黄昏の旗 の商品レビュー
『箱庭旅団』シリーズ第二弾。 世にも奇妙な物語的な短編集で色々な要素が盛り込まれた話で、正直良く分からない話もありましたが、概ね楽しめました。面白いのでシリーズ第三弾も読もう!
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★2018年12月15日読了『黄昏の旗 箱庭旅団』朱川湊人著 評価B 朱川氏らしいちょっとノスタルジックな昭和テイストの短編小説集15篇 再び旅立つ友へ 誰もゾウにはかなわない ヴォッコ3710 市長選怪文書 運命の女のような 黄昏の旗 人間ボート、あるいは水平移動の夜 未来人...
★2018年12月15日読了『黄昏の旗 箱庭旅団』朱川湊人著 評価B 朱川氏らしいちょっとノスタルジックな昭和テイストの短編小説集15篇 再び旅立つ友へ 誰もゾウにはかなわない ヴォッコ3710 市長選怪文書 運命の女のような 黄昏の旗 人間ボート、あるいは水平移動の夜 未来人ビストロ ひとりぼっちのファニカ 僕のおじさんはヒーロー 時計のまち 傷心の夢のための無伴奏バイオリンソナタ 三十年前の受付? アタシたちのステキな象 カムパネラの水筒
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小さいけれど、完成された「箱庭」の世界を 旅するような短編集 極上の料理をほんのヒトクチだけ食べて次!みたいな(笑) 「箱庭旅団」よりよかったかも。
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国道四号を悠々と歩き続けるゾウ、夕暮れの車窓から見えるオレンジ色の旗…。心に沁みる作品から思わず笑いがこぼれるものまで、直木賞作家が贈る、ちょっと不思議で懐かしい連作短篇集。 ノスタルジック・ホラーと言われる朱川湊人らしい短篇が続く。ホラーというよりSF・ファンタジー的な色彩が...
国道四号を悠々と歩き続けるゾウ、夕暮れの車窓から見えるオレンジ色の旗…。心に沁みる作品から思わず笑いがこぼれるものまで、直木賞作家が贈る、ちょっと不思議で懐かしい連作短篇集。 ノスタルジック・ホラーと言われる朱川湊人らしい短篇が続く。ホラーというよりSF・ファンタジー的な色彩が濃い作品もあった。どの話も読ませる力があるので、退屈はしない。 (C)
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「見ている風景は、誰も似たようなものだわ。そこから何を見つけるかは、あなたの心しだい……」 どんな時代にも、どんな場所でも、映画や本のような作られた世界のなかでも、自由自在に行き来できる「旅行者(トラベラー)」である少年が、白馬とともに旅する世界をそれぞれ「箱庭」に見立て、短篇の...
「見ている風景は、誰も似たようなものだわ。そこから何を見つけるかは、あなたの心しだい……」 どんな時代にも、どんな場所でも、映画や本のような作られた世界のなかでも、自由自在に行き来できる「旅行者(トラベラー)」である少年が、白馬とともに旅する世界をそれぞれ「箱庭」に見立て、短篇の名手が物語を紡ぐ。 国道四号を悠々と歩きつづけるゾウ(「誰もゾウにはかなわない」)、夕暮れの車窓から見えるオレンジ色の旗(「黄昏の旗」)、ジェフじいさんが壊した機械人形(「ヴォッコ3710」)、幽体離脱して好きな女性の危機を救った男(「人間ボート、あるいは水平移動の夜」)、アンデス山中で見たファニカの正体(「ひとりぼっちのファニカ」)、最果ての岬に響く哀調に満ちたバイオリンの音(「傷心の竜のためのバイオリンソナタ」)、真っ白な水着を着た僕たちの女神(「三十年前の夏休み」)などなど。
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15個の短編作品。 話のどこかに少年と白い馬を見かけたり見かけなかったり。 どれも少年が見てきたもの? 短編なので読みやすく、どれも少し不思議なお話。
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短編は読み始めで入り込めないと渋々読んでいるような感じになってしまうが、朱川さんの短編は違う。スッと世界に入り込めて、ゾックとして終わる。現代の星新一的ストーリーテラー。
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図書館にて。 「カルパネルラの水筒」という話が心に残った。 どんな人の人生にも、その人なりの輝きがある。 誰かが変われるものではないし、自分と人を比べて一喜一憂しながら生きる事にも意味はない。 自分なりに人生と向き合い、頑張ったなら、それでいいし、それが一番大切な事でもあ...
図書館にて。 「カルパネルラの水筒」という話が心に残った。 どんな人の人生にも、その人なりの輝きがある。 誰かが変われるものではないし、自分と人を比べて一喜一憂しながら生きる事にも意味はない。 自分なりに人生と向き合い、頑張ったなら、それでいいし、それが一番大切な事でもある。 見ている風景は同じでも、見ている人が違えば、思う事も感じる事も、一人一人違う。 でも、そこから何を見つけるかは、自分の心しだい。 どんな出来事も、自分にとって、きちんと意味のあるものにして、ただの思い出や記憶にするのではなくて、自分を成長させる糧にしながら、生きていきたいと思った小説でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
箱庭旅団の続編。 前回はあそとここで!そことここが!とつながりに驚かされたが(しかも物語によって雰囲気がぜんぜん違う楽しさが) 今回はそういった意味でパワーダウンな気持ちも…。 全体的に小ぶりな感じ。私が見落としているのかしら。 でもどうしてこんなにたくさんの種類の短編がかけるんだだろう。ってくらい作者の引き出しの多さは、すごいと思う。
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箱庭旅団シリーズ2作目。15編からなる短編集。ショートショートの名手、星新一さんを思わせるような作品も。シリーズものといいながら全編つながりが薄いのが気になるけど、個々の作品は結構好き。見事、独自の世界観を描いている。
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