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八方破れの家 の商品レビュー

3.1

12件のお客様レビュー

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2024/07/06

私たちはだれしも自分 自身の人生には葛藤を 望みません。 例えば自分自身の恋愛 の途に、 手強いライバルの横槍 を望むでしょうか。 一方で、小説に肝心な ものはなにかといえば、 その葛藤だと思います。 それも、多ければ多い ほどいい。 順調で平坦な物語では 退屈してしま...

私たちはだれしも自分 自身の人生には葛藤を 望みません。 例えば自分自身の恋愛 の途に、 手強いライバルの横槍 を望むでしょうか。 一方で、小説に肝心な ものはなにかといえば、 その葛藤だと思います。 それも、多ければ多い ほどいい。 順調で平坦な物語では 退屈してしまいます。 もしかしたら私たちの 人生には小説のごとく 読者がいて、 物語をおもしろくする ために、 誰かがわざわざ葛藤を 書きつけているのかも しれません。 そして、その誰かとは、 ストーリー・テラーは もしかしたら自分自身 かもしれない・・・ なんて妄想を膨らませ てる私。 我ながらお気楽者です (笑

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2016/05/07

主婦探偵ジェーン・シリーズの第13作。 親友の主婦ジェーンとシェリイ、子どもが大きくなってきたので、 結婚式コーディネータや庭造りと新しいことに挑戦続き。 今回は、内装業者。 うーん、内装業者の話はあまり面白くないし、 ジェーンは自分の書いている小説に夢中だし、 犯人をみつけ...

主婦探偵ジェーン・シリーズの第13作。 親友の主婦ジェーンとシェリイ、子どもが大きくなってきたので、 結婚式コーディネータや庭造りと新しいことに挑戦続き。 今回は、内装業者。 うーん、内装業者の話はあまり面白くないし、 ジェーンは自分の書いている小説に夢中だし、 犯人をみつけるのは偶然だし、 いまひとつ。

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2020/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主婦探偵ジェーンシリーズの第13作目です。 子どもたちが段々と成長し、女手だけで頑張ってきたジェーンも、そろそろ母親業も山は乗り越えて自分のために時間を使う時期に入りました。恋人メルとは安定しているものの、再婚という流れにはちょっとならなそうな感じ。 一家の中心としての多忙さから解放されて、逆に張り合いがない感じに悩んでいたジェーンに、親友シェリィから、風変わりな話が舞い込みます。曰く、ふたりの共通の知人がものすごいオンボロ屋敷…廃屋を修復して、フェミニスト運動の一環として女性たちに提供したい…らしい。ついてはシェリィとジェーンに内装をやって欲しいと。 かつては広壮で優雅だったその屋敷も、今はめちゃめちゃ。壊れているというより、悪いけど解体の対象になりそう。引き受けるかどうかはともかく屋敷に赴き、プランを練るふたりですが、正式に引き受ける前にまたしても事件が…。というお話です。 会話のテンポで読ませるこのシリーズ。前作の言葉遣いの荒い感じは落ち着き、幾分読みやすくなりました。久しぶりに、このシリーズらしい感じを受けてほぅっと肩から力が抜けました。殺人が連続して起きるわけではなく、小さなトラブルがちょこちょこと起こって、むしろそこに出てくる女性を書きたいのかな?という感じ。最後の謎が解け犯人が分かる場面も、ちょっと唐突で、出てくる人物の誰でもいいような感じ。 そもそも、素人の、主婦のふたりにリフォームの内装責任者を頼むという導入が、日本人の私には無理があるなあ、と感じられてしまって。アメリカではよくあるのかな?ミステリの面白さは犯人を推理することだけど、伏線が弱くて、人物はよく書けてるのに推理の楽しさは薄いかも。 長いシリーズなので、人物で読む感じでも楽しいのでこれは常連さん向きかな。どうでもいいことだけど、ジェーンとシェリィが食事するところ、外食が多くなりましたね。これもふたりの家庭内での状況が反映されてるみたいで、私はそっちが興味深かったです。

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2014/05/26

2014年5月26日読了。 ★2.5 以前は大好きだったシリーズなのに、読んでいてもちっとも面白くない。 ああ、やっぱり浅羽さんの、品があり時にクスリとさせてくれる軽快な訳文が懐かしい。

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2014/02/06

顔見知りの女性から古い屋敷の改装に伴う内装設計を頼まれたジェーンとシェリイ。 しかし渡された契約書も設計図もいい加減で先行きは不安になるばかり。 ついには工事請負人の死体を見つけてしまい…。 主婦探偵シリーズ13作目。 まず気になったのは内容よりも訳文の酷さ。 直訳?と思うよう...

