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ハゲタカⅡ 新装版(上) の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2024/03/15

やはり面白い。 飯島が何故か生き残っているし、あの終わり方も含みをもたせる感じだし。 このまま終わる訳ないし、下巻で大逆襲か?

Posted byブクログ

2024/02/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

感想 2000年代の初頭、会社は創業者のものだという経営者の時代についていけない放蕩経営の様子がよく分かる。経済の変遷も学べて面白い! 民間会社は潰れるに任せるのではなく、変に国が介入してくる日本の社会で鷲津が抗う様子が分かる。 日の丸親方、銀行は国が助けてくれる。そういう日本の文化が経済をダメにしている。ある意味それが続いているので今の日本経済もダメなのかもしれない。 あらすじ ハゲタカ鷲津が帰ってきた。前回の銀行のスキャンダルから1年、鷲津は海外で放浪生活を送っていたが、帰国することに。鷲津がいない間に、アランが事故死を遂げ、新たに社長になったポールによって、ミカドホテルへの投資は打ち切られ、料亭などの不動産も処分されそうになっていた。 鷲津はポールの行ったことを全て元に戻すように指示し、自分はアランのやりかけた鈴紡のMBOに乗り出す。 鈴紡の建て直しはUTB銀行系、独立系アイアン・オックスファンド、ホライゾン系と3つに分かれる。鷲津はマスコミと世論を味方につけ、鈴紡の役員も味方にして9割方、ホライゾンはMBOするところに漕ぎ着けるが、政府のルネッサンス機構によってどんでん返しを喰らう!下巻へ。

Posted byブクログ

2023/09/17

ストーリーと共に知らない単語を学ぶことが出来ます。 ただ、有能で魅力的な鷲津のここまでモテる描写が必要なのかと感じました。 「生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、」

Posted byブクログ

2022/08/20

会社は誰のものか、ということを考えさせられるのと同時に大企業の論理、右肩上がりの時と低成長期のリーダーの在り方、振る舞い方、それを観察し、そのリーダーに付いていくか否かを判断しようとする取り巻き達の表情まで見えそうである。 誰にどのように会社を売るのか。下巻も楽しみたい。

Posted byブクログ

2022/03/31

第一弾から数年後の話。 第一弾の主要人物、アランの死からストーリーが始まる。 相変わらず読みやすいストーリーだが、 第一弾と比べ鷲津の悩む心理描写が細かく描かれ、 人間味がかかれている。 下巻も楽しみ。

Posted byブクログ

2020/09/08

9月-6。3.5点。 ハゲタカ第二弾。一年放浪していた鷲津、後任社長のアランが謎の自殺。取りかかっていたのは鈴紡という繊維・化粧品会社の案件。 モデルとなる会社がわかりやすいため、ストーリーがすっと入る。 相変わらずの丁々発止が面白く、スピード有り。下巻も楽しみ。

Posted byブクログ

2022/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鷲津がヒーローかヒールか?芝野とは敵対なのか?良いライバルなのか?読みながら様々な人間模様が見てとれる。 飯島の嫌な部分が強調されつつあり、それに巻き込まれる芝野が今後どうなっていくのか楽しみだ

Posted byブクログ

2019/07/21

前半は鷲津と芝野,それぞれの人間的側面を中心に進む.各々の自問は読む側としても考えさせられるところ.一方ビジネスでは再び大型企業の窮地に焦点.新たなファンドが現れたり,身内にも不穏な動きが見えるなど,予断を許さない状況.正直,これだけ日本の中核をなすものにホライズンが深く関わって...

前半は鷲津と芝野,それぞれの人間的側面を中心に進む.各々の自問は読む側としても考えさせられるところ.一方ビジネスでは再び大型企業の窮地に焦点.新たなファンドが現れたり,身内にも不穏な動きが見えるなど,予断を許さない状況.正直,これだけ日本の中核をなすものにホライズンが深く関わってしまったとあっては,ホライズンの存在自体に対する政財界の警戒は尋常でないはずで,それによって現実とは違う流れになっていくのではとも思えるが,それでも現実世界で起きた企業の騒乱をモチーフにして話は進んでいる.鈴紡問題が大きなウェイトだが,ミカドホテルや,電機業界の話も今後どう発展してくるのか目が離せない.

Posted byブクログ

2018/07/15

1年振りに海外放浪から帰国した鷲津は、部下のアランの不可解な死を知らされる。 鷲津はアランが追いかけていた鈴紡を買収の標的に定めた。 一方、鈴紡は元銀行員 芝野を招聘し再生を図る。 その裏に芝野の元上司UTB銀行頭取 飯島の思惑が潜む。 いやぁ、内容が濃い! ミカドホテルの売...

1年振りに海外放浪から帰国した鷲津は、部下のアランの不可解な死を知らされる。 鷲津はアランが追いかけていた鈴紡を買収の標的に定めた。 一方、鈴紡は元銀行員 芝野を招聘し再生を図る。 その裏に芝野の元上司UTB銀行頭取 飯島の思惑が潜む。 いやぁ、内容が濃い! ミカドホテルの売却の話から、後半はほぼ鈴紡買収の話へ。 飯島の存在の大きさが、ここへ来て大変不気味。 後半に期待大! 難しいけど面白い本だなぁ。

Posted byブクログ

2018/06/17

「いつか日本を買収するー」。1年の海外放浪を経て、帰国した鷲津政彦が、まず標的に定めたのは、繊維業界の老舗「鈴紡」。一方、鈴紡は元銀行員の芝野健夫を招聘し買収防衛を図る。その裏に、かつての芝野の上司で、UTB銀行頭取、飯島の思惑があった。激烈な買収戦争で最後に笑うのは。

Posted byブクログ