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糖尿病とウジ虫治療 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2022/03/25

糖尿病で足の切断にいたる話を耳にする。 糖尿病の合併症である神経障害や血管障害などは足の壊疽を引き起こすからである。この壊疽に対する画期的な治療法がウジ虫の活用。 ウジ虫の効能に気がついたのはジョン・ホプキンス大の若き外科医、第一次世界大戦の戦場でこれを発見した。 7日間もの間...

糖尿病で足の切断にいたる話を耳にする。 糖尿病の合併症である神経障害や血管障害などは足の壊疽を引き起こすからである。この壊疽に対する画期的な治療法がウジ虫の活用。 ウジ虫の効能に気がついたのはジョン・ホプキンス大の若き外科医、第一次世界大戦の戦場でこれを発見した。 7日間もの間、風雨にさらされ食事も充分でない、骨が見えるほどの損傷がある重体の負傷兵に感染症の症状がないことに気がつく。患部をめくると大量のウジ虫が。 ウジ虫には、 1)腐敗箇所を取り除く、 2)細菌感染を抑える、 3)傷の治癒速度を早める、 の3つ力があると言う。 2)と3)まで備わっているのは驚きで、そのカラクリの説明も。 そもそもハエという生物の凄さにもびっくり、飛翔能力、繁殖力、嗅覚はピカ一の生き物であった。知的好奇心をくすぐりまくりの良書。 <その他の書籍紹介> https://jtaniguchi.com/tag/%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b/

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2014/05/22

最初,何このトンデモ代替医療?と思ってしまったけど,どうやら実績ちゃんとあるらしい。無菌化した蛆虫に壊死組織を食ってもらって創傷(皮膚潰瘍)を治すという治療法の紹介。蛆虫には何と抗菌作用もあるらしい。湿潤療法然り,最近の創傷治療はだいぶ変わってきてるのかな。 糖尿病性潰瘍なんかで...

最初,何このトンデモ代替医療?と思ってしまったけど,どうやら実績ちゃんとあるらしい。無菌化した蛆虫に壊死組織を食ってもらって創傷(皮膚潰瘍)を治すという治療法の紹介。蛆虫には何と抗菌作用もあるらしい。湿潤療法然り,最近の創傷治療はだいぶ変わってきてるのかな。 糖尿病性潰瘍なんかで下肢切断を免れた例もあるとか。まだ自由診療だけど,そのうち保険が認められたりするのかな。

Posted byブクログ

2014/03/17

皮膚潰瘍部に無菌性ウジ虫を閉じ込めると、腐ったところをなくし、細菌感染をおさえ、傷を治す速度を速める。下肢切断から救える。 最近は、ウジもあまり見られなくなって、不潔・腐敗・汚染、といったイメージもなくなってきていますから、受け容れやすいんじゃないでしょうか。カワイイと言う話も...

皮膚潰瘍部に無菌性ウジ虫を閉じ込めると、腐ったところをなくし、細菌感染をおさえ、傷を治す速度を速める。下肢切断から救える。 最近は、ウジもあまり見られなくなって、不潔・腐敗・汚染、といったイメージもなくなってきていますから、受け容れやすいんじゃないでしょうか。カワイイと言う話も聞きます。

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