顔見知りの女性から古い屋敷の改装に伴う内装設計を頼まれたジェーンとシェリイ。 しかし渡された契約書も設計図もいい加減で先行きは不安になるばかり。 ついには工事請負人の死体を見つけてしまい…。 主婦探偵シリーズ13作目。 まず気になったのは内容よりも訳文の酷さ。 直訳?と思うような不自然な言い回しや、苦笑する比喩(ふんどしを締め直すって翻訳もの的にどうなの?)。 何よりジェーンとシェリイの口調が乱雑でぶっきらぼうで、普通の主婦って感じられない。 浅羽さんだったらこの語尾はこうだろうと脳内で変換しながら読んでたら、何だか泣けてきた。 ミステリ部分は一応伏線も貼ってあるんだけど、偶然に頼ってしまっていてスッキリとしない。 殺された工事請負人が単なる間抜けなのか計算尽くの野心家なのか描かれていないのが原因か。 あとこのシリーズの最初の頃の肝だった『男には分からない主婦ならではの着眼点で真相にたどり着く』描写が復活していて良かったけど、どうせならそれは事件解決そのものに関わっていてほしかった。 残り3作。 最終作の酷評は聞いているので、覚悟して読むよ…。

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2014/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ13作目 マイクは大学2年、ケイティは高校最後、トッドは9年生! そろそろ子育ても終盤。 そんなジェーンとシェリイにかつてルーム・マザーの女王だったビッツイが古いお屋敷の再建に手を貸してほしいと声をかけてきた。 内装担当ということで買い物したい放題とシェリイは乗り気だけれど。 子供の手が離れるって今は夢みたい、と思うけど、こうやってジェーンをみていると寂しいもの。 あのケイティに励まされてるし。 「金の問題じゃない。金をもらうだけの働きはみせるという、誇りと心意気の問題なんだ」と言うように、リフォームの仕事に出かけていく。 そんで「せめて警告してみるぐらいのことはしないと、あんたもあたしも二度と自分自身を褒められなくなる」なんて言ってまた事件に巻き込まれてる。 今回はメルともちゃんとラブラブでホッとした。

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2014/01/25

主婦探偵ジェーンのシリーズも13作目。 子供達も手がかからなくなり、手帳の予定が少ないのに気づいてちょっと寂しいジェーン。 隣家のシェリイは、長年のママ友で親友。 対照的な性格だけど、組めば強力な二人、ぽんぽん言い合う信頼関係が楽しい。 かってのPTA仲間のビッツィが、二人に仕...

主婦探偵ジェーンのシリーズも13作目。 子供達も手がかからなくなり、手帳の予定が少ないのに気づいてちょっと寂しいジェーン。 隣家のシェリイは、長年のママ友で親友。 対照的な性格だけど、組めば強力な二人、ぽんぽん言い合う信頼関係が楽しい。 かってのPTA仲間のビッツィが、二人に仕事を依頼してきます。 廃屋を改装して売り出すため、インテリアを担当してほしいというのです。 子供の手が離れたところなので、二人ともちゃんとした仕事をすることには興味があるんですね。 行ってみると、仕事を請け負うのは女性ばかりというフェミニストな現場。 それはともかく、計画書がかなりいい加減なのに不安を覚える二人でした。 大きな店舗に下見に出かけたジェーンは、自分がこの仕事にはまったく不向きなのを自覚することに。 しかも、現場では嫌がらせらしい事件が相次いで‥? ジェーンの恋人で刑事のメルは事件に首を突っ込むのをいつも止めていたのですが、ようやく二人の探偵能力を認めた様子。 ジェーンもまた、何年も前から書きかけていた小説を、書き進める決意をすることになります。 主婦の日常と事件のスリルが混ざり合い、相変わらずにぎやかな中に、少~しずつ、流れが変わっていくところも魅力です。

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2013/12/09

20131208 面白かったんだけど、メルの出番か少ないので、捜査のワクワク感が少な目。 なんていうか、情報や話題が少ない中で、これだけ引っ張って完成できるんだなと逆に思った。 容疑者たちの関係性や存在感が希薄なんだな。濃ければ、気にならない展開だったと思うのになんだか残念だなー...

