勉強法の科学 の商品レビュー
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◎記憶について; ・The Magical Number Seven, Plus or Minus Two: Some Limits on our Capacity for Processing Information http://psychclassics.yorku.ca/Miller/ ・チャンク化→とりあえず短期記憶の容量増やす;情報をコンパクトに集約するのもスキル ・貯蔵庫モデル;反復(リハーサル)→処理水準説;形態,音韻,意味 ・有意味化・構造化→理解して長期記憶に;接続的知識 ◆教える側と教わる側の基礎知識が違うと有効な接続知識を提供できなくなるのでは ◎問題スキーマ/行為スキーマ ・解決プロセス(fig.3-1) 言語知識;必要な情報の抽出→問題スキーマ;文の表象の関係づけ ・背景知識:トップダウン処理/ボトムアップ処理 ・固着 ◆解決プロセスや失敗の言語化と記録が大切かと ◎モチベーション ・測定(fig.4-2) ・価値*期待(←随伴性認知;結果期待/効力期待)→学習性無力感(かわいそうな犬) ・セルフハンディキャッピング ◆「やればできた」という快適ゾーンか
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●モチベーションについて ・モチベーションは内的/外的に分けられる。 ・内的要因の肝は、分かる、ということ。丸暗記ではなく、例えば、同じ事柄について、2つ以上の方法で説明できると身についたと言える。 ・外的要因では、努力の成果(得られる報酬の大きさと得られる確率の積)が肝。報酬の...
●モチベーションについて ・モチベーションは内的/外的に分けられる。 ・内的要因の肝は、分かる、ということ。丸暗記ではなく、例えば、同じ事柄について、2つ以上の方法で説明できると身についたと言える。 ・外的要因では、努力の成果(得られる報酬の大きさと得られる確率の積)が肝。報酬の観点で適切な課題を、確率の観点で適切な方法・手順、を設定しよう。 ●スキーマについて ・経験や知恵を、一つの有用なモノとして扱う概念を、スキーマと呼ぶ。ヒトは無数のスキーマを集めながら日々を送ります。しかし、学習毎に、自分の言葉で振り返り、内容を要約するなどして説明すると、より効果的・効率的にスキーマを身につけられます。
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p.79 問題を解きっぱなしにしない。×の理由、うまくいく理由をメモする。 p.104 日本語でも英語でも要約文を書く。辞書をひく前に単語の意味を推測する 本書は理論編。実践編は岩波ジュニア新書「勉強法が変わる本」
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それなりにまとまってて読みやすい。方法論より理論的な面が強いので、実践的な勉強法を知りたいのであればこの著者の『勉強法が変わる本』を読んだ方がいいかもしれない。もちろんこの本も十分役に立ちますが。
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認知心理学的視点に基づいて、勉強法を科学的に説明している本。 科学的理論と実際の勉強の場面等を結びつけて書いてあり、わかりやすい。 認知心理学の入門書の一つとしても最適であると思う。
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高校生向けの本並びに学習心理学について学ぶ導入の本として非常に読みやすいと感じた。ここから派生してより深く学ぶ端緒としていきたい。
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人に教えようとすることは、自分自身で、物事を深く理解すること。 改めて、自らの勉強法のまずさを考えさせられた高校生向けの優しい例示が分かりやすい著書でした。
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心理学の知見から,学習法について研究からまとめたもの。ごくごくこの分野の基本が書かれていると思います。実践編として『勉強法が変わる本』(岩波ジュニア新書)を読むといいでしょう。
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早口で言えるからって、数字がいっぱい覚えられるわけじゃないのかー。でも、時間をたくさんかけると、また覚えられる量が増えていくというのは面白いなと思った。 あと、結局チャンクで区切れれば、いっぱい覚えられるってのは、これまでの既有知識を持っているかどうかで、NHK,SBC,ABN...
早口で言えるからって、数字がいっぱい覚えられるわけじゃないのかー。でも、時間をたくさんかけると、また覚えられる量が増えていくというのは面白いなと思った。 あと、結局チャンクで区切れれば、いっぱい覚えられるってのは、これまでの既有知識を持っているかどうかで、NHK,SBC,ABNとかが、まとまりにできて覚えられるという話で、結局いっぱい知っていることが、覚えやすさに関係してくるんだ、知ってなきゃダメなんだ、ということが分かった。 けっこうおもしろいが、これは苫米地さんの本をたくさん読むことが頭を良くすることで、記憶力をあげることなんだ、っていう話と一緒だなと、感心した。
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勉強の仕方を心理学的に説いたもの。 主に高校生向け。 論理的に言うと…という感じだけど高校生が実際読んだら、どれほど説得力はあるかな…って感じ。 他にも同じ著者で関連本はあるので、読むのもいいかも。 個人的に卒論に使えた本だったかもしれないなー
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