つれづれ、北野坂探偵舎 の商品レビュー
神戸を舞台にした心霊探偵モノ。 ライトノベル風だけど、心理描写の綾は案外細かい。 望むらくはせっかくの神戸だから北野坂以外の地名もどんどん出して欲しかった。 乙仲通とか鯉川筋とか……。
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元編集者の佐々波と作家の雨坂。二人の探偵は物語を創るように議論しながら謎を解いていく。 ミステリだけど人は死なないし、幽霊出てくるけど怖くない。ハッピーエンドな結末を目指す優しい探偵物です。けれど、ただ優しいだけじゃなく少しスパイス効かせてます。続編に繋がるラストだったので、期待...
元編集者の佐々波と作家の雨坂。二人の探偵は物語を創るように議論しながら謎を解いていく。 ミステリだけど人は死なないし、幽霊出てくるけど怖くない。ハッピーエンドな結末を目指す優しい探偵物です。けれど、ただ優しいだけじゃなく少しスパイス効かせてます。続編に繋がるラストだったので、期待しちゃいます。 パスティーシュキャラが好き。紅茶とケーキでガールズトークがしたいなぁ。
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『心霊探偵八雲』のキャラを変えた感じ、の元編集者と小説家のミステリ。うーん、設定はいいんだけど心霊探偵ものにすると八雲と(ry
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短編かと思っていたら、全てが繋がっていたんですねぇ(^^;)なんだか凄く強引な推理だなぁ(--;)と思ったけれど、ストーリーテラーがハッピーエンドに導くためだと思えば、納得(^^)一冊目ではまだまだ謎の部分が多く、こんな感じの話です!という紹介本みたい(゜.゜)二冊目以降に期待!
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徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。 二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。 様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。 個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、 それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。 残された謎が明らかになること...
徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。 二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。 様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。 個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、 それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。 残された謎が明らかになることを期待して、次作も読みたい。
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私は文庫本が好きなので、あくまで文庫に限った話になるが、昨今ミステリーを名乗る本が書店の平台にあふれている、と思う。それも、割とライトな雰囲気(たとえば日常系とか)で、謎解き役はまあありとあらゆる年齢や職業の方々で。まるで2時間サスペンスドラマのようでもある。あそこではかなり前か...
私は文庫本が好きなので、あくまで文庫に限った話になるが、昨今ミステリーを名乗る本が書店の平台にあふれている、と思う。それも、割とライトな雰囲気(たとえば日常系とか)で、謎解き役はまあありとあらゆる年齢や職業の方々で。まるで2時間サスペンスドラマのようでもある。あそこではかなり前から、家政婦さんだのなんだのが探偵役に取り組んでいた。 で、この本の謎解きコンビは、作家と元編集者。帯にあるとおり「萌えるコンビ」であります。で、解く謎が「幽霊」ときたもんだ。これは、キャラ設定で読ませるタイプの作品だろう、と思ってしまったのは(自分的に)仕方がないと思う。 でも。それだけじゃなかったんだなあ・・・ いろいろ思うことはある。会話に時々イラッとするなあ、とか、登場人物の根っこがみんな似ているなあ、とか、伏線の主張が強いなあ、とか。 でもね。なんていうか。タイトルにもあるように、心理描写、なのかな。現象や行動や時間の経過による結果の裏側にある、登場人物の気持ちとそれを汲み取る側の人物の気持ちが。 とても繊細で、一生懸命で、やさしい。 読んでいても、ほっこりはしない。ただ、読み終わった後、小さな傷みたいに、ずっと気になる。雨坂さんの書く小説を、読めるものなら読んでみたいなと思います。彼の「傷」、私もたぶんそれをマイナスとは思えない。
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表紙が秀良子さんの絵だったので、ついつい買ってしまった一冊。 幽霊ミステリ。まだまだ続くみたい。漫画みたいな話だなーと思ったけど「それいる?」みたいな文章が結構多くて、読んでてちょっと退屈になったりした。会話文はこれまた漫画っぽいけどおもしろい。クスッとくる。 でもあんまり好きな...
表紙が秀良子さんの絵だったので、ついつい買ってしまった一冊。 幽霊ミステリ。まだまだ続くみたい。漫画みたいな話だなーと思ったけど「それいる?」みたいな文章が結構多くて、読んでてちょっと退屈になったりした。会話文はこれまた漫画っぽいけどおもしろい。クスッとくる。 でもあんまり好きな書き方じゃなかったかも。作者は自分に酔ってんだろうか、とか思ってしまう感じ。 うーん。彼らを自分の好きなキャラに当てはめて読んだら楽しめるかもしれません。
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2冊目を読んでからこちらを読みました。なんとなく、読みづらいような気がしたのは気のせいでしょうか。伏線がたくさんあり、続きが気になります。少し芝居がかった口調がくせになります、好きです。二人の物語にどんな結末が待っているのかたのしみです。
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舞台のイメージは西村珈琲でしょうか。神戸の喫茶店から始まる物語です。 ミステリっぽいファンタジーとでもいいますか、普通に幽霊も出てきますし、登場人物は基本的に善人、ほんわかにちょっとしんみりが入る、所謂「良い話」。ところどころに現実的な笑い(編集者ってすごい)が出てきて、その時だ...
舞台のイメージは西村珈琲でしょうか。神戸の喫茶店から始まる物語です。 ミステリっぽいファンタジーとでもいいますか、普通に幽霊も出てきますし、登場人物は基本的に善人、ほんわかにちょっとしんみりが入る、所謂「良い話」。ところどころに現実的な笑い(編集者ってすごい)が出てきて、その時だけ夢の世界から漫才の世界に突き落とされるような感覚になります。素直でまっすぐな10代に「そのまま大人になれると良いけどねぇ」と心配半分、やっかみ半分で呟いてしまう大人には少々眩しい世界です。 この作品の前によんだのが「目白台~」で、伏線の回収やら本当の解決やらが見られなかったり、怪奇現象(?)が出てきたりと、共通項が多い作品を立て続けに読むことになりました。こういうシリーズの進め方はティーン向け小説みたいで懐かしさを覚えます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
丁寧で無駄のないストーリー展開。これは、『サクラダリセット』の時から感じていた、河野裕先生ならではの巧さだと改めて思わされる。 見事です。面白い、の一言。
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