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人類が絶滅する6のシナリオ の商品レビュー

3.3

11件のお客様レビュー

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2022/03/05

ノン・フィクションだから、偏っていたとしても説得力が段違い ウィルス、大量絶滅、気候変動、生態系、バイオテロ、コンピューター等の起こり得る危機を論じている。どれも確率的には低いものの、ゼロではないから怖い。地球温暖化対策って本当に必要なのかどうかに懐疑的な私も少しは怖いかな。

Posted byブクログ

2020/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人類が絶滅へといたるシナリオを6つ紹介している本。 最初の仮説は、スーパーウィルスによるもの。 新型コロナウィルスが世界に感染拡大している現実にとても近いシナリオだ。本書では新種の鳥インフルエンザが感染拡大した世界を見せてくれる。14世紀に流行したペストや1918年に流行したスペイン風と同様の致死率の高いウィルスが現在に流行した場合、20億人の人類が命を落とすという試算もあるそうだ。 2つ目の仮説は、大量絶滅。 地球が誕生して以来、何度か(5〜6回)生命大絶滅を繰り返している。地球が一面氷で覆われるスノーボール・アースとなったり、隕石が地上に衝突したりして、当時の生き物の殆どが絶滅している。再び大量絶滅するような事象がおきるかもしれない。 3つ目の仮説は、突然起こる気候変動 様々な要因から、気候は日々変わるものだが、それがある些細な変化がとてつもないエネルギーを伴う気候変化を生み出すかもしれない。巨大なハリケーン・台風の発生や海水温度の急激な上昇等による変化が私達が生きていくことができないくらいのものになる可能性もある。 4つ目の仮説は、生態系の均衡が大きく崩れた場合 5つ目の仮説は、バイオテロ 6つ目の仮説は、暴走するコンピュータ マルウェアというコンピュータウィルスがどんなことができてしまうのか、本書を読むと腰を抜かす。そのウィルスは、ある国の厳重に警備されている施設の中にある、特殊な装置に搭載されているモーターの回転数をほんの少し変えてしまったというのである。ネットワークをひっそりと渡り歩き、いかなるセキュリティソフトにも気づかれず、その施設に勤務する人のPCにたどり着き、その施設にあるハードウェアのソフトに入り込み目的を達成したというのだ。回転数が変わることで、事故が発生、破壊に成功したとのこと。 他にも人類が滅亡するシナリオはあるかもしれない。つまり、私達人類が未来永劫繁栄を続けられるという考えは、改めたほうがいいのだろう。科学技術の負の一面も見つめる視点を教えてくれる。

Posted byブクログ

2019/08/12

タイトルに惹かれたが、内容はSFではなく、リアルな問題を取り扱っていた。 第1章 世界を滅ぼすスーパーウイルス 第2章 繰り返される大量絶滅 第3章 突然起こり得る気候変動 第4章 生態系の危うい均衡 第5章 迫りくるバイオテロリズム 第6章 暴走するコンピュータ 終わりに---...

タイトルに惹かれたが、内容はSFではなく、リアルな問題を取り扱っていた。 第1章 世界を滅ぼすスーパーウイルス 第2章 繰り返される大量絶滅 第3章 突然起こり得る気候変動 第4章 生態系の危うい均衡 第5章 迫りくるバイオテロリズム 第6章 暴走するコンピュータ 終わりに----創意工夫のみが人類を救う

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2018/08/19

ハリウッド的世紀末論かと思いきや、理路整然と徹底的に事実を並べ、いかにもあるあるな現実感が不気味だった。こうしたことも想定内にしないと東電の二の舞になるのだろう。 事実が悲観的なだけに感想も悲観的になってしまうが、特に気候変動は人類だけの問題では済まされないから、ティッピングポイ...

ハリウッド的世紀末論かと思いきや、理路整然と徹底的に事実を並べ、いかにもあるあるな現実感が不気味だった。こうしたことも想定内にしないと東電の二の舞になるのだろう。 事実が悲観的なだけに感想も悲観的になってしまうが、特に気候変動は人類だけの問題では済まされないから、ティッピングポイントを過ぎているのかとても心配。仮に人類が絶滅したとしても自業自得で当然の報いだが、その他無数の生命を巻き込むことになるのが悲しく恐ろしく申し訳ない。

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2016/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2013年刊。著者は「Scientific American」編集長。  人類絶滅というタイトルだが、例えば、小惑星衝突による核の冬・太陽巨大フレアによる電離層破壊・ブルームテクトニクスによる全地球規模火山活動といった純然たる自然現象でなく、例えば、地球温暖化(による帰結は種々。超高温高圧の金星化・モザイク的な環境激変・全地球凍結の如き寒冷化)や、細菌兵器・サイバーテロ・環境操作に伴う変異微生物やウイルスの発生と拡散、ネットワークシステムの破壊、農産物などの遺伝子改変・乱獲による生態系破壊という人為的要素の強い事象を解説する。  そもそも、地球温暖化とは語義による誤解を招きそうなネーミングであることに遅まきながら気づかされる。問題の根源は、いわゆる温室効果ガスの大気中での割合増加に伴う、全世界規模の環境激変と、閾値突破による不可逆性にあるのだ。  また、環境問題に関しては2000年代のオーストラリアが注目すべき地域という点もフックを賭けておくべき事象だろう。  一方で、主題とはあまり関係がないが、人間が超雑食(捕食生物が概ね6種類の生物を食する中、人間は47種類でヒトデの41種類を超える)で、食物網を構成する中でプランクトン並に影響度が大きい(距離1,82。平均は2,32)。  この生態系の議論に関し、食性に関する相互関係は、ピラミッド型の食物連鎖ではなく、網の目状の食物網とした方が納得感が得られやすく、実情にもそぐうというのは言い得て妙である。

