してどのようにアプローチするのか、採用、育成、異動、退職に至るまで、非常に分かりやすく対話を重ねている本。論点整理がよくできていると思います。
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・準中核的正社員の流動化と中核的正社員の引き留めをどうするか ・優れた人事管理担当者は、働く人の幸せを考え、どうしたら人材が意欲的に企業に貢献してくれるかを考える
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正規と非正規という雇用期間の有無で人事制度を分けるのではなく、何を期待するのか、役割で制度を分ける必要性を感じた。また多様化する中でいかに制度で救うのか、というのは非常に重要な問題で、やはり人口構成に対して今から備えておく必要性を感じた。
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他流試合を積極的に試みる異色の労働法学者、大内伸哉教授と、人材マネジメント論専門の守島基博一橋大教授との対談を中心に構成した貴重な一冊。 単純な法規制だけでは割りきれない企業の人事政策を、それぞれのアプローチから複眼的に捉えていこうとする野心策であり、企業人事、労働法にかかわる...
他流試合を積極的に試みる異色の労働法学者、大内伸哉教授と、人材マネジメント論専門の守島基博一橋大教授との対談を中心に構成した貴重な一冊。 単純な法規制だけでは割りきれない企業の人事政策を、それぞれのアプローチから複眼的に捉えていこうとする野心策であり、企業人事、労働法にかかわる実務家はもちろん、これから就職を考える人や、会社の中で悩んでいる若手社員にもお勧めしたい。 イオンやベネッセ、小松製作所、といった大手企業の人事担当者の生の声も貴重。 ただ、大内教授ご自身の柔軟さゆえ、一般的な「労働法」サイドからのアプローチが分かりにくくなっているのと、最後、きれいにまとめられすぎている点には要注意だと思う。
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人事系(人事・給与・採用・育成など)の仕事に初めて就いて、ちょっと経ったぐらいのタイミングで読むといい本。最近の人事系の諸課題がある程度網羅されている。答えがズバリ書かれているわけではないけど、読んでおくと頭の整理ができていい。
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