1,800円以上の注文で送料無料

獣の奏者 外伝 刹那 の商品レビュー

4.1

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/14

この外伝が読めて本当に良かった 本編では語られなかったエリンとイアルの馴れ初めも嬉しかったし、エサル師の若い頃もよかった あの経験をしているからこそのエサル師の考え方があるんだなぁとしみじみ思う 1番嬉しかったのはソヨンとエリンの話 本編でのソヨンはエリンにだけじゃなくすべてのも...

この外伝が読めて本当に良かった 本編では語られなかったエリンとイアルの馴れ初めも嬉しかったし、エサル師の若い頃もよかった あの経験をしているからこそのエサル師の考え方があるんだなぁとしみじみ思う 1番嬉しかったのはソヨンとエリンの話 本編でのソヨンはエリンにだけじゃなくすべてのものに対して淡々としており、エリンに愛はあるんだけどどこか血が通っていないというか…冷めたイメージが拭えなかったのだけど、今回の短編を読んですごく嬉しくなった 私にとってこの話も外伝自体も〈余分な一滴〉ではなく、必要なものだった この外伝を読んだからこそ本編での違和感や理解できなかった心情なんかもスッと胸に入ってきたのでとても良かった

Posted byブクログ

2024/08/31

エリンとイアンの馴れ初めや、エリンの母ソヨンの若い頃の話など、本編で語られなかったエピソードが収められた1冊。 ファンには興味深い内容だが、ストーリーとしては特に驚きも感動もなかった。

Posted byブクログ

2024/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

完結編を読み終えた、エリンが死に、イアルが死ぬまで、家族で過ごした時間を語るジェシを読み終えたとき、どうにも外伝を読む気になれなかった。エリンとその周囲の人たちのその後の結末を知っているがために、生きていたころのエリンやイアル、エサルの物語を改めて読み直す気持ちになれなかった。意を決して外伝を読みはじめてもなお、やっぱり生きているエリンたちの物語を読んでいることの違和感はずっとあったように思う。そうした意味で、タイトルの「刹那」という言葉が、物語によく合って見えた。どの物語も登場人物たちの人生の中で見れば一瞬のような幸せな時間が描かれる。 一番印象に残ったのは、エサルのセリフだった。 たとえ病を癒しても、パミは礼を言わない。ーそれが獣ノ医術のいいところだ。自分がなんのために病を癒しているか、見誤らずにすむ。 病を癒すのは、獣に頼まれたからではない。自分がそうしたいから、やっているのだ。 病が癒え、痛みが消えたその姿を見たいから、やっているのだ。(p335) 『獣の奏者』に出てくる登場人物たち全員に共通した考え方だったように思う。獣ノ医術師にせよ、セ・ザンにせよ、ジェシが生まれてきたことにせよ、自分がなんのためにそれをするのか、登場人物たちが、それを見誤らない、あるいは、それを見つける物語だったのだと、この外伝を読んで、本編に対するイメージが変わった。 面白い。けど、本編を読んでから、時間を置いて読みたい本だった。

Posted byブクログ

2024/07/30

Amazonオーディブルにて読了 3.2 尊くてしんどいってやつかな。ほんまにちょっとしんどかったレベルでなんか理想の恋愛を見せつけられた気分。もし失恋時に読むならほんまにおすすめせん笑笑 こんな感じに理想を築けたら幸せなんやろうなと言う本 エサルに関してはイメージと異なってたの...