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2016/12/01

難しい本だった。 上下2冊分の分量であった。 世界が滅びる可能性として ウィルス 大量絶滅 気候変動 生態系の変化 バイオテロ コンピュータウィルス いまこっぷづれすれかもしれないし、まだ余裕があるかもしれない。 それは、だれにも分からない。

Posted byブクログ

2015/10/10

これは単なるSF、また、恐怖を煽るだけの本ではない。 どれも現実に起こりうる可能性が極めて高いものだ。 人類はこのままいけば絶滅する。 地球が誕生してから幾度も繰り返されてきたように、淘汰は必ず起こる。 だが、それを我々自身の手で早めることはない。 何が危険なのか、何をすればいい...

これは単なるSF、また、恐怖を煽るだけの本ではない。 どれも現実に起こりうる可能性が極めて高いものだ。 人類はこのままいけば絶滅する。 地球が誕生してから幾度も繰り返されてきたように、淘汰は必ず起こる。 だが、それを我々自身の手で早めることはない。 何が危険なのか、何をすればいいのか、何をしてはいけないのか。 見えない恐怖に怯えるのではなく、今まであえて見ていなかった恐怖と対峙してみよう。 また今年もインフルエンザの季節がやってくる。 毎年打つおかげなのか、運がいいだけなのかわからないが、今まで私は一度も罹患したことはないし、子供もごく軽度で済んでいる。 ワクチンを打つ、打たないは任意接種であるし、それぞれの考え方がある。 けれども、今や国境などないに等しい。 人が動く速度も範囲もこれまでとは比べ物にならない。 もしそこで、キャリア(保有者)があちこちにばら撒いたら? 今や、「個人」は「個」とは言えない。 パンデミックの恐ろしさはまったく防げないものなのだろうか? 環境問題が叫ばれて久しい。 今は実は氷河期に入ろうとしているのだそうだが、私達の周囲では温暖化による異常気象が騒がれ、実感はない。 それでも、ある学者はこのまま異常な状態が進めば、地球が金星のようになるという驚きの予想を示している。 私たちは化石燃料に依存して生きている。 それが、氷を溶かし、水を蒸発させるような極端な変化を招くのだ。 そんなにすぐには変わらないでしょう? いや、考えてみてほしい。気候変動が我々が思い描いた通りにゆっくり進むという保証はないのだ。突然の大雨、連日の猛暑、一転して急激な冷え込み。 私たちもその急激な変化を見ている。 本書で示された内容は悲観的すぎるかもしれない。 大げさかもしれない。 だが、そういう予測もあるということを理解していれば、怪しげなものやことに対して自ら考え、判断することができる。 行動できる。 無知は恥ずかしいことではない。 恥ずかしく、また恐ろしいのは、それを知っていながら、学ぼうとせず、判断を他人任せにすることだ。 残念ながらすぐに生活は変えられないが、興味を持つことで、人類の滅亡は1日伸びるかもしれない。 いいことだとは限らないとしても。

Posted byブクログ

2014/05/25

絶滅すると言いながら、著者の説明でも絶滅しそうにないものも、いくつかありますが… 個人的には 第2章 繰り返される大量絶滅 第3章 突然起こり得る気候変動 第4章 生態系の危うい均衡 この3つは人為的にもそうでなくてもありうるかと思いました。

Posted byブクログ

2014/05/20

こういう理由で人類は滅亡するかもしれないよ、という6つの内容。ウイルス、大量絶滅、気候変動、生態系の変化、バイオテロ、コンピュータ。いくつかは、自然というたまたま成り立っていたバランスの崩れによるもので、いくつかは人為的なもの。そして自然のバランスは人為によっても崩れるということ...

こういう理由で人類は滅亡するかもしれないよ、という6つの内容。ウイルス、大量絶滅、気候変動、生態系の変化、バイオテロ、コンピュータ。いくつかは、自然というたまたま成り立っていたバランスの崩れによるもので、いくつかは人為的なもの。そして自然のバランスは人為によっても崩れるということ。人はもう自然に生きる生物ではない、という事実を突きつけられる。ただ、それぞれのシナリオは淡々と危なさを描いているものの、僕の知識で見ても、アレ?というところがある。ともあれ副作用を恐れずに科学技術で立ち向かうのだと。やっぱりそうなのか。副作用怖い。けど一日たりとも科学技術なしには生きられないのです。トホホ…。

Posted byブクログ

2014/02/02

科学の発展により人類が滅亡するシナリオが数種類 書かれてある。 そのシナリオに対抗するために、科学を放棄し 原始の世界に戻るのではなくさらに、科学を発展させ その対策をうつべきであるということ。 1.ウイルス 2.種の絶滅 3.気候変動とティッピングポイント 4.バイオテロ 5...

科学の発展により人類が滅亡するシナリオが数種類 書かれてある。 そのシナリオに対抗するために、科学を放棄し 原始の世界に戻るのではなくさらに、科学を発展させ その対策をうつべきであるということ。 1.ウイルス 2.種の絶滅 3.気候変動とティッピングポイント 4.バイオテロ 5.コンピュータテロ

Posted byブクログ