20131208 面白かったんだけど、メルの出番か少ないので、捜査のワクワク感が少な目。 なんていうか、情報や話題が少ない中で、これだけ引っ張って完成できるんだなと逆に思った。 容疑者たちの関係性や存在感が希薄なんだな。濃ければ、気にならない展開だったと思うのになんだか残念だなー ジェーンの生活も安定しつつ進化しつつで、それは楽しめた。

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2013/12/02

主婦探偵ジェーン・シリーズ第13作。 荒廃した古い屋敷の修復を行っている知人に頼まれて、内装を請け負うことになったジェーンとシェリイ。ところが、工事関係者の死体を発見して……。 第1作から愛読しているこのシリーズなのに、どうしたの!?というくらいつまらなかった。ジェーンに覇気...

主婦探偵ジェーン・シリーズ第13作。 荒廃した古い屋敷の修復を行っている知人に頼まれて、内装を請け負うことになったジェーンとシェリイ。ところが、工事関係者の死体を発見して……。 第1作から愛読しているこのシリーズなのに、どうしたの!?というくらいつまらなかった。ジェーンに覇気がない、やたらシェリイとの会話が多い(その割にいつものウイットが感じられず)、登場人物の扱いが雑。

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2013/11/18

主婦探偵ジェーン・シリーズ13作目。一作目の「ゴミと罰」が1991年だから、もう20年以上ものお付き合いになるんですね。(#^.^#)事故で夫に突然逝かれ、小さな子供たちと共にどうなるかと思ったけど。. 一作ごとに殺人事件に巻き込まれるジェーンと主婦仲間のシェリィ。 なんて...

主婦探偵ジェーン・シリーズ13作目。一作目の「ゴミと罰」が1991年だから、もう20年以上ものお付き合いになるんですね。(#^.^#)事故で夫に突然逝かれ、小さな子供たちと共にどうなるかと思ったけど。. 一作ごとに殺人事件に巻き込まれるジェーンと主婦仲間のシェリィ。 なんて物騒な町なんでしょう、というのは野暮な話で、(#^.^#) だって、お話の中心は事件よりも、ジェーンの主婦や母としての日常生活なんだもの。 今回は、あの怒涛のような子育て(アメリカの主婦って、子どもの送り迎え当番とか、バザーとか、日本とはかなり違った忙しさに追われるんですね。)が一段落し、切ない思いにかられるジェーン。 かつてはぎっしり予定が描きこまれた手帖が、ここ三週間は、歯医者の予約と髪の生え際を染める予約のみだとため息をつくところがリアルで可笑しいというか、身につまされるというか。 で、お決まりの殺人事件が起こり、例によってそれはジェーンやシェリーにとってはイヤな奴なわけなのだけど、ずっと彼女たちの事件への介入を嫌がっていた刑事であり、ジェーンの恋人でもあるメルが、ようやく二人の“実力”を認め、三人四脚体制(#^.^#)になってきたのが痛快です。 ジェーンとシェリーは、殺人容疑者のリストを作りながらシワ取りクリームを試してみたり、ハム・サンドイッチの具の秘蔵のレシピを教えたり、そしてそれは事件解明と同じくらいの重みがあるところがファンには嬉しいところなんですよね。 三男のトッドがもしかしてかなり優秀かも!という嬉しいサプライズがあったり、何より、ずっと頓挫していたジェーンの“小説”がうまく書き進められそうだったり、と、心弾むエピソードがちりばめられ、正直、犯人が誰だったか、が読み終わった今でもはっきり頭に残っていないのだけど、それは二の次、三の次さ!(#^.^#)と許してしまえるところがまたいいです。(大汗) 次作はジェーンがいよいよ作家としての第一歩を踏み出します、と後書きにあったのですっごく楽しみです!

Posted byブクログ