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獣の奏者 外伝 刹那 の商品レビュー

4.1

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/02/04

著者の小説「獣の奏者」の番外編です。本編では語られなかったサイドストーリーが語られています。それだけの魅力的なキャラクターがたくさん登場する物語であったからこその一冊となっていると思います。ぜひ本編を読んでから楽しんでいただければと。本編で主人公エリンの幼少期から母親になるまでの...

著者の小説「獣の奏者」の番外編です。本編では語られなかったサイドストーリーが語られています。それだけの魅力的なキャラクターがたくさん登場する物語であったからこその一冊となっていると思います。ぜひ本編を読んでから楽しんでいただければと。本編で主人公エリンの幼少期から母親になるまでの経験を胸に、そのときの周囲や本人のさらなる気持ちの複雑さや想いを感じ取ることができました。名残を楽しむように、惜しむように読ませていただきました。

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2024/02/04

ただのサイドストーリーかと思いきや、本の中の登場人物に更に血を通わせ人間味を表すような内容で、このシリーズにより深みを与えていると感じました。

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2024/01/16

パズルのピースのように、空白の11年を埋める役割を持ったサイドストーリー❗ 上橋 菜穂子さんのあとがきにあるように、人生の半ばを過ぎた人が読むと、非常に感慨深い作品となっています♫ 個人的には、エリンの同棲・結婚生活を描いた『刹那』よりも、若かりしエサルの切ない恋模様を描い...

パズルのピースのように、空白の11年を埋める役割を持ったサイドストーリー❗ 上橋 菜穂子さんのあとがきにあるように、人生の半ばを過ぎた人が読むと、非常に感慨深い作品となっています♫ 個人的には、エリンの同棲・結婚生活を描いた『刹那』よりも、若かりしエサルの切ない恋模様を描いた『秘め事』の方が、興味深く読むことができました❗男性キャラクターは、ユアンよりもジョウンの方が好きです♫ カバーデザインも非常に綺麗で、とても満足出来たシリーズ作品でした❗

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2023/10/09

次の世代へ繋ぐ気持ち。 受け取られる想い。 そうやって続いていく事が、私にも出来ると良い…そういう気持ちで読みました。

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2023/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

獣の奏者の番外編。 本編がとてもよかったので、こちらも期待して読みました。続編ではなく全て本編の途中もしくは過去のお話。 本編では突然エリンとイアルが夫婦になっていたので、馴れ初めがわかって嬉しい。本編を読んでいる時に、少しでもいいから馴れ初めがあってもいいのに、と思いましたが、あとがきに「恋愛要素は本編の邪魔になる。」というようなことが書かれていて、それもそうかなぁと納得。外伝を書く前、本編を書いている時から著者の頭の中にはそれぞれの登場人物の細かいエピソードも浮かんでいたそうで、それもすごいなぁと思いました。 獣の奏者全巻読み終わってしまい寂しい。

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2023/05/24

「獣の奏者」を読んだのは何年も前のことになります。 前作を再読してからにしようかとも思いましたが、 audibleで聴き始めると あっという間にエリンたちの世界に舞い降りたような気分になりました。 懐かしかった。 エリンを取り巻く人たちの 柔らかなひと時に触れられて本当によかった...

「獣の奏者」を読んだのは何年も前のことになります。 前作を再読してからにしようかとも思いましたが、 audibleで聴き始めると あっという間にエリンたちの世界に舞い降りたような気分になりました。 懐かしかった。 エリンを取り巻く人たちの 柔らかなひと時に触れられて本当によかった。

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2023/04/10

エリンとイアルの馴れ初め エサル氏の恋の話 などなど、外伝ならではの話が楽しい。 エサル氏の話の結びが好き。 色んなものを胸に抱いて、何事もなかったかのような顔をして過ごす。うーん、みんなきっとそうなのだよなぁ。 本当に魅力的で心に残る大長編でした。

Posted byブクログ

2023/04/07

メインストーリーで描かれなかった裏側。それがこの巻では描かれています。なぜメインストーリーとして描かれなかったのかは、上橋さんのあとがきに書かれています。それを読んで、深いなー、と思いました。 物語を読むと、それぞれのキャラの個性がより際立つ印象でした。良かったです。

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2023/03/30

「獣の奏者」のストーリーは「獣」をめぐってストーリー展開がなされていく。 そこには、いろんな人たちの思いがあるのだが、「獣」とは関係ない部分はあえて書かれていない。 それを書くとボケてしまうからとか。 が、この「外伝」は主人公以外のストーリーが書かれている。 エリンの夫や、エリ...

「獣の奏者」のストーリーは「獣」をめぐってストーリー展開がなされていく。 そこには、いろんな人たちの思いがあるのだが、「獣」とは関係ない部分はあえて書かれていない。 それを書くとボケてしまうからとか。 が、この「外伝」は主人公以外のストーリーが書かれている。 エリンの夫や、エリンの指導者の物語など。 「獣の奏者」を読んだ方には、ここまで読むことをお勧めする。 切ない話が多いけどね。 あー、面白かった。

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2023/03/27

上橋菜穂子先生、ここまでの物語をこの世に生み出してくれて、ありがとうございます(感涙) エリンの亡き母、ソヨンの想いが初めて文章として表された「綿毛」から始まるこの外伝は、全てが今までの物語の核となる部分ではない。 けれどこの「獣の奏者」の世界で生きる人々にとって当たり前にそこ...

上橋菜穂子先生、ここまでの物語をこの世に生み出してくれて、ありがとうございます(感涙) エリンの亡き母、ソヨンの想いが初めて文章として表された「綿毛」から始まるこの外伝は、全てが今までの物語の核となる部分ではない。 けれどこの「獣の奏者」の世界で生きる人々にとって当たり前にそこにある思い出達を、 上橋菜穂子先生が特別に覗かせて下さったような嬉しさを初めに感じた。 今までの世界を読み進め、エリンと共に冒険をした読者に頂けたご褒美として、これ以上にいいものはないと思える。 特に、「刹那」と「秘め事」で新たなエリンとエサル師の一面を知り、今まで感じることのなかった対極をなす2人の立場と生き方に、この2人の出会いは必然であったのだと強く確信した。 改めて、獣の奏者の世界に生きる人々の〝生〟を感じる事ができる一冊だった。

Posted byブクログ