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チーズと塩と豆と の商品レビュー

3.4

109件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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異国の香り

海外在住30年近くになりますが,おそらくは取材や旅行で経験しただけであろうその地での独特の香りを,それぞれの作家がそれぞれに表現しているのにびっくり。トップの角田光代氏のはさすがに圧巻ですが,どの作品もその国の風のにおいがしてきます。

はみがきこ

2025/02/10

タイトルに興味をひかれて購入 イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルの、首都ではなくすこし田舎の街が舞台 欧州の知らなかった文化が紹介されていて興味深い 食べ物の描写が美味しそうで、作ってみたくなる、行ってみたくなる 森絵都、江國香織の作品が気に入った

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2024/12/06

よく聞くPodcastのパーソナリティが紹介してたので読んでみた。個人的にはあまりしっくりこなかった。

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2024/11/20

読了。 チーズと塩と豆と 4人の作家さんによる、ヨーロッパの田舎の風景を感じられるアンソロジー。田舎の閉塞感はどこの国でも共通なのかな。食を大切にすることは、家族や生活を大切にすることだと再認識。 「すべての未来は、今日という日を乗り越えなければ永遠にやってこないのだ。憂うな...

読了。 チーズと塩と豆と 4人の作家さんによる、ヨーロッパの田舎の風景を感じられるアンソロジー。田舎の閉塞感はどこの国でも共通なのかな。食を大切にすることは、家族や生活を大切にすることだと再認識。 「すべての未来は、今日という日を乗り越えなければ永遠にやってこないのだ。憂うなら、未来ではなく今日、今なのだ。」

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2024/11/03

★2.5(可もなく不可もなくって感じで、自分が普段読まないタイプの本だから評価が難しい) 料理が絡んだ4つの物語と思ってたら、料理より人の気持ちの要素が強くて人との関わり方が苦手な4タイプのそれぞれの話って気がした。 親はどこまでも子供の親で、子供のためなら自分を曲げてでも生き...

★2.5(可もなく不可もなくって感じで、自分が普段読まないタイプの本だから評価が難しい) 料理が絡んだ4つの物語と思ってたら、料理より人の気持ちの要素が強くて人との関わり方が苦手な4タイプのそれぞれの話って気がした。 親はどこまでも子供の親で、子供のためなら自分を曲げてでも生きていけるんだって思わされた。

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2024/09/24

普段読まない作家の短編集で、どの作品も新鮮だった。どの作品も、愛する人と食べ物への気づきが鮮明だった。この中で好きな作家は、森絵都さんと井上荒野さん。他の作品も読んでみたいと思った。

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2024/09/07

他の話は、料理を作る音や香りが漂ってきて、読んでるうちにお腹が空いてくるのだけど、江國さんの話は「ナントカの」ソースや料理•••に象徴されるように具体的な料理の名前があまり出てこない。何を食べるかよりも「二人がおなじものを食べる」ということに意味があることを強調したかったのか。 ...

他の話は、料理を作る音や香りが漂ってきて、読んでるうちにお腹が空いてくるのだけど、江國さんの話は「ナントカの」ソースや料理•••に象徴されるように具体的な料理の名前があまり出てこない。何を食べるかよりも「二人がおなじものを食べる」ということに意味があることを強調したかったのか。 他の3話と同じテーマなのにちょっと異質な感じがしたけど、相変わらず繊細な感じの物語で江國ワールドを楽しめた。 生きていく上で欠かすことのできない「食」を海外を舞台にして描かれているので、映画を観ているような感覚で楽しめた。 私は、角田さんの小説に出てくる食事の場面ではいつもお腹をすかせてしまう。角田さんの小説に出てくる料理はなんとも美味しそうなのだ。

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2024/08/16

普段読まない系統の本。タイトルに惹かれて購入。 「理由」に出てくるミネストローネがとても美味しそうだった。 いくら否定したくても、今までの生活環境や食事のスタイルは自分の身体に染み込んでいて、それに形作られていることがよくわかった。

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2024/05/10

角田光代さんと森絵都さんの話の大筋が似てて大丈夫?となったけど、どちらも良かった。 角田さんの話の主人公の仕事(難民キャンプで食事を提供する)を恋人が「神様の不備を補う仕事」と評したの、表現が素晴らしすぎるな。

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2024/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海外が舞台の4編の小説がおさめられている。 どの小説も文学的だったが、特に森絵都さんの小説の文体と温度感が好きだった。 『神様の庭』角田光代 食事を囲むことの意義を発見した主人公の話。 『理由』井上荒野 植物状態となった年上夫をもつ妻の葛藤。 『ブレノワール』森絵都 同郷の女性と運命の出会いを果たし、夢を追いかける中で、亡き母の密かな愛を知って慟哭する主人公の話 『アレンテージョ』江國香織 同性愛者の旅路での人間模様を描いた作品 『

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