Amazonオーディブルにて読了 3.2 尊くてしんどいってやつかな。ほんまにちょっとしんどかったレベルでなんか理想の恋愛を見せつけられた気分。もし失恋時に読むならほんまにおすすめせん笑笑 こんな感じに理想を築けたら幸せなんやろうなと言う本 エサルに関してはイメージと異なってたのでうーんと言う気持ちもある

Posted byブクログ

2024/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

外伝なので本編のストーリーに影響を与えないエピソード集だが、ある意味とても濃い短編集だ。 「綿毛」 エリンの幼少時代。主人公は母ソヨン。本編ではあっという間に殺されて退場したので、ソヨンの物語をもっと読みたい読者へのプレゼントだろう。エリンに授乳するシーンなどがある。 「刹那」 いきなり、エリンの出産シーン。しかし主人公はイアル。難産で苦しんでる妻の脇で、二人のなりそめを思い出すイアル。初デートは祭りに出かけた。煮え切らない二人だったが、エリンが押しかけ女房的にイアルの家に入り、なし崩しに夫婦となる。こんなことを思い出してるうちに、エリンの難産はピークとなり、血まみれで苦悶しながら、ジュシを出産する。 「秘めごと」 主人公はエサル。学生時代、ジョウンたちとつるみながら、議論し、王獣に遭遇し、恩師にも出会い、次第に人生の道を見出していく。という物語になると思いきや、途中からエサル先生の若かりしころの恋愛小説となる。それもプラトニックでなく、肌を合わせて求め合うシーンまで。エサル先生のラブシーン、期待する読者っているのか? 「」

Posted byブクログ

2024/06/06

エリンの幼少期 エリンとイアルの恋の始まり ふたりが家族・親になる姿 エサル師の幼少期・切なく苦い恋 それぞれの時代のみんなの感情を知り、あの時彼ら彼女達はこんなことを想っていたのか…と、更に物語が深まる。 エサル師の学生時代はとても意外で、生々しくもあり、面白かった。

Posted byブクログ

2024/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物達の人生が詳しく温かく描かれていた 国の命運を背負う運命を負ったエリンと、夫のイアル、師のエサル… 皆激動の人生を歩んできて、辛いことも多かっただろうけど、それでも自分の人生を良かったと思い、刹那であってもその瞬間の幸せを大切にしている人達だと感じた 人の群れの中で生きていくことは苦労が多く簡単ではないけれど、彼らのように小さな幸せの欠片を拾い集め、周りの人や生きとし生けるもの全てに愛を注いで生きていきたいと思った

Posted byブクログ

2024/02/04

著者の小説「獣の奏者」の番外編です。本編では語られなかったサイドストーリーが語られています。それだけの魅力的なキャラクターがたくさん登場する物語であったからこその一冊となっていると思います。ぜひ本編を読んでから楽しんでいただければと。本編で主人公エリンの幼少期から母親になるまでの...

著者の小説「獣の奏者」の番外編です。本編では語られなかったサイドストーリーが語られています。それだけの魅力的なキャラクターがたくさん登場する物語であったからこその一冊となっていると思います。ぜひ本編を読んでから楽しんでいただければと。本編で主人公エリンの幼少期から母親になるまでの経験を胸に、そのときの周囲や本人のさらなる気持ちの複雑さや想いを感じ取ることができました。名残を楽しむように、惜しむように読ませていただきました。

Posted byブクログ

2024/02/04

ただのサイドストーリーかと思いきや、本の中の登場人物に更に血を通わせ人間味を表すような内容で、このシリーズにより深みを与えていると感じました。

Posted byブクログ

2024/01/16

パズルのピースのように、空白の11年を埋める役割を持ったサイドストーリー❗ 上橋 菜穂子さんのあとがきにあるように、人生の半ばを過ぎた人が読むと、非常に感慨深い作品となっています♫ 個人的には、エリンの同棲・結婚生活を描いた『刹那』よりも、若かりしエサルの切ない恋模様を描い...

パズルのピースのように、空白の11年を埋める役割を持ったサイドストーリー❗ 上橋 菜穂子さんのあとがきにあるように、人生の半ばを過ぎた人が読むと、非常に感慨深い作品となっています♫ 個人的には、エリンの同棲・結婚生活を描いた『刹那』よりも、若かりしエサルの切ない恋模様を描いた『秘め事』の方が、興味深く読むことができました❗男性キャラクターは、ユアンよりもジョウンの方が好きです♫ カバーデザインも非常に綺麗で、とても満足出来たシリーズ作品でした❗

Posted byブクログ